RUM(ランクアップマジック)とは、「遊☆戯☆王」シリーズに登場する特定のカードの総称である。
概要
初出はアニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」であり、属するカードは全て魔法カード。その名の通り、モンスターをランクアップさせる効果を持つのが特徴。作中に登場するエクシーズモンスターがその対象であり、ランクが上がるとステータスや効果が変わる。
ランクアップに関する詳細は「エクシーズ召喚」及び「カオスナンバーズ」の記事も参照。
ランクアップする場合、カオスの力による場合は「カオス・エクシーズ・チェンジ」、そうでない場合は「ランクアップ・エクシーズ・チェンジ」と呼ばれる。
アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」
ZEXALⅡの1話、バリアン七皇の一人であるギラグが出したのが初出。このとき出たのが「RUM-バリアンズ・フォース」というものであり、ギラグはたびたび洗脳した一般人にこのカードを渡し、主人公である遊馬へ刺客として差し向けていた。
その後、バリアンズ・ガーディアンを名乗る真月零が遊馬の味方となる形で登場し、遊馬に「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」というカードを渡した。このリミテッド・バリアンズ・フォースは遊馬によって数回使用された。
しかし、この真月零がバリアン七皇の一人、ベクターと同一人物であることが発覚し、ベクターの策略で遊馬とアストラルが窮地に陥ってしまう。だが、この危機を乗り越えた2人は、「リ・コントラクト・ユニバース」という能力でリミテッド・バリアンズ・フォースを「RUM-ヌメロン・フォース」というカードへと書き換えた(真の姿を現した)。
さらにアストラル世界のエリファスは、「RUM-アストラル・フォース」という、バリアン世界の力とは別のRUMを使用。一度に2つのランクを上げるなど、それまでのRUMよりもすぐれたランクアップを行っていた。
ここで、バリアン世界はアストラル世界から追放されたカオス(悪や憎しみ、自分のために生きる欲望の力。また、誰かを守ったり、誰かのために生きたいと願う心)であると説明され、その目的はアストラル世界のランクアップであるとされた。
その後も、人間の手で作られた「RUM-アージェント・カオス・フォース」、バリアン七皇が使用する「RUM-七皇の剣」など、新たなRUMが登場しており、RUMはZEXALⅡの主要なカードの一つとなっている。
漫画「遊☆戯☆王ゼアル」
漫画版では、アストラル由来の力として「RUM-シャイニング・フォース」が登場。また、名前にこそRUMとはないが、作中におけるランクアップ・マジックの1つとして、「ランクアップ・スパイダーウェブ」というカードも登場した。
アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」
ハートランド出身者の黒咲隼・ユート・天城カイトが使用するカードとして登場。CXやCNo.ではなく、それぞれが使用するカテゴリ専用のカードとして登場しており、RR・幻影騎士団・光波(サイファー)の中にも、RUMに関する効果を持つモンスターが存在する。
ゼアルに登場したRUMとの関連は不明。
OCG
カードのカテゴリとして、一部のNo.やRRとその関連カードが指定している。
おおまかに、ゼアルシリーズ出身のCX、CNo.関連のカードと、アーク・ファイブ出身のRR関連のカードに分けられる。現状のOCGに存在するRUMのサポートカードはRRとの関連性が強いものが多く、RRと共存しないRUMは少々サーチなどの手段に乏しいところがある。
各RUMの詳細
「RUM-バリアンズ・フォース」・「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」・「RUM-七皇の剣」・「RUM-千死蛮巧」・「RUM-クイック・カオス」はまとめて「RUM-バリアンズ・フォース」の記事で扱われているため、そちらを参照。
- アニメZEXAL登場分
- RUM-ダーク・フォース
- HRUM-アルティメット・フォース
- 漫画ZEXAL登場分
- アニメARC-V登場分
RUM-ヌメロン・フォース
「異次元の古戦場-サルガッソ」では、ZEXALⅡとなった遊馬とアストラルのリ・コントラクト・ユニバースによって、「RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース」は「RUM-ヌメロン・フォース」へと書き換えられた。
通常魔法
※「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第100話による
このカードを発動するターン、フィールド上に表側表示で存在する
このカード以外のカードの効果は無効化される。
自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体を選択して発動する。
選択したモンスターよりもランクが1つ高い「C」と名のついたモンスターエクシーズ1体を、
自分のエクストラデッキから、選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。
この効果でエクシーズ召喚したモンスターエクシーズは、
「戦闘では破壊されない効果」を無効にする。
このカードによって「No.39 希望皇ホープ」は「CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」へとランクアップされた。
その後はヌメロン・フォースの状態のまま遊馬のデッキに投入されており、ZEXALⅡにならずとも使用している。
OCG版
「JUDGMENT OF THE LIGHT」(2013年4月20日発売)でOCGに登場。
通常魔法
※「Vジャンプ」2013年5月号付録小冊子「遊☆戯☆王ZEXAL かっとブック」3ページによる
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い「CNo.」と名のついたモンスター1体を、
選択した自分のモンスターのモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとして
エクストラデッキから特殊召喚する。
その後、この効果で特殊召喚したモンスター以外のフィールド上に表側表示で存在する
カードの効果を全て無効にする。
効果無効のタイミングが変更されたほか、ランクアップ先が種族の同じ「CNo.」に限定された。戦闘破壊耐性を無効化する効果は削除された。
ほかのRUMに比べてランクアップ先の縛りが厳しいが、CXを使用しないのであれば「RUM-バリアンズ・フォース」とほぼ同じ条件でランクアップ可能。フィールドのカードの効果を無効にできるため、戦闘破壊耐性をはじめとする様々な効果を無効にできる。ランクアップさせたエクシーズモンスターの効果や攻撃を通しやすくなるだろう。
伏せカードやこのカードの効果適用以降に出されたカードまでは対応しないので、伏せカードには警戒したい。
熱血デュエル塾版
通常魔法
※公式サイト「熱血!デュエル塾」講義34による
