参とは、以下のことを表す。
人名
中国語圏の人名である。
漢字として
参
- Unicode
- U+53C2
- JIS X 0213
- 1-27-18
- 部首
- 厶部
- 画数
- 8画
參
- Unicode
- U+53C3
- JIS X 0213
- 1-50-52
- 部首
- 厶部
- 画数
- 11画
- 意味
- 旧字は參。
- 関わりになる、加わる、まじわる、こもごも、まいる、もうでる、謁見する、検証する、弾劾する、任命する、三分する、3つの、三つ星、そびえ立つ、という意味がある。日本語では、降参する意味がある。また惨と通じて、いたましい、驂と通じて、陪乗する、薓と通じて人参、という意味がある。
- 〔説文解字〕の本字は曑で〔説文・巻七〕に「商星なり」とある。段玉裁によると「商の星(=さそり座アンタレス)」とあるのは誤りで、「晋の星(=参星=オリオン座の三つ星)」が正しい。
- 字形
- かんざしのような飾りを頭につけて座る人の象形+彡の会意。彡はかんざしの輝きを表すとされ、彡がつかない字形もある。かんざしをばらばらと頭に飾っているので、ばらばらの意味があるとする説(白川静)、光がちりぢりに輝く意とする説などがある。
- 〔説文〕は星を表す晶に従い㐱声の形声としているが、甲骨文・金文の形は異なる。
- 音訓
- 漢音はシン、サン、呉音はサン、訓読みは、まいる、まじわる、あずかる。
- 規格・区分
- 参は常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 參は常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 声符
- 参(參)を声符とする漢字には、傪、㜗、嵾、惨(慘)、滲、㺑、槮、犙、糝、縿、謲、驂、黲、などがある。
- 語彙
- 参謁・参加・参賀・参会・参画・参議・参勤・参軍・参詣・参考・参差・参雑・参事・参謀・参与
異体字
- 曑は、〔説文〕の本字。
- 𠻝は、〔説文〕に「曑、或ひは省す」とある異体字。
- 𠫰は、〔集韻〕にある參の古文。
- 叄は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 㕘は、〔漢語大辞典・異体字表〕やUnicodeにある異体字。
- 叅は、〔広韻〕にある俗字。JIS X 0212補助漢字。
- 𠫵は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𠫭は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 簡体字も参。
関連項目
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