泰とは、以下のことを表す。
人名
姓
日本の名前
- 福永泰(やすし、1973年 - ) - 日本のサッカー選手
- 松本泰(たい、1887年 - 1939年) - 日本の小説家
- 香西泰(ゆたか、1933年 - ) - 日本のエコノミスト
- 麻生泰(ゆたか、1946年 - ) - 日本の実業家。麻生太郎の弟
- 宮川泰(ひろし、1931年 - 2006年) - 日本の作曲家
- 加藤泰(たい、1916年 - 1985年) - 日本の映画監督
- 小杉泰(やすし、1953年 - ) - 日本のイスラム研究者。
- 長谷川泰(たい、1842年 - 1912年) - 日本の医学者、教育者
中国語圏の名前
- 宇文泰(505年 - 556年) - 北魏、西魏の政治家
- 郭泰(128年 - 169年) - 後漢の儒学者
- 周泰(? - ?) - 後漢末から三国時代にかけて孫家に仕えた武将
- 陳泰(? - 260年) - 三国時代の魏の武将
- 李泰(619年 - 652年) - 唐の皇族。李世民の四男
その他
漢字として
- 意味
- 安らか、平和、安定した、良い、美しい、ほしいままにする、驕る、通じる、大きい、はなはだしい、滑らか、という意味がある。大、太と通じる。
- 〔説文解字・巻十一〕に「滑らかなるなり」とある。滑らかの意味での使用例は経籍になく、古義とされる。〔広韻〕に「大なり、通なり」とある。
- 字源
- 諸説ある。
- 〔説文〕は廾、水に従い、声符が大の形声としている。水を両手ですくうで滑らかという意味があるとする。ほかに大+廾+水の会意で、水に落ちた人を両手で救い出す意とする説(白川静)、古文(夳)の字形から、人が足まで泥中にはまっているところとする説(呉大澂)などがある。
- 太とは同源の字。
- 音訓
- 音読みは、タイ(漢音、呉音)、訓読みは、やすらか、ゆたか、はなはだ、おおきい。名のりに、ひろし、やすし、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 泰一・泰運・泰羹・泰侈・泰西・泰然自若・泰斗・泰東・泰平
異体字
- 夳は、〔説文〕にある古文。太の異体ともされる。〔段注〕は太は夳が変形した字であるとしている。JIS X 0212補助漢字。
- 𣳾は、JIS X 0213が異体とする字。JIS X 0213第三水準。
- 𡙥は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。
- 𠆖は、〔漢語大字典・異体字表〕や〔説文通訓定声〕にある異体字。
- 汰は、〔段注〕に、泰を省略した隷書体である汏を誤った字、とある。
𣳾
- Unicode
- U+23CFE
- JIS X 0213
- 1-86-64
- 部首
- 水部
- 画数
- 10画
関連項目
六十四卦
坤 | 剝 | 比 | 観 | 豫 | 晋 | 萃 | 否 |
謙 | 艮 | 蹇 | 漸 | 小過 | 旅 | 咸 | 遯 |
師 | 蒙 | 坎 | 渙 | 解 | 未済 | 困 | 訟 |
升 | 蠱 | 井 | 巽 | 恒 | 鼎 | 大過 | 姤 |
復 | 頤 | 屯 | 益 | 震 | 噬嗑 | 隨 | 無妄 |
明夷 | 賁 | 既済 | 家人 | 豊 | 離 | 革 | 同人 |
臨 | 損 | 節 | 中孚 | 帰妹 | 睽 | 兌 | 履 |
泰 | 大畜 | 需 | 小畜 | 大壮 | 大有 | 夬 | 乾 |
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