(1):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと同じ種族でランクが1つ高い「CNo.」モンスター1体を、
対象のモンスターのモンスターの上に重ねてX召喚扱いとして
エクストラデッキから特殊召喚する。
その後、この効果で特殊召喚したモンスター以外のフィールドの表側表示の
カードの効果を全て無効にする。
ARC-Vの公式サイトで使用されている第9期の仕様バージョン。手直しされている為かアニメオリジナルカードの表記がある。
RUM-アストラル・フォース
アストラル世界のデュエルは全てがシャイニング・ドローであるという。不要なものを追放し、ランクアップだけを目指すアストラル世界の代表者エリファスは、シャイニング・ドローによって「RUM-アストラル・フォース」を創造した。
通常魔法
※公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」第21回による
自分フィールド上のランクが一番高いモンスターエクシーズ1体を選択して発動する。
選択したモンスターよりもランクが1つまたは2つ高いモンスターエクシーズ1体を、
自分のエクストラデッキから、選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。
自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、
このカードを自分の墓地から手札に加える事ができる。
この効果によって、毎ターン墓地から回収しながらモンスターをどんどんランクアップさせ、最終的にランク13の「NO13 エーテリック・アメン」へとたどり着いた。
その後、エリファスから遊馬とアストラルに託される(カードを託す場面は2つ存在するが、描写からするとVSドン・サウザンド戦の最中に託したのがこのカード)。そして、ナッシュとの最終決戦で登場。「No.39 希望皇ホープ」を「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」へとランクアップさせた。
アストラル世界がカオスを追放したという設定のためか、ランクアップ先に「C」が指定されていない。
OCG版
「LEGACY OF THE VALIANT」(2013年11月16日発売)でOCGに登場。
通常魔法
※「THE RARITY COLLECTION」収録のカード(TRC1-JP008)による
(1):自分フィールドのランクが一番高いXモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターと同じ種族・属性でランクが2つ高いモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分ドローフェイズのドロー前に発動できる。
墓地のこのカードを手札に加える。
この効果を発動するターン、通常のドローを行えず、
自分は「RUM-アストラル・フォース」の効果以外でモンスターを特殊召喚できない。
OCG化に際して種族と属性に縛りが付き、呼び出せるランクは2つ上のみになっている。
ランクアップ先が簡単に出せるモンスターであれば直接エクシーズ召喚すればよいので、せっかくなら高ランクのモンスターなどを狙いたいところ。縛りが厳しく扱いにくいカードではあるが、エクシーズモンスターが登場する限りは新たな使い道を見いだせる可能性があるので、今後の動向に期待できる。
ちなみに、アニメで登場したNOは種族がバラバラなので、OCG版のこのカードではランクアップできない。
RUM-アージェント・カオス・フォース
トロン一家の長男、Vが、バリアンとの戦いに備えて作り出したRUM。人類の切り札。
通常魔法
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第124話による
自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体を選択して発動する。
選択したモンスターよりランクが1つ高い「C」と名のついたモンスターエクシーズ1体を、
自分のエクストラデッキから、選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。
ちょうど、バリアンズ・フォースからランクアップ以外の効果を取り除いた効果になっている。
IVがナッシュと戦う直前、VからIVへと託された。
その後のナッシュとのデュエルで登場、墓地からの回収を繰り返し、ナンバーズを次々とランクアップさせた。
さらに、VとIIIがミザエルとデュエルした際にも登場。一度使った後、「リターン・ランク・アップ」による回収で合わせて2度発動された。
このカードでランクアップさせたモンスターは以下の通り(登場順)。
- 「No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー」→「CNo.15 ギミック・パペット-シリアルキラー」
- 「No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス」→「CNo.40 ギミック・パペット-デビルズ・ストリングス」
- 「No.88 ギミック・パペット-デステニー・レオ」→「CNo.88 ギミック・パペット-ディザスター・レオ」
- 「No.6 先史遺産-アトランタル」→「CNo.6 先史遺産-カオス・アトランタル」
- 「No.9 天蓋星ダイソン・スフィア」→「CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア」
アージェントは、urgentとつづると「緊急」の意になるが、argentの場合、紋章学における銀色を表す言葉になる。
イラストが紋章であるため、後者の意味であると思われる。人間世界の危機に際して作られた経緯を考えると、前者の意味も込められているのかもしれない。
OCG版
通常魔法
自分フィールド上のランク5以上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターよりランクが1つ高い「CNo.」または「CX」と名のついたモンスター1体を、
選択した自分のモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとして
エクストラデッキから特殊召喚する。
また、このカードが墓地に存在し、自分フィールド上にランク5以上の
エクシーズモンスターが特殊召喚された時、墓地のこのカードを手札に加える事ができる。
「RUM-アージェント・カオス・フォース」のこの効果はデュエル中に1度しか使用できない。
ランクアップ元はランク5以上に限定されたが、墓地から特定条件で回収できる効果がついた。アニメでこのカードによってランクアップされたモンスターのうち、この変更でランクアップ不能になったモンスターは存在しない。
通常のバリアンズ・フォースに比べてランクが限定されてしまうが、そもそもRUMで複数のランクを併用するのはエクストラデッキの制限から難しいので、高ランク主体ならばそう困ることはない。
また、種族が限定されていないのも利点で、高ランク主体のランクアップを行うならほかのRUMより優先できる。
