小とは、ちいさいことを表す漢字である。また以下のことを表す。
- 小(お、こ、ショウ) - 小さな、細かい、ちょっとしたこと、を表す接頭辞。例:小川、小雨、小鳥、小覇王、小宇宙
- 小(こ) - 数量の前につけて少し及ばないことを表す接頭辞。例:小一時間
- 小(さ) - 狭いという意味を表す接頭辞。
- 田畑の面積の単位。太閤検地以前以後で変化した(120歩→100歩)。
- 小学校の略
- 小便のこと
漢字として
- 意味
- 小さい、若い、細かい、少ない、軽い、度量が狭い、いやしい、些細、という意味がある。〔説文解字・巻二〕には「物の微なるものなり」とある。
- 字形
- 小さいものを並べた象形。
- 〔説文解字〕には字形について「八に從ひ、丨(わず)か見えて之れを分かつ意なり」とある。しかし甲骨文・金文の字形は∴に似たもので、八や丨は関係がなく、なにか小さいものを三つ並べた象形である。これを連ねたものの象形が少。
- 音訓
- 音読みはショウ(漢音、呉音)、訓読みは、ちいさい、お、こ、さ。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年生で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 小は部首、小部を作る。微小なものを表す。冠に置かれる場合は、しょうがしらとも呼ばれる。また冠に置かれる場合に、⺍(単の上、片仮名のツに似た形)や⺌(尚の上)という形になる。
- 声符
- 小を声符とする漢字には、㭂、肖などがある。
- 語彙
- 小飲・小過・小雅・小閣・小学・小官・小寒・小閑・小器・小妓・小禽・小君・小慧・小憩・小戸・小行・小康・小国・小子・小史・小師・小字・小事・小乗・小職・小心・小人・小人物・小豆・小水・小数・小生・小雪・小節・小説・小隊・小胆・小竹・小腸・小篆・小児・小破・小輩・小年・小満・小吏・小郎
異体字
互換文字
関連項目
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- 0pt
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