1ch.tvとはかつて存在した「人にやさしい掲示板群」である。後述する「ちゆ12歳」にその歴史が詳しいのでここでは沿革をなぞるだけにする。
概要
開設のきっかけ
1ch.tv設立のきっかけは2001年6月、アスキーの設立者、西和彦が自身のことをネタにされた2chスレッドに書き込んだことである。西和彦は2ちゃんねるの匿名性を強く非難し、名無しとの議論を通して「2chにはプロの煽り屋がいる」と考えた。彼はこのとき2chのことを初めて「便所の落書き」と呼び、以来蔑称の一つとして定着することになる。
8月には西和彦スレッドのオフ会が開かれ、西村博之が牛丼を2杯食べたことで西和彦が怒る、女性固定ハンドルが勝手に写真を撮影されるトラブル、といった出来事が起きた。
これらを受け、西和彦は2001年9月29日、2ちゃんねるに対抗して「自作自演の排除」などを掲げた1ch.tvという名の掲示板サービスを開始すると発表した。
当時のニュース記事からは、将来的計画として「小額の有料コンテンツを投稿可能」「携帯電話やPHSによるリアルタイム映像配信」など、現在の「ブロマガ」や「ニコニコ生放送」と似通ったサービス提供を夢見ていたことが読み取れる。
サービス開始
2001年10月5日、1ch.tvは稼働を開始したがほとんどの書き込みは2ちゃんねらーのものであり、稼働当初は完全に2ちゃんねらーのオモチャであった。しかしなぜか削除などせずに荒らされるままにさせておき「ネットの暴力性を示す」という大義名分を掲げた。当時の個人ニュースサイトは「1ch.tvが狂ってます」と書いた。
また、「人にやさしい掲示板」であるはずなのになぜかネットウォッチ板が存在し、反2chの先鋒となり、2chに対する憎しみや怨みつらみが書きこまれても削除されなかった。またなぜかネットウォッチ板には「脱2chウェブリング」なるバナーが貼られネットウォッチ板は完全に2ちゃんねるに対する憎しみを書き込む板になってしまった。(削除基準も曖昧で、2ちゃんねらーに対する誹謗中傷は削除されなかったことも一因である)関連動画に記述した富士見いおたFLASHを観て大ウケした2ch運営はネットウォッチ板の名無しを「ゴーゴーゴーゴー!」にした。
当初の「人にやさしい」というコンセプトは崩れ、アンチ2ch掲示板としての存在意義だけが見出されることになってしまった。
この1ch.tvにおいては、2ちゃんねる以前に大掲示板を運営していたあめぞう氏も運営に参加していたが、騒動に揉まれ、結果インターネットの世界から姿を消した。
数ヶ月もすると飽きやすい2ちゃんねらーの性分か2chネットウォッチ板の1ch.tvスレッドも過疎化し雑談スレと化した。果たして前述の有料サービスなども実装には至らなかった。
その後
10年経った現在、1ch.tvのドメインは業者に買われ、05年から使われてきたhttp://amezo.jp/top.html
というドメインは繋がらなくなっている。
ちなみに、西和彦は2006年、wikipediaの自身の記事のノートページにおいても、その匿名性を非難し記事の白紙化を行うなどのトラブルを起こしている。
さらに、同じく2006年に(1ch.tvは)「作るときに関わりましたが、実際に作ったのはバリュー・エクスチェンジ株式会社という会社。 西」という発言も同ノートページでしており、それが理由であるかは不明だが、2014年3月現在、wikipediaの本人の記事の本文には1ch.tvに関する記述がまったくない。
あめねこAA
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彡 ー ミ < あめねこにゃ♪よろしくにゃ♪
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1ch.tvのマスコットキャラ。
2ch顔文字板ではエロAAと巨大結合していた。
関連動画
詳しい歴史はこちらから
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