また、墓地からの回収効果も備える。
ランクアップ元にするモンスターの特殊召喚に合わせてこのカードを回収することができ、1度限りではあるが素早いランクアップが行える。
このカードの専用サポートとして「マーシャリング・フィールド」が存在する。アニメにおける使用者たるトロンの3兄弟のデッキとの相性が良い。
WRUM-ホープ・フォース(未OCG)
ナンバーズを全て揃え、ヌメロン・コードを見つけ出したアストラルが使用するRUM。
通常魔法
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第144話による、一部推測
エクシーズ素材2つを持つ自分フィールド上の
「No.39 希望皇ホープ」1体を選択して発動できる。
選択したモンスターよりもランクが1つまたは2つ高いモンスターエクシーズ2体を
自分のエクストラデッキから特殊召喚できる。
その後、この効果で特殊召喚したモンスターエクシーズ2体の下に
選択したモンスターエクシーズのエクシーズ素材を1つずつ重ねてエクシーズ素材とする。
この効果で特殊召喚したモンスターは「No.39 希望皇ホープ」をランクアップして
エクシーズ召喚に成功した扱いとする。
VS遊馬戦で登場。
「CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー」と「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」を特殊召喚し、ホープの素材2つをそれぞれに分け与えた。
このカードによるランクアップは「ダブルランクアップ・エクシーズチェンジ」と表現される。
RUM-ダーク・フォース(未OCG)
速攻魔法
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第144話による、一部推測
自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体が戦闘によって相手モンスターを破壊した時、
そのモンスターエクシーズ1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、選択したモンスターよりもランクが1つ高い
モンスターエクシーズを自分のエクストラデッキから表側攻撃表示で特殊召喚できる。
さらに、選択したモンスターよりもランクが2つ高いモンスターエクシーズを
自分のエクストラデッキから表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果によって特殊召喚したモンスター2体の効果は無効化される。
また、この特殊召喚はエクシーズ召喚扱いとする。
VS遊馬戦で登場。
「No.39 希望皇ホープ」を墓地へ送り、「CNo.39 希望皇ホープレイV」と「No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース」をエクシーズ召喚した。しかし、効果を無効にするデメリットを突かれ、後にホープレイVを戦闘破壊されている。
れっきとしたRUMとあり、ランクの高いモンスターを出してはいるが、ほかのカードと異なりエクシーズチェンジ、オーバーレイ・ネットワークを再構築というようなランクアップの際に見られる特徴がない。
HRUM-アルティメット・フォース(未OCG)
通常魔法
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第146話による、一部推測
自分フィールド上の「ホープ」と名のついたモンスターエクシーズ1体を選択して発動する。
「No.」と名のついたランク10のモンスターエクシーズ1体を、自分のエクストラデッキから、
選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。
その後、このカードをこのカードの効果でエクシーズ召喚した
モンスターエクシーズの下に重ねてエクシーズ素材にする。
このカードで、「No.39 希望皇ホープ・ルーツ」を「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」へとランクアップさせた。
RUM-シャイニング・フォース(未OCG)
アストラルの力によって遊馬がディスティニー・ドローでドローしたカード。
通常魔法
※漫画版「遊☆戯☆王ゼアル」第42話の遊馬の台詞から
フィールドまたは墓地の「SNo.」をランクアップさせエクシーズ召喚を可能にする。
このカードによって、「SNo.39 希望皇ホープONE」を「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」へとランクアップさせた。
※本編でのテキストが空白なので遊馬の台詞を代用しています。
RUM-ラプターズ・フォース
速攻魔法
※公式サイト「熱血!デュエル塾」講義34による
(1):このターンに戦闘で破壊された自分のXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが1つ高い「RR」Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてエクストラデッキからX召喚する。
VS紫雲院素良で登場。
「RR-ライズ・ファルコン」が破壊されたターンに発動し、「RR-ブレイズ・ファルコン」へとランクアップさせた。
OCG版
「CLASH OF REBELLIONS」(2015年4月25日発売)でOCGに登場。
速攻魔法
(1):自分フィールドの「RR」Xモンスターが破壊され墓地へ送られたターン、
自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが1つ高い「RR」モンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
戦闘で破壊されたモンスターそのものを選ぶ必要はなくなり、戦闘以外の破壊にも対応したが、ランクアップ元は「RR」限定となった。
自分のフィールドで破壊された「RR」を復活させてランクアップする。相手ターンのランクアップを狙う場合、
「RUM-レヴォリューション・フォース」では自分モンスターを素材にできないため、このカードを使う意義もある。
しかし、「RUM-レヴォリューション・フォース」に比べ受動的で扱いにくいのがネックか。
破壊という不確実なものを利用してまでランクアップするほど相手ターンのランクアップに意義のあるRRはおらず、サクリファイス・エスケープにも使えない。レヴォリューション・フォースを投入し、ドローした自分ターンにさっさとランクアップしてしまったほうがよいだろう。
破壊されたXモンスター以外にRRのXモンスターがいる状況ならそちらを対象にしてもよいので、「RR-ライズ・ファルコン」や「RR-フォース・ストリクス」が破壊されたターンに、それ以前から墓地に送られていた「RR-ブレイズ・ファルコン」を特殊召喚し、「RR-レヴォリューション・ファルコン」へランクアップさせる・・・と言ったことも可能。
RUM-レヴォリューション・フォース
速攻魔法
※公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義9による
