コノシュンカンヲマッテイタンダー!とは、「機動戦士ガンダム EXTREME VS.(以下EXVS)」におけるクロスボーンガンダムX1フルクロスからの死刑宣告 トビア・アロナクスのセリフの1つである。
この概要を待っていたんだ!
原作漫画「機動戦士クロスボーンガンダム 鋼鉄の7人」では、影のカリストが駆るMSコルニグスとの戦闘中に使用された台詞。一度敗北した強敵との再戦で、絶望的な劣勢から一転攻勢を仕掛けた際の印象的な台詞なのだが、当時のクロスボーンガンダムX1は後述のゲームのようにフルクロス(最終形態)ではなくパッチワーク(中間形態)であり、おまけにムラマサブラスター(ビーム刃を発する大剣)を用いた格闘戦の最中に言ったわけでもないけどこまけぇこたあいいんだよ!
一方、EXVSの定期アップデートによって解禁されたトビア・アロナクスが駆るクロスボーンガンダムX1フルクロス。解禁直後は「CS(ボタンを長押しして放す)で射撃、格闘それぞれの性能を一定時間強化(通称:解放)する時限強化機体」という特殊性から評価はあまり芳しくなかった。
が、すぐにとんでもない壊れ性能である事が判明する。
待っていろベルナデッド!今その詳細を説明する!
- 格闘CS
セーフティーカイジョ!イクゾォー!
コノシュンカンヲマッテイタンダー!
ムラマサブラスターの刀身からビーム刃が発生し、下記Nサブを含めた格闘能力とブースト性能(機動力)が大幅に強化されるほか神域の迎撃武装である横サブと、この機体唯一の駄目武装であるスカルヘッド・ナックルガードが解禁される。
特に主力になるN格闘(ジョイスティックを倒さずに格闘ボタン)は伸び・突進速度・誘導・火力いずれもトップクラスという壊れ性能で、格CS時にはN格闘の台詞「コノシュンカンヲマッテイタンダー!」が連呼される状態に。この瞬間多すぎだろ……
判定だけは劣るため強判定の格闘で潰せるが、更に強化されたNサブも健在なため、迎撃行動はNサブで潰され後ろに逃げればN格に追い付かれ、どちらを食らっても大ダメージという絶望の2択を迫られる。
対応できない初~中級者を一瞬で蒸発させるため、特にシャッフルでクソゲーを量産する。
- Nサブ(格闘CS使用中、ジョイスティックを倒さずに射撃ボタンと格闘ボタン同時押し)
ムラマサブラスターをシザー・アンカー(マジックハンド付きの鎖)で掴んで振り上げる攻撃。とんでもない発生の早さと長いリーチ、飛び上がるモーションを持ち、非常に当てやすい上に格闘を潰し射撃を避け高飛びを食える。
さらにここから容易にコンボに繋げられ、単にNサブ連打でも中火力の打ち上げコンボになり、格CS時には高コスト機を4割削る高火力コンボが可能。これだけの性能を持ちながら、攻撃モーションで相手の頭上を取るため、たとえ読まれても反撃を非常に受けづらい。レッドフレームで当て身に成功してもカウンター攻撃が届かず逆にブースト不利になるほど。ローリスクハイリターンを地で行く超性能武装。
- 射撃CS
ピーコック・スマッシャー(ビームライフル)の弾数が5発から18発まで増加し、ブーストダッシュ持続時間と各種射撃性能が強化される。メイン射撃はよく曲がるうえ弾が無尽蔵で(他機体で標準8発の弾数が18発の上任意タイミングで全回復可)、高誘導の弾を連射するランダムシュートとあわせた弾幕形成が得意。
一発一発は大した事無く軽視されがちだが、00ライザー等と並んで全機体中2位タイのBD回数で絶え間なく攻撃できるため、低コストを中心に確実にダメージを重ねてくる。
- 両方解放すると・・・?
両CSの長所に加え、BD回数が全機体1位の9回に、被ダメージが20%減少、メインの威力が更に5上昇。
このブースト量と武装をさばけるような機体はほぼ居らず、かなり強引な攻めが可能。
特に1落ち後に覚醒&両CS解放で低コストを狙い、相手の体力調整を崩す戦法が凶悪。
- フルクロス
X1やX2改のABCマント(ビーム兵器を防ぐマント)に相当する追加装甲。
この機体も前者の2機と同じくビーム兵器を120ダメージ相当まで硬直なしで無力化するフルクロスが装備されている。そのため、ブーメランのような特殊な格闘迎撃武装か迎撃性能の高い実弾武装を持たない機体では格CS時のフルクロスを迎撃する事ができず、「コノシュンカンヲマッテイタンダー!」を聞かされる羽目になる。
なぜか他2機と違いコストオーバー時にもパージされずに再出撃するので、後落ちさせても実質耐久が高く、両CS解放からごり押しされることも。
ふざけんじゃねーぞ!そんな御託で修正なんかされてたまるか!
これだけの性能を持ちながら、家庭用発売近くという解禁時期の遅さも手伝い、遂に最後まで修正されることは無かった。
当然ながら、次回作である「EXVSFB」においては、大幅な下方修正を受けて大分落ち着きを見せている。
その後も特にこれと言った暴れ方をする事はなく、中堅機体として認知されるようなっていった・・・はずだった。
俺はこの時を!この瞬間を待っていたんだ!
2014年3月にEXVSMBが稼働し、ドライブという新システムを引っ提げて奴が帰ってきた。
マキシブーストへの移行の際、射CS時の射撃と特射に特格へのキャンセルルートが追加されたことで、横移動を制限できる弾幕を撒き散らしながら落下する事が可能になり、より堅実に攻める能力を手に入れた。
後のアップデートによって基礎性能を上方修正されたことで、ただコノシュンをする機体から、射CSで弾幕をばら撒きながら、隙をついて格CSで突っ込む機体へと進化を遂げた。
続くEXVSMBONでは、下格が格闘カウンターに変わるだけの変更を受けたが、ドライブと覚醒が一体化したことで爆発力とお手軽な攻め時を入手。F覚醒で格闘を叩き込むも良し、E覚醒で防御能力を高めるも良し、S覚醒でとんでもない弾幕を張るも良しとどの覚醒を選んでも相性が良い。
特に「先落ち両解放F覚フルクロス」は戦局を簡単にひっくり返す事ができるので脅威そのもの。ただし先落ちしたらすぐに両解放覚醒を使ってくるとバレてしまうのが難点。
以上の点から、マキシブーストONでは前作の強機体が弱体化したのもあり再び強機体の地位へと返り咲いているが、それまでの作品とは使い勝手が全く異なっている為、今まで以上に操作技術が求められる機体となった。
関連項目
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