1981年(昭和56年)
前回の酉年 | 前年 | 当年 | 翌年 | 次回の酉年 | |
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年 | 1969年 | 1980年 | 1981年 | 1982年 | 1993年 |
干支 | 酉 |
申 |
酉 |
戌 |
酉 |
1981年の事柄
フジテレビ大躍進
1970年代まで『振り向けば東京12チャンネル』とまで言われたフジテレビ。この年に大改革を行っている。
それまでは番組制作部門を分社化し視聴率ノルマを課しており、逆にスタッフの士気を削がれて低迷が続いていた。これを廃し、制作部門を再び本体に統合して『スタッフが面白いと思える番組を作る』という方針に転換する。
また、それまで平日19時台に編成されていた帯番組「スター千一夜」をフジテレビ側がスポンサーであった旭化成を説得して終了させ、ゴールデンタイムに柔軟な番組編成が出来るような土台を作った。
ここに数々の新番組を投入。土曜夜8時の巨人・「8時だョ!全員集合」(TBS)を打倒する事となった「オレたちひょうきん族」、「スター千一夜」の代替として旭化成グループ一社提供となったワールドワイドなクイズ番組「なるほど!ザ・ワールド」、当時編成部長だった日枝久(現:フジサンケイグループ総帥)が集英社に日参して口説きおとして自局でのテレビアニメ化にこぎつけた「Dr.スランプ アラレちゃん」、押井守がシリーズ・ディレクターを務め独特の演出で人気となった「うる星やつら」などがこの年にスタートし、それぞれが80年代を代表する番組として人気を博した。
1980年にはこれまでのワイドショーとは一線を画した若者向け生放送バラエティー帯番組「笑ってる場合ですよ!」が放送開始。1982年にはこれを刷新した上でタモリを司会に据えた「笑っていいとも!」をスタート。フジテレビは1980年代にテレビ業界のトップへ登り詰める。
常用漢字制定
「常用漢字」とは文部省国語審議会(現文部科学省文化審議会国語分科会)の政策による「当用漢字」の後継である。
当時の鈴木善幸内閣告示 第1号「常用漢字表」の「本表」により発表された漢字使用の目安である。
1946年に制定された「当用漢字」に95文字を加えた他、訓読みの際の読み仮名も統一した。
9年間の義務教育では全ての文字を必ず習得しなければならない。漢字検定準2級・2級・準1級・1級には必ず出題される。2010年以前に作られたワープロ、パソコン、携帯電話などの漢字変換システムは必ずこの1945文字を登録している。
2010年(平成22年)、この1945文字の中に新たに196文字が追加、5文字が削除された。
スポーツ
プロ野球では、セリーグでは1年目の藤田元司監督率いる読売ジャイアンツが4年ぶりの優勝。
パリーグにおいては、大沢啓二監督率いる日本ハムファイターズが東映時代以来19年ぶりの優勝を果たした。
日本シリーズは、読売が4勝2敗で日本ハムを下し、1973年のV9以来8年ぶりの日本一となった。
1981年の出来事
1981年生まれの著名人
1981年に亡くなった著名人
2月11日 | 市川房枝(婦人活動家) |
3月15日 | 堀口大學(詩人) |
3月30日 | 相模太郎(声優・浪曲師) |
4月12日 | ジョー・ルイス(ボクサー) |
7月17日 | 水原秋桜子(俳人) |
8月22日 | 向田邦子(小説家) |
9月8日 | 湯川秀樹(物理学者、日本人初のノーベル賞受賞者) |
12月28日 | 横溝正史(推理作家) |
関連動画
関連項目
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