(1):相手フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールを得る。
その後、そのモンスターよりランクが1つ高い「RR」Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてエクストラデッキからX召喚する。
VS紫雲院素良で登場。
コントロールを奪われた「RR-ブレイズ・ファルコン」を対象に発動し、「RR-レヴォリューション・ファルコン」へとランクアップさせた。
公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義9でアニメ版テキスト(相手モンスターにしか使えない)のこのカードが紹介されているが、実例ではOCGのように自分モンスターに対して使用している。講義32で再び取り上げられた際には、さすがに黒咲が直々に解説しただけあって、正しく相手モンスターを奪ってランクアップしている。
OCG版
「CROSSOVER SOULS」(2015年2月14日発売)でOCGに登場。
速攻魔法
(1):発動ターンによって以下の効果を発動できる。
●自分ターン:自分フィールドの「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
ランクが1つ高い「RR」モンスター1体を、対象の自分のモンスターの上に重ねて
X召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
●相手ターン:相手フィールドのX素材の無いXモンスター1体を対象として発動できる。
そのXモンスターのコントロールを得る。
その後、ランクが1つ高い「RR」モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねて
X召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
ターンプレイヤーによって効果が変わるようになり、自分ターンは単純なランクアップ、相手ターンはアニメと似たようなコントロール奪取&ランクアップとなったが、素材がないという条件が追加されている。
自分ターンでランクアップし追撃するのもいいが、やはり目を惹くのは相手ターンで発動した場合の効果だろう。相手ターン、相手のエクシーズモンスターの効果発動にチェーンしてこのカードを発動することで、除去しつつ自分のランクアップを行うことができるが、その場合素材を全て使うタイミングでなければならない。
「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」「鳥銃士カステル」「No.101 S・H・Ark Knight」など、現在の環境には素材を2つ消費して効果を発揮するものが多いため、意外と発動の機会は多い。アークナイト以外は絶対に効果を空撃ちさせられるわけではないが、相手の狙いを大きく外すことができるだろう。
RUM-レイド・フォース
通常魔法
※公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義10による
(1):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが1つ高い「RR」Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてエクストラデッキからX召喚する。
(2):このカードを手札から墓地へ送り、
自分の墓地の「RUM」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分の手札に戻す。
VSデニス戦で登場。
自分フィールドの「RR-デビル・イーグル」を「RR-フォース・ストリクス」にランクアップさせ、直後に「RR-ネクロ・ヴァルチャー」によって回収されて再度発動。フォース・ストリクスを「RR-ブレイズ・ファルコン」へとランクアップさせた。
VSクロウ戦では(2)の効果を使用して、墓地の「RUM-スキップ・フォース」を手札に加えた。
OCG版
「DIMENSION OF CHAOS」(2015年7月18日発売)でOCGに登場。
通常魔法
(1):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが1つ高い「RR」モンスター1体を、
対象の自分のモンスターの上に重ねて
X召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):墓地のこのカードと手札の「RR」カード1枚を除外し、
「RUM-レイド・フォース」以外の
自分の墓地の「RUM」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
「RUM-レヴォリューション・フォース」とは違い、ランクアップ元に一切制限がないため、素材指定の重いRRをエクシーズ召喚せずとも、エクシーズ召喚しやすい適当なモンスターから容易にRRへのランクアップが狙える。
墓地からRUMを回収する効果を持つ。連続ランクアップを狙えるが、コストを要求することや、ほかのRUMとの併用が前提となることから少々扱いにくい効果。
また、通常魔法であるため「RR-トリビュート・レイニアス」の効果に対応していないのも難点。
RUM-デス・ダブル・フォース
速攻魔法
(1):戦闘で破壊された自分の墓地のXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターのランクの
倍のランクを持つ「RR」Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「RUM-ラプターズ・フォース」と似た効果だが、ランクアップ先が倍のランクになっている。
フレンドシップカップでの黒咲VSデニスで登場。
デニスのターン中に、破壊された「RR-デビル・イーグル」を対象に発動し、倍のランクを持つ「RR-レヴォリューション・ファルコン」へとランクアップさせた。
OCG版
「ブースターSP-ウィング・レイダーズ-」(2015年11月14日発売)でOCGに登場。
速攻魔法
(1):このターンに戦闘で破壊され自分の墓地へ送られた
「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターの倍のランクのXモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このターンに戦闘で破壊された「RR」モンスターと、ランクアップ元の条件が厳しくなっているが、その代わりにランクアップ先の条件が緩められている。
現状出せるランクの組み合わせは「3→6」「4→8」「5→10」「6→12」のいずれか。RRは特にランク4が多いので、ランク8のエクシーズモンスターを出しやすい。
主に相手ターンでは脆い「RR-フォース・ストリクス」「RR-ブレイズ・ファルコン」の対処へのカウンター、あるいはそれを匂わせる牽制で使うことになるが、発動条件が「このターン」であるため、戦闘を仕掛けて返り討ちにされたり、あるいは自爆特攻をしても発動可能。
RUM-ソウル・シェイブ・フォース
