10人のインディアン単語

ジュウニンノインディアン
1.8千文字の記事
  • 9
  • 0pt
掲示板へ

10人のインディアン』(Ten Little Indians)とは、マザーグース童謡)の一つである。

歌詞

歌詞は以下の通り。しっかり脚韻を踏んでおり、口に出して読むと面さが伝わるかもしれない。

Ten little Indian boys went out to dine;
(10人のインディアンの少年食事に出かけた)
One choked his little self and then there were nine.
(一人が喉を詰まらせて、9人になった)

Nine little Indian boys sat up very late;
(9人のインディアン少年がおそくまで起きていた)
One overslept himself and then there were eight.
(一人が寝過ごして、8人になった)

Eight little Indian boys travelling in Devon;
(8人のインディアン少年がデヴォンをしていた)
One said he'd stay there and then there were seven.
(一人がそこに残って、7人になった)

Seven little Indian boys chopping up sticks;
(7人のインディアン少年を割っていた)
One chopped himself in half and then there were six.
(一人が自分をっ二つに割って、6人になった)

Six little Indian boys playing with a hive;
(6人のインディアン少年の巣にいたずらしていた)
A bumblebee stung one and then there were five.
が一人を刺して、5人になった)

Five little Indian boys going in for law;
(5人のインディアン少年が訴訟を起こした)
One got in Chancery and then there were four.
(一人が裁判所に行って、4人になった)

Four little Indian boys going out to sea,
(4人のインディアン少年に出かけた)
A red herring swallowed one and then there were three.
燻製ニシンが一人をみ込んで、3人になった)

Three little Indian boys walking in the zoo;
(3人のインディアン少年動物園を歩いていた。)
A big bear hugged one and then there were two.
大熊が一人を抱きしめ、2人になった)

Two Little Indian boys sitting in the sun;
(2人のインディアン少年日向に座った)
One got frizzled up and then there was one.
(一人が陽に焼かれ、1人になった)

One little Indian boy living all alone;
(1人のインディアン少年一人ぼっちで暮らしていた)
He got married, and then there were none.
(彼が結婚し、そして誰もいなくなった

概要

アメリカ作曲、セプティマスウィンナー作詞作曲による1868年の作品。
翌年にはイギリス作詞フランク・J・グリーンによって翻案。「Ten Little Nigger Boys」として広く流布するが、後年「Nigger」はアフリカアメリカ人への差別だとして「Indians」とめられる。
かしこれもネイティブアメリカン差別だとして変され、現在では「兵隊さん(soldier boys)」にされている。

最後の歌詞には別パターンがある。

One little Indian boy left all alone;
(1人のインディアン少年が後に残された)
He went out and hanged himself and then there were none.
(彼が自分の首をり、そして誰もいなくなった

この歌詞アガサ・クリスティ小説そして誰もいなくなった』において、クリスティ自ら変を行ったものであるといわれている。この『そして誰もいなくなった』では、この童謡になぞらえ、孤に取り残された年齢職業も異なる10人の男女が次々と殺されてゆくストーリーになっている。詳しくは『そして誰もいなくなった』の記事を参照。

関連動画

56より実際の曲が聞ける。

関連商品

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 9
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

10人のインディアン

34 ななしのよっしん
2014/01/25(土) 21:21:47 ID: PPkTJyoeEj
これって、「10人の黒人男の子」の方だな。
10人のインディアン」は全く別だし。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
35 ななしのよっしん
2014/07/13(日) 23:59:02 ID: kySm2X7SMH
バスト占いのうただよな。
この曲はもうこっちのイメージのほうが大きいわ。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
36 仲間邦雄
2014/10/18(土) 17:43:43 ID: m5bmQ9JpR+
>>33
いや、童話なんてこんなもんだろ

アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」ってこのから来てるのか
👍
高評価
0
👎
低評価
0
37 ななしのよっしん
2015/03/08(日) 10:38:57 ID: m/Ur/alrqt
>>28-29
眠れる森の美女のように「眠りから覚めなくなった」と解釈するのが正しい
あと、誤解されがちなんだが、「nigger」は作詞であるイギリスでは、
作詞当時は黒人への蔑称として使われていなかった
「(日焼けを含めて)肌がい・濃い」ことを示していただけ
アメリカで19世紀末頃から黒人への蔑称として使われ、それがイギリス英語逆輸入された
👍
高評価
0
👎
低評価
0
38 ななしのよっしん
2015/09/13(日) 23:54:15 ID: Z1iOYKe9VE
丸大ゴールデンウィンナーCMに使われた
👍
高評価
0
👎
低評価
0
39 ななしのよっしん
2015/11/05(木) 17:17:21 ID: D764bPph1G
10人のに出た 10人のに出た
にうたれて 1人が死んだ~
👍
高評価
0
👎
低評価
0
40 ななしのよっしん
2016/09/14(水) 02:57:00 ID: fdD74Y4AqI
歌詞日本語表記の統一性のなさがめっちゃ気になる

人数の表記に平仮名アラビア数字数字が混在してたり
「7人になった」だけ手前に読点がなかったり
残り4人から句点が付き出したり

なにか文学的意味があってやってるのこれ?
👍
高評価
0
👎
低評価
0
41 ななしのよっしん
2017/01/12(木) 19:43:48 ID: A9gY6Ugcp1
バスト占いの歌とか、色んなCM替え歌を聞いたりしたが
元の歌がどんなんか分からなくなった
ようつべで見たがどれもしっくり来ない
👍
高評価
0
👎
低評価
0
42 ななしのよっしん
2017/04/05(水) 15:05:00 ID: nipyKWSbo3
ファイナルファンタジーXサボテンダーの里イベントで、10人のインディアン思い出したな。

「10人の門番 をあやつる もいなくなり 守りのも去った」
👍
高評価
0
👎
低評価
0
43 ななしのよっしん
2021/07/12(月) 00:32:54 ID: cxIGEnm4V1
本当に怖いガチョウの
一人ずつ粛清する暴力表現が根本から狂っている。
子供向けの童話、童謡ならば、ひとつづつ増やさねばならない。
👍
高評価
0
👎
低評価
0

ニコニコニューストピックス