チウとは、「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」の登場人物である。
概要
「空手ねずみ」を自称する大ねずみで獣王遊撃隊隊長。人間年齢で10歳程度。
元々はロモス近隣の村で暴れまわっていた所をブロキーナに捕獲され、徹底的に鍛え上げられ邪悪な意志を退ける程になったほか人間の言葉を理解し、しゃべる事が出来る。
邪悪な意志を跳ね除ける程であるため決して弱い存在では無いが、人間のカッコいい部分にだけ憧れて格好をつけていたことが災いして、後から入門したマァムに抜かれている。(もっとも、チウ自体が手足の短さのため技の習得に向いていないという事情もあるが)
作中ではマァムと共にロモス武術大会にエントリーするも予選で敗退している。動物である為、魔物の集大成である超魔生物へと変身したザムザを見た途端に本能的に怯えて何も出来ないでいたが、恐怖を克服してザムザに立ち向かってゆく。ザムザ撃破後はマァムについて行くべくブロキーナの下を去りダイ一行に参入する。
功名心に駆られて飛び出してしまう事がしばしばあり、クロコダインから「獣王の笛」を受け取って以降死の大地へと潜入するがそれを察知したハドラーの命令を受けたフェンブレンに遭遇、絶体絶命のピンチに陥るがバランに救われている。それ以降も獣王の笛を使い、次第にモンスターを部下に加えており小規模ではあるがモンスターだけで構成された「獣王遊撃隊」を結成している。
実力的にはまだまだといったところで足を引っ張ってしまう事もあるが、器量が非常に大きい人物でありその器量はクロコダインも一目置くほどである。
ミナカトールを巡る攻防戦の中でも活躍しているのかしていないのか良く分からない働きだったが、相対した魔物が逆らえないほどの謎の説得力のある言葉を発し、攻防戦終結が見えて戸惑う魔物に大しても懐の深い態度を見せている。また、ヒムを(勝手に)遊撃隊隊員と認定し、何故か消えないインクでヒムの胸に数字を書き込んで強引に隊員に引きずり込んでいる。ヒム自身も何だかんだ言ってチウに頭が上がっていない様子。
本作エンディングではクロコダイン、ヒムと共にデルムリン島へ移り住んでいる事から遊撃隊の規模が拡大される事が予想されている。
主な武器、技など
空手ねずみを自称するだけあってちゃんと必殺技も持っているチウ。数は少ないがモンスターとは思えないその数々をここで紹介する。
- ズタズタヌンチャク
バダックがチウの為に製作した鋭利な突起を取り付けたヌンチャク。自分の手がズタズタになると危惧したとおり握り締めた途端に突起がチウの手に刺さってしまう。しかし、律儀に最終決戦で使用しておりかなり格上と思われる魔界のモンスターを倒している・・・が、跳ね返ってきたヌンチャクが自分の頭に直撃して共倒れになっている。 - 布道着
チウが布袋から自作した道着。特筆するような防御力はないが、道具の収容量が非常に多くまるで四次元ポケットの如くアイテムを取り出した事がある。普段は薬草を5つ常備しているらしい。他には毒消し草や毒草など役に立つものからガラクタまで様々なものを収容している。 - 涙のどんぐり
雀の涙ほどの体力を回復させるどんぐり。普段なら役に立たないであろうアイテムだが、ザムザ編ではまさかのキーアイテムとなった。 - 窮鼠文文拳(きゅうそぶんぶんけん)
ブロキーナがチウに伝授した必殺技。腕を高速回転させる事で岩をも砕く威力を持っている…が、小柄であるチウのリーチが短すぎる為反撃してくる相手には当たった事がない。判りやすく言うと強力なグルグルパンチである。 - 窮鼠包包拳(きゅうそくるくるけん)
チウがなりふり構わずに編み出した新必殺技。自分自身を高速回転させ突撃する体当たり技で、相手を掻い潜る事が出来る他、リーチが短い自分の欠点もカバーされている。威力もかなり高く、作中では超魔生物ザムザのハサミを破壊するほどの威力を見せている。
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関連項目
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