通常魔法
※公式サイト「超熱血!デュエル塾」講義26による
(1):LPを半分払い、自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが2つ高い「RR」Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このターンのエンドフェイズ、自分はこのカードの効果でX召喚扱いで
特殊召喚したモンスター1体の攻撃力分のダメージを受ける。
フレンドシップカップでの黒咲VSデニスで登場。
自分フィールドの「RR-レヴォリューション・ファルコン」を「RR-サテライト・キャノン・ファルコン」にランクアップさせた。
OCG版
「ブースターSP-ウィング・レイダーズ-」(2015年11月14日発売)でOCGに登場。
通常魔法
(1):LPを半分払い、自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクが2つ高いXモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
ライフコストと発動の対象に縛りこそあるが、ランクアップ先が2ランク上である事以外に一切制限がないため、エクシーズ召喚しやすい適当なRRから容易にRRも含めた様々なエクシーズモンスターへのランクアップが狙える。RRでは現状ランク5~8へのランクアップができる。
アニメ版にあったエンドフェイズに発生するダメージが無くなっており、強力なカードになっている。
通常魔法であるため「RR-トリビュート・レイニアス」の効果に対応していない。
しかし「SNo.0 ホープ・ゼアル」の手札コストに対応しており、またこのカードから「No.39 希望皇ビヨンドザ・ホープ」と「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」が出せるため、このカードを刺しておくとRRと希望皇ホープの混成がより現実的になる。
RUM-スキップ・フォース
通常魔法
※アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第82話による
(1):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが2つ高い「RR」Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
VSクロウ戦で登場。
「RR-レヴォリューション・ファルコン」を「RR-サテライト・キャノン・ファルコン」にランクアップさせた。直後に「RUM-レイド・フォース」の効果で回収されて再び発動、サテライト・キャノン・ファルコンを「RR-アルティメット・ファルコン」へとランクアップさせた。
OCG版
「SHINING VICTORIES」(2016年1月9日発売)でOCGに登場。
通常魔法
(1):自分フィールドの「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが2つ高い「RR」モンスター1体を、
対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):自分の墓地からこのカードと「RR」モンスター1体を除外し、
自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
RUM-幻影騎士団ラウンチ
通常魔法
(1):自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが1つ高いモンスター1体を、
対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):自分フィールドの「幻影騎士団」Xモンスターまたは「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」を対象としてこのカードの(1)の効果を適当した場合に発動できる。
このカードをこのカードの(1)の効果で特殊召喚したモンスターの下に重ねてX素材とする。
(3):自分スタンバイフェイズに、このカードの効果で特殊召喚したXモンスターが自分フィールドに存在する場合、そのXモンスター1体を対象として発動できる。
自分の墓地のこのカードを対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。※アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」第104話よる
遊矢VS謎の男戦で登場。
(1)の効果により自分フィールド上の「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」を「ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン」にランクアップさせ、(2)の効果によりダーク・リベオンと共にダーク・レクイエムのX素材となった。
(3)の効果はこのカードを発動したターンにデュエルが終了したため発動していない。
OCG版
速攻魔法
(1):自分・相手のメインフェイズに、
自分フィールドのX素材の無い闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターよりランクが1つ高い闇属性Xモンスター1体を、
対象のモンスターに重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚し、
このカードを下に重ねてX素材とする。
(2):自分メインフェイズ時に墓地のこのカードを除外し、
自分フィールドの闇属性Xモンスター1体を対象として発動できる。
手札の「幻影騎士団」モンスター1体を、そのモンスターの下に重ねてX素材とする。
アニメ版(1)の効果では素材もランクアップ先も指定されておらず、
アニメ版(2)の効果により特定のモンスターを素材にした場合、このカードを共にX素材にする効果であったが、
X素材の無い闇属性X専用のRUMで、ランクアップ元に関わらず共にX素材となる効果として調整された。
これに関しては、強力な汎用ランク4から「セイクリッド・プレアデス」や、
「サイバードラゴン・ノヴァ」からの「サイバードラゴン・インフィニティ」などの制圧力の高いXモンスターの召喚が可能となってしまうので妥当な調整といえるだろう。
X素材の無い事が前提となるため、即座に素材を使いきれるカードがランクアップ元に望ましいといえる。
手頃な所では、アニメでランクアップ元となったランク4の「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」の他に、
ランク4の「No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク」が1ターンでX素材を使いきれるので便利である。
ランクアップ先の闇属性のランク5には、「紅貴士-ヴァンパイア・ブラム」や「シャーク・フォートレス」など、
中々小粒なモンスターも存在する。このカードと共に登場予定の「ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン」も、
