浄とは、人名である。
漢字として
淨
- Unicode
- U+6DE8
- JIS X 0213
- 1-62-38
- 部首
- 氵部
- 画数
- 11画
- 意味
- 旧字体は淨。
- きよらか、汚れのない、きよめる、演劇の敵役、という意味がある。仏語によく使われる。瀞と通じ瀞の略字とする説もある。
- 〔説文解字・巻十一〕に「魯北の城門の池なり」と池の名とある。また魯北の城門の池の名としては埩の字も用いる。
- 字形
- 形声で声符は爭(争)。
- 音訓
- 音読みはセイ(漢音)、ジョウ(呉音)、訓読みは、きよらか、きよめる、きよい。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 浄化・浄血・浄潔・浄財・浄罪・浄書・浄水・浄土・浄玻璃・浄福・浄夜・浄瑠璃
異体字
- 淨は、旧字体で人名用漢字である。2004年に常用漢字表の参考字体から人名用漢字に格上げされた。JIS X 0213第二水準。
- 𤂅は、〔字彙補〕に「淨と同じ」とある異体字。〔石鼓文〕に見られる。
- 埩は、魯北の城門の意味での異体字。〔説文〕には「治なり」とある。
- 𩓞は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔説文〕には「好皃なり」とある。〔正字通〕に「一に曰く、𩓞、俗に淨に用ゐる」とある。
- 㵾は、〔広韻〕などに浄の古文とある。〔説文〕には「冷寒なり」とある。
関連項目
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