卑とは、以下のことを表す。
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人名
中国語圏の姓。
漢字として
- 意味
- 旧字体は卑。
- いやしい、いやしめる、低い、身分が低い、劣る、へりくだった、土地が低く湿った、(俾と通じて)~せしむる。
- 〔説文解字・巻三〕に「賤しきなり。事を執る者」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 金文などの字形から、甲の形をした何かを手に持つ字とされるが、甲がなにを表すかはわかっていない。土をならす道具とする説、柄のある盃で椑の初文とする説(〔説文解字通訓定声〕)、土器とする説(〔文源〕)などがある。
- 〔説文〕には「𠂇、甲に从ふ」とあり、甲+𠂇(=左)の会意としているが、なぜそれで低い・賤しい意味となるかは述べていない。小徐本によれば、(右が高いのに対し)左は低い意味であり、それが甲乙の甲の下に置かれているとしている。ほかに甲を声符とする形声説などもある。
- 音訓
- 音読みは、ヒ(漢音、呉音)。訓読みは、いやしい、いやしむ、いやしめる、ひくい。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 卑を声符とする漢字には、俾、庳、埤、婢、捭、猈、萆、郫、陴、椑、㪏、脾、稗、牌、碑、㼰、痺、䇑、𠕩、箄、粺、裨、䫌、錍、朇、髀、鞞、𧓎、𩔹、𪐄、鼙、顰などがある。
- 語彙
- 卑懐・卑怯・卑近・卑屈・卑下・卑語・卑湿・卑小・卑賤・卑俗・卑劣・卑猥
異体字
- 卑は、旧字体で人名用漢字である。2004年に人名用漢字に採用された。JIS X 0213第三水準。
- 𤰞は、〔正字通〕に「俗卑字」とある異体字。
- 𡮁は、〔竜龕手鑑〕に「俗」、〔字彙補〕に「音義𤰞と同じ」とある異体字。またタンと読む。
- 𡭼は、〔字彙補〕に「𡮁と同じ」とある異体字。
卑
- Unicode
- U+FA35
- JIS X 0213
- 1-14-78
- 部首
- 十部
- 画数
- 8画
関連項目
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