一見正しいように見えた今の攻撃、だがそれは、大いなる間違い!
罠発動!Sin Paradigm Shift!!
Sin トゥルース・ドラゴンとは、映画「遊戯王 ~超融合!時空を越えた絆~」に登場するモンスターである。
概要
遊戯、十代、遊星の前に立ちはだかる謎の決闘者、パラドックスの使用する、彼の切り札といえるモンスター。
罠カード「Sin Paradigm Shift」の効果によって特殊召喚される。大まかな効果は以下の通り。
「Sin パラドクス・ドラゴン」が「ブラック・マジシャン」に戦闘破壊されたことで「Sin Paradigm Shift」が発動。パラドックス自身を生け贄に特殊召喚された。このとき、「ラーの翼神竜」を思い出させるように、使用者とモンスターが一体化した。
パラドックスはさらに「Sin 青眼の白龍」と「Sin 真紅眼の黒竜」を特殊召喚。「ジャンク・ガードナー」や「スターダスト・ドラゴン」の妨害を受けながらも、このカードで「E・HERO ネオス」を戦闘破壊したことで効果を発動し、3人のフィールドのモンスターを全滅させた。
さらにパラドックスは「Sin Cross」で「Sin スターダスト・ドラゴン」を復活させ、ダイレクトアタックを仕掛ける。絶望的な状況の中、遊星の脳裏に「ゼロ・リバース」の記憶が浮かび、一時は諦めかけたが……。
破壊効果が発動するときは、黒い無数の針が相手フィールドに飛んでいく。「スターダスト・ドラゴン」の効果が発動した際は、この針が向きを変えてパラドックス側に飛んでいった。
Paradigm Shift(パラダイムシフト)は、思想や価値観が劇的に変化することを表す。パラドクス(Paradox,矛盾)がトゥルース(Truth,真実)に変化する、ということだろうか。
OCG版
「Vジャンプ 2010年6月号」(2010年4月21日発売)の付録カードとしてOCGに登場。
効果モンスター
※「Vジャンプ 2010年6月号」付録カード(VJMP-JP051)による
星12/闇属性/ドラゴン族/ATK 5000/DEF 5000
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「Sin トゥルース・ドラゴン」以外の
「Sin」と名のついたモンスターが戦闘またはカードの効果によって破壊された場合、
ライフポイントを半分払う事でのみこのカードを手札または墓地から特殊召喚できる。
「Sin」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
「Sin Paradigm Shift」を内蔵する形となり、対象となるSinは、このカードの登場当時に「Sin パラドクス・ドラゴン」がOCGに存在しないこともあって、「Sin トゥルース・ドラゴン」を除くSin全般となった。また、破壊効果は自身が戦闘破壊したとき限定で、表側表示のモンスターのみとなり、さらにダメージは削除された。加えて、ほかのSin同様、「Sin」は1体しか存在できないデメリットが付加された。
Sinと名のついたモンスターが破壊された時に特殊召喚できる。能動的に破壊する手段としては、「ブラック・ホール」、「激流葬」などがある。
また、自分で自分のフィールド魔法を上書きすると、Sinは自壊する(詳細は後述)。この自壊をトリガーにしてこのカードを特殊召喚することもできる。特殊召喚後は、既に新しいフィールド魔法が存在するため、自壊することもない。ただし、相手もフィールド魔法を使用していると思うようにいかなくなる。
「Sin World」以外のフィールド魔法が存在するときに「Sin パラドクス・ドラゴン」をシンクロ召喚し、自壊させるという手もある。
特殊召喚の効果は任意効果(~できる)だが、タイミングを逃さない。そのため、チェーン2以降で破壊されたり、「ソウルテイカー」などで破壊された場合にも発動できる。
ライフコストは半分と、決して低くはないが、具体的な数値を指定されていないため、どれだけライフが低くとも特殊召喚できる、ともとれる。また、ライフを大きく減らすことになるので、「巨大化」を装備して10000の攻撃力を得られる利点もある。ほかの多くのSinに見られる攻撃制限の効果も無いので、1ターン(1ショット)キルも狙えるだろう。
破壊効果は相手モンスターをほぼ全滅させることができる。ほかのモンスターと並べれば、ダイレクトアタックで大ダメージを与えられる。
また、ダメージステップに発動する都合上、「我が身を盾に」などで無効にできない。
サイバー・ダークデッキでは、「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」の装備用として採用できる。同じ5000の数値を持つ「F・G・D」や「究極竜騎士」に比べ、「終末の騎士」などで墓地へ送りやすい利点がある。
手札か墓地からしか特殊召喚できないので、「Sin World」、「おろかな埋葬」などで手札や墓地に用意しておきたい。
※参考:フィールド魔法を上書きする際の墓地へ送るタイミング
自分のフィールドゾーン(旧称:フィールドカードゾーン)にフィールド魔法がある状態で自分が新たなフィールド魔法を発動しようとする(通称:上書き、張り替え)場合、まずそのフィールド魔法を墓地へ送る必要がある。
このときの処理は、次の順で行われる。
このとき、1.と2.の間にはフィールド魔法が存在しないため、Sinや地縛神は自壊する。
ただし、相手フィールド上にもフィールド魔法がある場合、1.と2.の間にもフィールド魔法は存在するため、自壊しない。狙って自壊させたい場合はあらかじめ除去しておく必要がある。
マスタールール2まではフィールド魔法は全フィールド上で1枚のみであったため、どちらのフィールドにフィールド魔法があるかで処理の仕方が変わっていた。現行のマスタールール3では、お互いのフィールドに1枚ずつであるため、両者がフィールド魔法を発動する状況になっても上書きとはならない。
マスタールール2までは、自分で自分のフィールド魔法を上書きする場合は上記の処理とほぼ同様に、自分が相手のフィールド魔法を上書きする場合は、新しいフィールド魔法の効果適用が行われたあとで、古いフィールド魔法の破壊を行っていた。後者の場合、フィールド魔法が存在しないというタイミングはないため、Sinなどは自壊しない。
この処理から、相手にフィールド魔法を上書きされそうになっても、チェーンして「サイクロン」などを使って新しいほうを破壊すれば、古いほうの破壊を免れられるというテクニックも存在した。
また、Sinと直接の関連は薄いが、マスタールール3において、新たなフィールド魔法を発動、セットする際に、古いフィールド魔法は、「墓地へ送られる」扱いとなった。マスタールール2までと異なり、「破壊される」扱いではないため、一部のフィールド魔法に影響が出る。【Sin】デッキでも採用するフィールド魔法次第では影響があるので注意が必要(おもに「歯車街」)。
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関連項目
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