ダーク・リベリオンを素材とする事で強力な効果を発揮できるので専用の構築を組むのもよいだろう。
「RUM」カードだが、「幻影騎士団」「ファントム」カードでもあるため、
「幻影騎士団サイレントブーツ」や「幻影騎士団ダスティローブ」で手札に加えることができる、
現状唯一能動的にサーチすることのできるRUMである。
ただし速攻魔法なので【希望皇ホープ】に採用して、
「SNo.0 希望皇ホープ・ゼアル」や「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」を召喚することはできないので注意。
また速攻魔法のRUMなので「RR-トリビュート・レイニアス」の効果でもサーチが可能。
RRのXモンスターは全て闇属性なので【RR】では無理なく採用を検討できるだろう。
RUM-エスケープ・フォース(未OCG)
速攻魔法
(1):自分フィールドのXモンスターが攻撃対象に選択された場合、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃を無効にし、その対象のモンスターよりランクが1つ高いXモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから攻撃表示で特殊召喚する。※アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」より
VSカイト戦で登場。
ARC-V登場のRUMでは、珍しく特定のカテゴリに関連した効果がないのが特徴。
受動的な効果だが、ランクアップ先のモンスターの制約がないため、汎用性の高いランクアップができる。
RUM-光波昇華
通常魔法
(1):自分フィールドの「光波」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりランクが1つ高い「光波」モンスター1体を、
対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、
自分フィールドのレベル4以上のモンスターの数×500アップする。※アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」より
VSデニス戦で登場しており、漢字の読みは「サイファーアセンション」。
攻撃力強化の効果を持つが、他のモンスターを並べておく必要がある。
なお「光波」のエクシーズモンスターは、現時点で銀河眼の名前を持ったモンスターのみとなっている。
RUM-光波追撃(未OCG)
速攻魔法
(1):自分と相手のLPの差が2000以上ある場合、 自分フィールドの「光波」Xモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターよりランクが1つ高い「光波」モンスター1体を、 対象の自分のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターのその召喚成功時、 自分はX素材を使用するそのXモンスターの効果を発動できる。※アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」より
VS太陽の守護神戦で登場しており、漢字の読みは「サイファーパースィート」。
ライフポイントが発動条件に関わっている。
RUM-光波衝撃(未OCG)
速攻魔法
(1):自分フィールドの「光波」Xモンスター1体を対象として、
そのモンスターが戦闘を行うバトルフェイズにのみ発動できる。
そのモンスターはその戦闘では破壊されず、
このカードの発動時にフィールドに存在する全てのモンスターの効果はターン終了時まで無効化される。
対象のモンスターが戦闘を行うダメージ計算後、バトルフェイズを終了し、
対象のモンスターよりランクが1つ高い「光波」Xモンスター1体を、
対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。※アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」より
VSユーリ、ユーゴ戦で登場しており、漢字の読みは「サイファーショック」。
バトルフェイズが終わってからランクアップするという効果処理となっているため、ランクアップ後に攻撃という方法ができない。
RUM-埋葬されし幻影騎士団(未OCG)
通常魔法
(1):???※アニメ「遊☆戯☆王アーク・ファイブ」より カード名の表記は仮で、効果テキストは不明
零児との共闘によるVS零王戦で登場しており、漢字の読みは「ベアリアル・ファントムナイツ」。
現時点では、墓地の幻影騎士団エクシーズモンスターを蘇生し、そのモンスターを素材としてランクが2つ上のエクシーズモンスターをエクストラデッキからエクシーズ召喚し、さらにこのカードがそのエクシーズ召喚したエクシーズモンスターの素材になる、という効果となっている。
RUM以外のランクアップカード
ルール上はRUMではないが、ランクアップ効果を持つカード。
ここではアニメ・漫画に登場し、「ランクアップ」として扱われたものを対象とする。
以下に示す以外にも、「CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ」、「CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア」には、自分自身に下位のモンスターエクシーズからランクアップする効果が備わっていた。
カオス・フィールド(未OCG)
バリアンの力を自らのものにし、神(自称)となったNo.96が使用するフィールド魔法。
フィールド魔法
※「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第110話による
1ターンに1度、自分フィールド上の「CNo.」と名のついた
モンスターエクシーズのエクシーズ素材1つを取り除いて発動できる。
相手のエクストラデッキから「No.」と名のついたモンスターエクシーズ1体を
ランダムに選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、攻撃できない。
さらにこのモンスターは、このターンで以下の効果を発動しなかった場合に破壊される。
●このカードの効果で相手のエクストラデッキから特殊召喚した
モンスターエクシーズ1体を選択して発動する。
選択したモンスターよりもランクが1つ高い「C」と名のついたモンスターエクシーズ1体を、
自分のエクストラデッキから、選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。
エクストラデッキからランダムにナンバーズを特殊召喚という効果は、WDC決勝戦の遊馬VSトロン戦で使用された「スフィア・フィールド」の効果と類似する。
「CNo.96 ブラック・ストーム」の素材を取り除き、遊馬のエクストラデッキの「No.69 紋章神コート・オブ・アームズ」、「No.92 偽骸神龍 Heart-eartH Dragon」を奪ってランクアップさせた。
前後の描写や演出から見ると、このカードもバリアンの力によるランクアップと思われる。
