2021年クラシック世代 とは、2018年に生まれ、2021年にクラシック競走を走った競走馬の世代のことである。Pixivでは21世代で大百科の記事が作られている。
概要
2025年時点で7歳世代。以下は2024年終了時点での記述である。
牡馬クラシック三冠を分け合った3頭、3歳で天皇賞(秋)と有馬記念を制した皐月賞馬エフフォーリア、ダービー馬として初めて海外GⅠを制したシャフリヤール、菊花賞・天皇賞(春)・宝塚記念を制した「阪神三冠」の逃げ馬タイトルホルダーを代表とする世代。クラシック勝ち馬3頭全てが後にそれぞれ古馬混合GIでも勝利しているのは日本競馬史上初である。
牝馬では白毛馬として初の国際GⅠ馬となり、阪神JF・桜花賞・VMのGⅠ3勝を挙げたアイドルホースのソダシと、府中マイルGⅠ3勝を挙げたソングラインが代表。牝馬三冠は父譲りの捲りでオークスを制しマイネル軍団の岡田総帥の墓前にクラシックを捧げたユーバーレーベン、三冠牝馬の母アパパネと秋華賞母仔制覇を果たしたアカイトリノムスメがソダシと分け合った。
2歳GⅠ馬のグレナディアガーズとダノンザキッドは、その後GⅠ勝ちは挙げられなかったものの、ともに3歳以降も重賞戦線で好走を続けた。
短距離戦線ではNHKマイルカップを制したシュネルマイスターがマイル戦線でソングラインと鎬を削り、スプリントではピクシーナイトが3歳でスプリンターズSを制した。
芝の古馬台頭馬では、2023年大阪杯を逃げ切った金色の逃げ馬ジャックドール、こちらも三冠牝馬ジェンティルドンナの娘でエリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナ、2024年天皇賞(春)で菱田裕二に初GⅠを贈ったテーオーロイヤル、2024年ヴィクトリアマイルにて単勝208.6倍の14番人気で大穴をあけたテンハッピーローズ、マイル戦線での善戦街道を経て2024年マイルCSを勝ったソウルラッシュがいる。
ダートでは国内GⅠ級6戦無敗、2023年南部杯を大差圧勝など圧倒的な強さで君臨したレモンポップが代表。他に11番人気で2024年フェブラリーSを制し南部杯でもレモンポップに食い下がったペプチドナイル、川須栄彦に初GⅠ級制覇を贈ったシャマル、中央から園田に移籍しJBCスプリントを制したイグナイター、芝の平凡なオープン馬から5歳でダートに転向してJBCレディスクラシックを勝ったアイコンテーラーがいる。世代GⅠ級は全日本2歳優駿と東京ダービーを勝ったアランバローズ、JDDをブービー12番人気で逃げ切ったキャッスルトップと船橋所属の2頭が制した。
障害競走では、2023年の中山大障害を圧勝したマイネルグロンが代表。
GⅠ未勝利の面々では、重賞6勝を挙げたがそれ以上にとんでもない気性で話題を集めた狂気の暴走お嬢様メイケイエール、直線で必ず外にヨレていくリフレイム、熊本県産馬初のJRA重賞勝利を果たしたヨカヨカなどの個性派牝馬が人気を博した。
他、牝馬では阪神JFと桜花賞でソダシと激闘を繰り広げたサトノレイナス、55年ぶりに牝馬で菊花賞の馬券に絡んだディヴァインラヴ、GⅠ戦線であと一歩のレースを続けたが4歳で無念の引退となったファインルージュ、宝塚記念で世界最強イクイノックスに迫り凱旋門賞で4着に力走したスルーセブンシーズ。
牡馬ではNHKマイルカップで出オチをかまし、海外芝ダート両重賞制覇を果たしたバスラットレオン、クラシックで好走を見せるも4歳春から5歳秋まで1年半も消息が途絶えてファンをやきもきさせたステラヴェローチェ、令和の小倉マイスターアリーヴォなど。
まだ現役の馬では、芝では海外GⅠでも好走を続けるプログノーシス、在厩のまま走り続ける「美浦の主」ノースブリッジ。ダートでは日本テレビ盃でウシュバテソーロを下したウィリアムバローズ、メーデイアの息子ディクテオンなどが活躍している。
3歳時の活躍が目立つ馬もいれば、古馬となってから覚醒した馬もいるバランスのいい世代。
中央・地方・障害を合計したGI馬の頭数では日本競馬史上最多となっている。
6歳時(2024年)にはマイル戦を1600m~1800m未満とした時、外国馬のロマンチックウォリアーが制した安田記念も含め、芝ダートのマイルGI級を全て制覇するという記録も打ち立てた。
古馬混合重賞での主な勝利馬
- エフフォーリア
- シャフリヤール
- タイトルホルダー
- ソダシ
- シュネルマイスター
- レモンポップ
- 2023年の最優秀ダート馬
- 5歳冬の根岸ステークスで重賞初勝利を挙げ、中2週で臨んだフェブラリーステークスでGIも初勝利。
