.NET Frameworkとは、マイクロソフトが開発したアプリケーション開発、実行環境である。
概要
WindowsアプリケーションだけでなくXML WebサービスやWebアプリケーションなどWebベースのアプリケーションなどを受け入れ、複数のプログラミング言語での実装できることを念頭に作られた実行環境とライブラリ群である。RIA開発の技術(Silverlight、WPF)の実行環境としても利用されつつある。
一般に.NETという場合、.NET全体の環境を指す。2015年12月6日現在、リリースされているバージョンは1.0から4.6.1までである。
アプリケーション開発のためのプログラミング言語はC#、VB.NET、C++/CLI、F#、Delphiなど様々であるが、いずれも中間言語にコンパイルされ、仮想計算機型の実行環境であるCommon Language Runtime(CLR)上で動作する。
開発ツールは、マイクロソフトの統合開発環境であるVisual Studio(VS)を用いる。Visual Studioは上は100万円から下は数万円くらいの有償のツールだが機能を限定した無償のVisual Studio Express Edition(2010以降はExpress表記)もマイクロソフトから提供されている。
Common Language Runtime(CLR)の仕様はECMA/ISOにより標準化され、Common Language Infrastructure(CLI)と呼ばれる。日本でも2006年11月にJIS X 3016として翻訳され標準化された。
CLIの仕様は公開されているため、これを元に.Net環境を動かすオープンソース実装として、Monoプロジェクトなどが現在動いている。
使わないものも多数含まれているため、HDDの肥やしとも言われる。
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
- Microsoft .NET Framework Developer Center
(日本語)
- Microsoft .NET Framework 3.0 Community (NetFx3)
- Shared Source CLI
MicrosoftによるFreeBSDとMac OS XとWindowsのECMA CLI/C#の実装。
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