昇華螺旋(アセンション・スパイラル)(未OCG)
通常罠
※「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第119話による
このターン破壊された自分の墓地のモンスターエクシーズ1体をゲームから除外する事で、
除外したモンスターエクシーズよりもランクが2つ高いモンスターエクシーズ1体を、
自分のエクストラデッキから召喚条件を無視して特殊召喚できる。
このカードによって、遊馬に破壊された「NO6 エーテリック・アポピス」を「NO8 エーテリック・セベク」へとランクアップさせた。
エリファスや遊馬の言動を見るに、このカードもランクアップを行うカードだが、ルール上エクシーズ召喚ではない。
アストラル・フォースと異なり、ランクを1つだけ上げることはできない。
ドン・サウザンドの玉座
ベクターが使用した永続魔法(自分自身に装備しているが、ルール上は装備魔法ではない)。
永続魔法
※アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第131話による
自分がダメージを受けたターンのエンドフェイズ時、
そのターンに受けたダメージの合計分、自分はライフポイントを回復する。
自分フィールド上のモンスターエクシーズが自分のライフポイントよりも
高い攻撃力を持つ相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
そのモンスターエクシーズ1体を選択して発動できる。
このカードを墓地へ送る事で、その相手モンスターの攻撃を無効にし、
このターンのエンドフェイズになる。
また、選択したモンスターよりもランクが1つ高い「C」と名のついたモンスターエクシーズ1体を、
自分のエクストラデッキから、選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。
その名の通り見た目は玉座。しかし、座って相手するのは失礼と判断したベクターはこのカードを自らに装備させ、ドン・サウザンドを思わせる外見となった。
ライフ回復効果を「No.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッター」と組み合わせることでドルベとメラグを苦しめた。
最終的に、効果を無効にされたNo.43が攻撃を受けた際にこのカードの効果を使用し、「CNo.43 魂魄傀儡鬼神カオス・マリオネッター」へとランクアップさせた。
OCG版
「PRIMAL ORIGIN」(2014年2月15日発売)でOCGに登場。
永続魔法
相手のエンドフェイズ時、自分はそのターンに
戦闘ダメージを受けた回数×500ライフポイント回復する。
また、自分フィールド上の「CNo.」以外の「No.」と名のついたモンスターが攻撃対象になった時、
このカードを墓地へ送る事でその攻撃を無効にする。
その後、その自分のモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターを、
そのモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「ドン・サウザンドの玉座」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
回復効果は戦闘ダメージを受けた回数に応じたものに変更、攻撃を無効にする効果から強制的にエンドフェイズにする効果はなくなったが、すぐにCNo.を出すことが可能となり、ランクの制限もなくなった。ただし、CXには非対応となってしまった。
前半の効果は回復量がかなり少ないため、あまり大きく役には立たない。後半の効果のおまけと割り切ったほうがいいだろう。
後半の効果も条件が受動的で、わざわざこのカードで狙うほどの価値があるかはあやしい。一応、「No.39 希望皇ホープ・ルーツ」からランク4・5のCNo.の希望皇ホープを出すのはほかのRUMにはできない芸当。
ランクアップ・スパイダーウェブ(未OCG)
漫画版において八雲興司が使用する永続魔法。テキストは明かされていないが、八雲の説明によると、フィールド上のモンスター・エクシーズのオーバーレイ・ユニットを1つ取り除くことで、ランクが1つ上のモンスター・エクシーズへとランクアップさせる効果を持つ。しかし、自分のターンにランクアップできないときに破壊されてしまうデメリットもある。
このカードによって、「No.70 デッドリー・シン」から「No.14 強欲のサラメーヤ」へ、さらに「No.21 氷結のレディ・ジャスティス」へとランクアップした。
作中ではこのカードのことを「ランクアップ・マジック」と呼んでいるが、カード名にRUMとは入っていない。
RUMに関する効果を持つカード
ここではルールとして「RUM」と名のついたカードに関する効果を持つカードを取り上げている。独立記事の存在するものはそちらを参照。
- ランクアップ・アドバンテージ
- NO13 エーテリック・アメン
- リターン・ランク・アップ
- サーフェース・ランクアップ
- 昇格の天地降札
- CNo.88 ギミック・パペット-ディザスター・レオ
- No.99 希望皇龍ホープドラグーン
- RR-トリビュート・レイニアス
- RR-ネクロ・ヴァルチャー
- ラプターズ・アルティメット・メイス
- SNo.0 ホープ・ゼアル
ランクアップ・アドバンテージ(未OCG)
永続魔法
※「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第119話による
「RUM」と名のついた魔法カードの効果でモンスターエクシーズの特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを1枚ドローできる。
「RUM」と名のついた魔法カードの効果で特殊召喚したモンスターエクシーズが
攻撃対象に選択した相手モンスターの効果は無効化される。
ランクアップによる、いわゆるカード・アドバンテージ(ハンド・アドバンテージ)の損失を補う効果と、ランクアップしたモンスターの戦闘をサポートする効果を持っている。
この効果によってエリファスは次々とシャイニング・ドローを決め、アストラル・フォースによって通常のドローを行えない分を補った。また、遊馬の「No.39 希望皇ホープ」の効果を無効化するなど、戦闘を有利に進めた。
リターン・ランク・アップ(未OCG)
通常魔法
※「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第128話による
自分の墓地から「RUM」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える。
RUM専用の回収カード。
これによって使用済みの「RUM-アージェント・カオス・フォース」を回収し、自身のナンバーズをランクアップさせた。
イラストでは「RUM-アージェント・カオス・フォース」が回収されている。
サーフェース・ランクアップ(未OCG)
速攻魔法
※「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第139話による
