0ヒールとは、オンラインゲーム「ラグナロクオンライン」において、HP回復量が0であるヒールのことである。
概要
まとめサイト等々の情報によれば、スキル「ヒール」の回復量は以下の計算式で表される。と、言われている。
ヒール回復量 = floor[ ( BaseLevel + INT ) / 5 ] * Modifier * SkillLevel * 3 + StatusMATK + WeaponMATK ± floor[ ( WeaponMATK * WeaponLevel ) / 10 ] BaseLevel=術者のベースレベルの値(1~99) |
原稿執筆時点では十分な検証がなされていないが、BaseLevel+INTの値、StatusMATKの値、WeaponMATKの値を十分小さくすることで0ヒールが可能であると見られる。具体的には、杖(WeaponMATKを増加する)を装備しない状態で、INTを低下させるカード(後述)を装備してStatusMATKとINTを減らせばよい。たとえば、BaseLevel1/Intマイナス5/杖非装備の状態では0ヒールとなる。
StatusMATKがマイナスの状態で、ヒールを使用すると、画面上には0と表示されるが、実際にはヒールを掛けられたキャラクターのHPは減少する。ただし、これが原因で死ぬことはない。
正規の仕様に基づいたスキルの使用であるため、0ヒールはチートではない。0ヒールを使用できるキャラクターを「0ヒーラー」(しばしば平仮名で「0ひーらー」)と呼ぶ。
ちなみに、R化(2010年7月6日)以前は、ヒール回復量の公式は以下の通りであった。
ヒール回復量 = ( ( SkillLevel * 8 ) + 4 ) * floor( ( BaseLv + INT ) / 8 )
ここで、BaseLevel+INTの値が8未満である場合、HP回復量は常に0であった。
ラグナロクオンラインの仕様変更により、MATKの変更が今後予定されている。
過去一時的に設置されたテストサーバーでの仕様のまま実装されれば、MATKの変更後も0ヒールは可能である。
育成
ヒールスキルを習得するには、一般にアコライトに転職した上でjobレベルを2以上にする必要があるため、それまでにBaseLevelやINTが上がってしまい、0ヒールが出来る条件を維持したままヒールを習得するためには、何らかの方法でBase経験値を抑えた特殊な育成方法が必要である。
かつてはモンスター「プパ」を特別な方法で倒すことでJOB経験値のみ獲得する方法が用いられていた。この方法は時間もさることながら協力者が複数人必要であるため(自分でパソコンを3~5台用意して全て同時接続すれば一人でも可)、とてつもない手間がかかり、なりたてアコライトならともかく、2次職の0ヒーラーともなれば尊敬の的にすらなり得た。
さらに、R化によりヒール回復量の公式が変更されたため、Intを低下させるカードを装備しなければならなくなった。現在入手可能なカードのうちIntを低下させるものは、インキュバスカード(Int-3)とタナトスの絶望カード(Int-6)の二種類のみである。前者は非常に高価なカードであり、後者は市場流通量が少ない。
経験値については、「モンスターレース」で手に入るメダルを経験値と交換できるクエストが実装されたため、ある程度の時間とお金をかければ簡単に2次職0ヒーラーを作る事が出来る。このクエストでは、Base経験値かJob経験値のどちらかのみを選んで取得でき、プパにくらべれば1回で貰える経験値の量もかなり多い。なお、必要なメダルの数は教範不使用の場合、一次職0ヒーラーで39個、二次職では325個である。
一般に0ヒーラーの育成は非常にマゾであると思われているが、「モンスターレース」の実装により、現在では簡単に育成可能である。あえていえば、狩りには全く役に立たない(それどころか敵を倒してレベルアップすると0ヒールでなくなる)、ただ0ヒールを見せるだけのキャラクターのためにキャラクタースロットを一つ潰し、毎月250円(1アカウント6キャラにつき1500円なので1キャラあたり250円)を支払っているプレイヤーのほうはマゾといえるのかもしれない。
その他の方法
別の方法として、職業に関係なく装備する事によってヒールを取得できる「ビタタカード」を用いるという手段もある。
これを使えば、BaseLv+INT<8と言う条件は生まれたてのLv1ノービスを使えば達成できるため非常に容易に0ヒーラーを作る事が出来る。しかしノービスにやらせる場合、ビタタカードを装着するための装備品が「ノービスアミュレット」と言うノービス専用装備しか存在せず、非常に高価なアイテムであるビタタカードを「一時のネタのためだけに1枚無駄にする」事が出来る金持ちプレイヤーでなければ実現出来ない方法であった。
しかし、殆どの職が装備でき、使いまわすカードはとりあえずこれで、と言ったように幅広く使われていた装備「クリップ」がノービスも装備出来るように変更されたため、ビタタカードを使った0ヒーラーも容易に作成できるようになった。
ちなみに緑文字の0を見たいだけであれば、ロードナイトスキル「バーサーク」を使用中のキャラを連れてくるだけでいい。このスキル使用中のキャラは、一部を除いてあらゆる回復手段が効かなくなる為、INTとレベルがいっぱいあるキャラがヒールをかけても「0」になる。
ゲーム内における役割
ラグナロクオンラインにおいて、ヒールの回復量はその場にいる全員に緑色の算用数字で表示されるため、0ヒールは他のプレイヤーから容易に判別可能である。そのため、道行くキャラクターにかけることで注目を集める、結婚式イベントの盛り上げ役など、0ヒールは宴会芸用スキルとして確固たる地位を確立している。
関連動画
関連項目
- ラグナロクオンライン
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