会とは、集まり、会合である。
また以下のことを表す。
人名
- 會泰通(あい やすみち、1950年 - ) - 日本の落語家。六代目三遊亭圓楽
- 会一太郎(あい いちたろう、1987年 - ) - 声優・落語家。高座名は三遊亭一太郎。上の人の息子。
- 鍾会(225年 - 264年) - 三国時代曹魏の武将
漢字として
會
- Unicode
- U+5FAE
- JIS X 0213
- 1-48-82
- 部首
- 𠆢部
- 画数
- 14画
- 意味
- 旧字体は會。
- 合う、会合、集まる、人が集まるところ、機会、かなう、合わせる、計算する、かならず、たまたま、一年の決算、(絵と通じて)五彩の織物。
- 〔説文解字・巻五〕に「合ふなり」とある。
- 字形
- 亼+曾の下部の会意。
- 〔説文〕には「亼に從ひ、曾の省に從ふ。曾は、益なり」とある。〔説文〕に亼は「三合なり」とあり、曾の益す意味とで、相い合わせる意とする。
- ほかに亼は食器の蓋の象形で、曾の下部は甑(こしき、飯を蒸すのに使う器)で、甑に蓋をする意で、蓋をするところから合う意味があるとする説がある。
- 甲骨文・金文において、集まる、会合の意味では、會の古文である㣛や、⿲(𠂎+合+卩)、䢔が使われる。後に會がこの意でも使われるようになった。
- 音訓
- 音読みは、カイ(漢音)、エ(呉音)、訓読みは、あう、あつまる。名のりに、かず・さだ・はる・もち、などがある。
- 規格・区分
- 会は常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 会(會)を声符とする漢字には、劊、噲、廥、獪、薈、澮、鄶、檜(桧)、膾、𥢶、襘、繪(絵)、旝、䯤、䵳などがある。
- 語彙
- 会意・会員・会期・会議・会計・会見・会合・会社・会場・会心・会戦・会堂・会費・会話
異体字
- 會は、旧字体で常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 㣛は、〔説文〕や〔集韻〕にある古文。
- 𣌭は、〔玉篇〕に「古文」とある異体字。
- 㞧は、〔玉篇〕に「古文」とある異体字。
- 𣥈は、〔集韻〕に「古、作る」とある異体字。
- 㑹は、〔重訂直音篇〕に「俗」とある異体字。Unicodeにも會の俗体とある。
- 𠃐は、〔字彙補〕に「古會字」とある異体字。
- 畣は、〔集韻〕にある異体字。答の異体字と同形。
関連項目
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