自分フィールド上の水属性モンスター1体が破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分のデッキから「RUM」と名のついた魔法カード1枚を手札に加える。
VSドン・サウザンド戦で登場。
「ボム・シャーク」が自身の効果で破壊されたことをトリガーに発動し、「RUM-七皇の剣」を手札に加えた。
イラストには「RUM-七皇の剣」が描かれている。
昇格の天地降札(未OCG)
通常魔法
※「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」第141話による
手札のモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
自分のデッキから「RUM」と名のついた魔法カード1枚を手札に加える。
VS遊馬戦で登場。
「キラー・ラブカ」を墓地へ送り、「RUM-七皇の剣」を手札に加えた。
RR-トリビュート・レイニアス
「Vジャンプ 2015年4月号」(2015年2月21日発売)で登場したモンスター。
効果モンスター
星4/闇属性/鳥銃族/ATK 1800/DEF 400
「RR-トリビュート・レイニアス」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンの自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「RR」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したターンの自分メインフェイズ2に発動できる。
デッキから「RUM」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「RR」モンスターしか特殊召喚できない。
特定のカード名ではなく、カテゴリとしてのRUMをサーチできる初のカード。
しかし、サーチ対象がRR専用の2枚と「RUM-クイック・カオス」しかなく、さらにRRしか特殊召喚できなくなるデメリットから、ほとんどRR専用のカードになっている。一応、あらかじめNo.をエクシーズ召喚したうえでこのカードでクイック・カオスをサーチ、セットしておけば、RR以外でも使えないことはない。
RR-ネクロ・ヴァルチャー
アニメARC-Vで黒咲が使用したレベル4、攻撃力1000の効果モンスター。テキストは不明だが、自身をリリースすることで墓地からRUMを手札に加える効果を持つ。
VSデニス戦で登場。
「RR-フォース・ストリクス」の効果で手札に加えられた直後に召喚、リリースされ、墓地の「RUM-レイド・フォース」を手札に加えた。
OCG版
「ブースターSP-ウィング・レイダーズ-」(2015年11月14日発売)で登場したモンスター。
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/ATK 1000/DEF 1600
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「RR」モンスター1体をリリースし、
自分の墓地の「RUM」魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は
「RUM」魔法カードの効果でしかモンスターをX召喚できない。
リリースは自身以外のRRでも良くなったが、効果発動後の特殊召喚にデメリットが付いた。
RUMを回収可能だが、その後はRUM以外でエクシーズ召喚できなくなるため、ランクアップ元を先に出しておく必要がある。RRにおけるRUMの回収手段としては「RUM-レイド・フォース」も存在する。こちらはモンスターなので「RR-フォース・ストリクス」などからサーチしやすいのが利点。フォース・ストリクスからサーチした場合、召喚権が残っていればこのカードを召喚して効果を使用し、フォース・ストリクスをランクアップさせることも可能。
自身以外をリリースすることも可能だが、このカードを残しておいてもあまりいいことはないので、特別な理由がなければこのカード自身をリリースするのがよい。
ラプターズ・アルティメット・メイス
装備魔法
「RR」モンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):装備モンスターが戦闘で破壊される場合に発動できる。
その戦闘で発生する装備モンスターのコントローラーへのダメージは0になる。
その後、自分はデッキから「RUM」魔法カード1枚を選んで手札に加える。
(アニメ版)
VSデニス戦で登場。
「RR-ブレイズ・ファルコン」に装備し、「Em影絵師シャドーメイカー」によって戦闘破壊される際に「RUM-レヴォリューション・フォース」をサーチした。
OCG版
「DIMENSION OF CHAOS」(2015年7月18日発売)でOCGに登場。
装備魔法
「RR」モンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):装備モンスターが、装備モンスターより攻撃力が高い
モンスターの攻撃対象に選択された時に発動できる。
デッキから「RUM」魔法カード1枚を手札に加え、
その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(OCG版)
サーチ効果は相手から攻撃を受けた際にしか使用できなくなった。条件が厳しい分、これまでのRUMサーチと異なり速攻魔法以外も手札に加えられる。
相手に攻撃してもらわなければサーチできないが、装備魔法である以上相手にはわかってしまうので、まともに攻撃してもらえない可能性が高い。
CX・CNo.一覧
2014年4月現在、日本語版OCGにおいて、CNo.またはCXと名のついたモンスターの一覧。ただし、「RUM-アストラル・フォース」は同種族・同属性でランクが2つ高いモンスターを指定しているため、以下の表のとおりにはランクアップできない。
「ドン・サウザンドの玉座」についても、必ずしも下表のとおりにはランクアップしない。
- バリアンズ・フォース:下表の全て
- リミテッド・バリアンズ・フォース:下表のランク5で、CNo.と名のついたモンスター
- ヌメロン・フォース:下表のCNo.
- アージェント・カオス・フォース:下表の6以上
- 七皇の剣:下表のCNo.101~CNo.107
- 千死蛮巧:下表の全て
- クイック・カオス:下表のCNo.で、同じ数字を持ちランクが1つ低いNo.が存在するもの
海外版も含めたリストや、ランクアップ元に使用可能なモンスターなどの詳細に関しては遊戯王カードWiki(外部リンク)に詳しい。
「ランク」はRUMの効果でエクシーズ召喚するエクシーズモンスターのランクを表す。基本的にこれより1つランクが低いモンスターにRUMを使ってこのリストのエクシーズモンスターを出すことになる。
「効果使用に必要な素材」は、「このカードが『……』をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。」というテキストを持つモンスターである場合に、その条件となる素材を表す。そのようなテキストを持たない場合、「(なし)」と表記している。
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