土とは、以下のことを表す。士とは別の字。
- 土 - 土壌のこと
- 土 - 大地、地上のこと
- 土 - 五行の一つ。土行。方位は中央、十干は、戊、己が対応する。十二支は丑、辰、未、戌が対応する。
- 土 - 長塚節の小説
- 土 - 土佐国、土佐藩のこと。土州
- 土 - トルコのこと。土耳古と当てることから。
- 土村 - かつて千葉県にあった村
- 土曜日のこと
- トゥ族(土族) - 中国のモンゴル系少数民族
- 土 - 八音の一つ。土器で作られた楽器のこと
漢字として
- 意味
- つち、土壌、大地、領土、国土、故郷、地方の、土地を測量する、吐瀉する、粘土、平地、土地神、墳墓、田畑、木の根、などの意味がある。
- 字形
- 土塊の象形。
- 〔説文解字・巻十三(小徐本)〕には、「地の萬物を吐生する者なり」とあり、字形について「𠄠は地の下、地の中を象る。丨は、物の出づる形なり」と、𠄠と丨を組み合わせたものとしている。
- しかし甲骨文の字形は、横線の上に◇があるような形で、土塊を縦長に固めたものの象形である。これを土地の神として祭った。土は社の初文であり、甲骨文・金文では、社に土の字を用いている。白川静は、土にシャという音があったという。
- 音訓
- 音読みはト(漢音)、ド(呉音)、訓読みは、つち、くに、ところ。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年生で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 土は部首、土部を作る。主に偏に用いられ、偏に置かれた場合は、つちへんと呼ばれる。土地、地形に関することを表す意符として用いられる。
- 声符
- 土を声符とする漢字に、吐、杜、牡、社、𨑒などがある。
- 語彙
- 土管・土器・土牛・土偶・土工・土豪・土砂・土産・土壌・土人・土石・土葬・土台・土壇場・土地・土着・土嚢・土木・土民・土用・土曜・土塁
異体字
𡈽
- Unicode
- U+2123D
- JIS X 0213
- 1-15-34
- 部首
- 土部
- 画数
- 4画
圡
- Unicode
- U+5721
- JIS X 0213
- 1-15-35
- 部首
- 土部
- 画数
- 4画
- 圡は、異体字。JIS X 0213第三水準。JIS X 0213に土、𡈽と異体とある。
- 𡈽は、異体字。JIS X 0213第三水準。
互換文字
㊏、⼟はUnicodeにおいて土と互換とされる字である。⼟は部首としての土を表す。
関連商品
関連項目
- 1
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!