常とは、いつもどおりということである。また以下のことを表す。
人名
- 常恵(? - 前47年) - 前漢の官僚
- 常昊(1976年 - ) - 中華人民共和国の囲碁棋士
- 常東昇(1910年 - 1986年) - 中華民国の武術家
- 常万全(1949年 - ) - 中華人民共和国の軍人
- 常遇春(1330年 - 1369年) - 明初の武将
- 常林(? -?) - 後漢末から三国時代にかけの政治家
- 王常(? - 36年) - 新代から後漢初にかけての武将
- 源常(ときわ、812年 - 854年) - 平安時代前期の公卿
- 白井常(つね、1910年 - 1999年) - 日本の心理学者
その他
漢字として
- 意味
- つねに、いつでも、いつもどおり、普通、一般、並の、いつまでも、変わらぬ定め、規律、長さの単位、天子の旗、太常、という意味がある。
- また(嘗と通じて)かつて、(祥と通じて)忌明けの祭り、という意味がある。
- 〔説文解字・巻七〕には「下帬なり」とあり下衣のこととある。これは現在の裳の意味であり、〔説文〕には異体字として裳が載っている。現在では常と裳は別の字として使われる。〔釈名・釈兵〕に「八尺を尋と曰ふ。倍尋を常と曰ふ」とある。
- 字形
- 形声で声符は尚。尚は金文で、つねに、という意味でも使われている。
- 音訓
- 音読みはショウ(漢音)、ジョウ(呉音)、訓読みは、とこ、つねに、とわ。
- 規格
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 常温・常科・常会・常軌・常久・常居・常況・常古・常故・常行・常事・常時・常識・常習・常住・常勝・常常・常人・常套・常道・常夏・常任・常備・常服・常法・常務・常尤・常夜・常用・常理・常緑樹・常倫・常鱗・常論
異体字
関連項目
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