地とは、以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- 地上、大地、土壌、地区、地方、場所、領土、国、基礎、土台、下地、飾らない、生地、地面の方向、(天・地・人の)2番目、~しつつ、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十三(段注本)〕には「元气初めて分かれ、輕清にして昜なるは天と爲り、重濁して侌なるは地と爲りぬ。萬物の敶列する所なり」とあり、当時の天地創世説を紹介している。
- 字形
- 形声で声符は也。〔説文〕が籀文として挙げている墬字系統の字の方が古く、金文ではこの系統の形の字が使われている。形声字である地は後に作られ使われるようになったもの。
- 音訓
- 音読みは、チ(漢音)、ジ(呉音)、訓読みは、つち。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 地衣・地位・地域・地下・地価・地角天涯・地核・地殻・地気・地久・地球・地区・地形・地黄・地獄・地誌・地軸・地主・地上・地震・地図・地勢・地蔵・地体・地大物博・地団駄・地中・地鎮・地盤・地皮・地表・地平線・地方・地味・地脈・地面・地雷・地理
異体字
- 墬は、〔説文〕にある籀文。
- 𡑸は、〔字彙補〕にある籀文。
- 𠏂は、〔字彙補〕にある古文。
- 嶳は、〔字彙補〕にある古文。
- 𨻐は、〔韻会〕にある古文。
- 坔は、〔集韻〕に地と同じとある異体字。
- 埅は、〔字彙補〕にある古文。〔集韻〕に防と同じとある。
- 埊は、則天武后が作らせた字で、山+水+土である。やだ、カッコイイ・・。 〔康煕字典〕に引く〔玉篇〕には地の古文とある。
- 𡍑は、〔龍龕〕が地の古文とする字。〔康煕字典〕は埊の誤りとしている。
- 𡏇は、〔字彙補〕に地と同じとある異体字。
- 𡒿は、〔康煕字典〕に墬と同じとある異体字。
- 𡒿は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𡓬は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𤅴は、〔字彙補〕に地と同じとある異体字。〔道蔵〕が出典だという。
- 𪒉は、三合会が作った異体字。
互換文字
関連項目
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