漢字として
處
- Unicode
- U+8655
- JIS X 0213
- 1-49-61
- 部首
- 虍部
- 画数
- 11画
- 意味
- 旧字は處。
- ある場所におる、場所、身をおく、住む、止まる、定まる、隠居する、決める、裁く、懲らしめる、据える、という意味がある。〔説文解字〕では処を本字としていて「止まるなり」とある。
- 字形
- 〔説文〕の本字は処で、處は異体字とされているが、金文では處が使われており、處が正字である。
- 處は、几+虎虎の会意。虍をかぶった人が床几に腰掛け、そこに処るという意味。古代の中国で儀礼に虎の被りものを被ったらしく、戯、劇、獻なども虍を含む。
- 音訓
- 音読みはショ、訓読みは、ところ、おる、おく、か。名のりに、さだむ・すみ・ふさ・やす、などがある。
- 規格・区分
- 処は常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 處は常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 語彙
- 処遇・処刑・処決・処子・処士・処暑・処女・処世・処断・処置・処罰・処分・処辨・処方・処務・処理
異体字
- 䖏は、〔漢語大辞典・異体字表〕やUnicodeにある處の異体字。JIS X 0213第二水準。
- 𧇤は、〔字彙補〕にある異体字。
- 𩂫は、〔字彙補〕にある異体字。〔康煕字典〕に漢楚相孫君碑に見えるとある。
- 𠙚は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある處の異体字。
- 𠁅は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある處の異体字。
- 簡体字は处。
関連項目
- 1
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!