漢字として
- 意味
- すべて、全員、すっかり、残らず、あまねし、一緒にという意味がある。〔説文解字・巻四〕には「俱(とも)にする詞なり」とある。
- 字形
- 比+曰の会意。旨(匕+曰)と同形の字で、曰の上に匕が2つ並ぶ。白川静は、多数のそ霊が降臨する意とする。
- 〔説文〕は「比に從ひ白に從ふ」と、比+白の会意で多くの人が口を揃える意とするが、金文は曰または口に従う。
- 音訓
- 音読みはカイ、訓読みは、みな。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 皆を声符とする漢字には、偕、喈、湝、階、楷、𦝨、瑎、稭、𦂄、諧、鍇、𩤠、龤などがある。
- 語彙
- 皆既・皆勤・皆済・皆伝・皆動・皆兵・皆無・皆目
異体字
- 𣅜は、〔集韻〕に皆と同じとある異体字。
関連項目
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