1ポンドの福音とは、週刊ヤングサンデーにて不定期連載されていた漫画である。作者は高橋留美子。全4巻。
概要
おそらくだが、ボクサーとシスターという二人の関係を通して、ボクシングという命を落としてしまいかねないスポーツにおいても「少しでも笑顔でいたい」「神様に勝利を報告したい」という気持ちが込められたマンガだと思われる。
祝福あれ・・・。
主な登場人物
畑中 耕作(はたなか こうさく)
向田ボクシングジム所属。B級プロテストに一発合格した後、フライ級6回戦でデビューし、現在はフェザー級。本来ならジュニアフェザー級まで絞り込める体格なのだが、減量が嫌で階級を上げた。総合的にウダツが上がらないボクサーで、相手をKOするパンチの持ち主。常に前向き志向で素直すぎる性格。
シスターアンジェラ
本作のヒロインで、修道院に勤める真面目な女性。畑中を密かに(?)応援する。大抵はシスター衣装で登場しているが、帽子を脱いだ時は尼さんらしくベリーショート。
特徴
掲載当初は、ボクサーにあるまじき行為や軟弱ぶりで一時期話題になった(はず)。
確かに、『はじめの一歩』のようなボクサーマンガと比べると弱々しい主人公だが、作者の高橋留美子は『忘れて眠れ』のようなシリアスものも描けるので、あえてそのように描いているのだと思われる。
畑中は「彼なら何かしてくれそうだ」と読者に思わせてくれるキャラクター。最終的にはタイトル戦を戦うまでに至り、シスターアンジェラへの気持ちに応えるべく奮闘。東洋太平洋タイトルマッチで勝利する。
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関連項目
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