条(條)とは、以下のことを表す。
- 条 - 条里制での東西の列のこと
- 条 - 条坊制で東西に走る大路のこと
- 条 - 箇条書きされた一つ一つの文。また条項、条文を数えるときの助数詞。例:民法第734条
- 条 - 細長いものを数える助数詞
- 条(くだり) - 文章中の記述の一部分
漢字として
- 意味
- 旧字体は條。
- 小枝、細長いもの、条項、箇条、筋道、木の名(ユズの類とも、ヤマヒサギとも)。條は〔説文解字・巻六〕に「小枝なり」とある。
- 字形
- 〔説文〕は攸を声符とする形声としているが、木+攸の会意説もある。白川静は、攸が禊のため人を洗滌する字であるとし、條は木+攸で洗うのに用いる小枝を表すという。
- 音訓
- 音読みはチョウ(漢音)、ジョウ(呉音)、訓読みは、すじ、くだり、えだ。名のりに、え・なが、がある。
- 規格・区分
- 条は常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 條を声符とする漢字には、窱、滌などがある。
- 語彙
- 条件・条項・条条・条文・条約・条里・条例
異体字
條
- Unicode
- U+679D
- JIS X 0213
- 1-59-74
- 部首
- 木部
- 画数
- 10画
- 條は旧字体で人名用漢字である。2004年に常用漢字表の参考字体から人名用漢字に格上げされた。JIS X 0213第二水準。
- 𣒼は、〔字彙補〕にある異体字。〔石鼓文〕に見えるとある。
- 樤は、〔広韻〕に「或ひは木に从ふ」とある異体字。とくに柚條という語で使われる。JIS X 0212補助漢字。
関連項目
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