略とは、省くことである。
概要
言うまでもなく明らかなこと、同じことの繰り返し、重要でないことを、スペースの都合や時間の都合により、省略する。
文章においては、前段を省略することを前略、中段を省略することを中略、後段を省略することを後略・以下略・以下省略、などという。インターネット上では、スラングとして(ryが用いられる。これは(略)を途中までローマ字入力した様子を表している。
正式な名称を省略したものを略称、語の一部を省略したものを略語という。あるものを簡潔に示すのに使う符号を略号という。
人名
漢字として
略
- Unicode
- U+7565
- JIS X 0213
- 1-46-12
- 部首
- 田部
- 画数
- 11画
畧
- Unicode
- U+7567
- JIS X 0213
- 1-65-32
- 部首
- 田部
- 画数
- 11画
- 意味
- 経営する、境界を定める、巡視する、ほぼ、おおよそ、知略、省略という意味がある。〔説文解字〕には「土地を經略するなり」とある。
- また掠と通じて掠奪、㗉・䂮と通じて鋭いという意味がある。
- 字形
- 形声で、声符は各。
- 音訓
- 音読みはリャク、訓読みは、いとなむ、はかりごと、とる、ほぼ。名のりに、のり・もと、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字で、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 略を声符とする漢字には、𧐋などがある。
- 語彙
- 略意・略押・略音・略記・略儀・略語・略号・略史・略称・略筆・略文・略本・略名・略礼・略歴
異体字
- 畧は、異構の字。JIS X 0213やJIS X 0212で略の異体とされる。JIS X 0213第二水準。
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関連項目
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