漢字として
- 意味
-
- (強く)打つ、押す、押しのける、触る、開く、誤りを指摘する、分析する、コメントする、示す、答える、(𠜱と通じて)削る、という意味がある。また天子が表奏の最後に決裁を書き示すことを批という。
- (琵と通じて)琵琶のことを批把と書く。
- 〔説文解字〕に𢱧を本字として載っていて〔説文・巻十二〕に「手を反(かへ)して擊つなり」とある。〔玉篇〕に「擊なり」、〔広韻〕に「擊なり、推なり、轉なり、示なり」とある。
- 字形
- 形声で声符は比(𢱧の声符は𣬉)。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、ヘイ(漢音)、ヒ(慣用音)、2.の場合、ヒ(漢音)、ビ(呉音)、訓読みは、うつ、ふれる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 批准・批答・批判・批評
異体字
- 𢱧は、〔説文〕の本字。
- 1
- 0pt
この記事は自動でリンクされないように設定されています!