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忘とは、忘れるという意味の漢字である。
漢字として
- 意味
- わすれる、気に留めない、なくする、棄てる、（亡・妄と通じて）むしろ、そもそも、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十〕に「識らざるなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は亡。金文では望が同じ意味で使われ（仮借の用法）、後に忘の字が用いられるようになった。
- 忙と構成要素が同じだが別の字。
- 音訓
- 音読みはボウ（漢音）、モウ（呉音）、訓読みは、わすれる、ない。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 忘を声符とする漢字には、莣などがある。
- 語彙
- 忘恩・忘我・忘却・忘言・忘年・忘年会・忘憂
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