秋の始動戦となったマイルチャンピオンシップ南部杯では、前年度の覇者カフェファラオなどを尻目に同レース史上初の大差勝利、続く年末のチャンピオンズカップでも大外枠から逃げ切って、2017年のゴールドドリーム以来の春秋ダートGI連覇を達成している。 - 翌年もJpnI昇格初年度のさきたま杯を勝利すると、マッチレースを制して南部杯を連覇。ラストランとなったチャンピオンズカップでは写真判定の末、ハナ差を制してトランセンド以来のチャンピオンズカップ連覇と中央ダートGI3勝を達成して有終の美を飾った。
- ソングライン
- ピクシーナイト
- ジェラルディーナ
- ジャックドール
- メイケイエール
GI勝利馬一覧
世代別GI
競走名 | 2020年(2歳) | 2021年(3歳) |
---|---|---|
朝日杯フューチュリティステークス | グレナディアガーズ | |
阪神ジュベナイルフィリーズ | ソダシ | |
ホープフルステークス | ダノンザキッド | |
皐月賞 | エフフォーリア | |
東京優駿(日本ダービー) | シャフリヤール | |
菊花賞 | タイトルホルダー | |
桜花賞 | ソダシ | |
優駿牝馬(オークス) | ユーバーレーベン | |
秋華賞 | アカイトリノムスメ | |
NHKマイルカップ | シュネルマイスター |
古馬GI
中央障害重賞
競走名 | 2021年(3歳) | 2022年(4歳) | 2023年(5歳) | 2024年(6歳) | 2025年(7歳) |
---|---|---|---|---|---|
阪神スプリングジャンプ | マイネルグロン | ||||
中山グランドジャンプ | |||||
京都ハイジャンプ | サンデイビス | ||||
東京ジャンプステークス | ジューンベロシティ | ジューンベロシティ | |||
新潟ジャンプステークス | |||||
小倉サマージャンプ | ロスコフ | ||||
阪神ジャンプステークス | ジューンベロシティ | ||||
東京ハイジャンプ | マイネルグロン | ジューンベロシティ | |||
京都ジャンプステークス | |||||
中山大障害 | マイネルグロン |
地方ダートグレード競走GI級
世代別
競走名 | 2020年(2歳) | 2021年(3歳) |
---|---|---|
全日本2歳優駿 | アランバローズ | |
ジャパンダートダービー | キャッスルトップ |
古馬GI
競走名 | 2021年(3歳) | 2022年(4歳) | 2023年(5歳) | 2024年(6歳) | 2025年(7歳) |
---|---|---|---|---|---|
川崎記念 | |||||
かしわ記念 | シャマル | ||||
さきたま杯 | 2024年よりJpnI昇格 | レモンポップ | |||
帝王賞 | |||||
マイルチャンピオンシップ南部杯 | レモンポップ | レモンポップ | |||
JBCレディスクラシック | アイコンテーラー | ||||
JBCスプリント | イグナイター | ||||
JBCクラシック | |||||
東京大賞典 |
海外平地GI
競走名 | 2021年(3歳) | 2022年(4歳) | 2023年(5歳) | 2024年(6歳) | 2025年(7歳) |
---|---|---|---|---|---|
ドバイシーマクラシック (دبي شيماء كلاسيك) (Dubai Sheema Classic) |
シャフリヤール |
記事のある2021年クラシック世代の競走馬
日本調教馬
- アイコンテーラー
- アカイトリノムスメ
- アリーヴォ
- アンブレラデート
- アンドヴァラナウト
- イグナイター(競走馬)
- イルーシヴパンサー
- エフフォーリア
- キャッスルトップ
- グレートマジシャン
- グレナディアガーズ(競走馬)
- サトノレイナス
- サバノミッソーニ
- ジェラルディーナ
- ジャックドール
- シャフリヤール
- シャマル(競走馬)
- シュネルマイスター
- ステラヴェローチェ
- スモモモモモモモモ
- スルーセブンシーズ
- ソーヴァリアント
- ソウルラッシュ
- ソダシ
- ソングライン
- タイトルホルダー(競走馬)
- ダノンザキッド
- テーオーロイヤル
- ディヴァインラヴ
- ディヴィーナ
- ディクテオン
- テンハッピーローズ
- ノースブリッジ(競走馬)
- バスラットレオン
- ピクシーナイト
- ファインルージュ
- プリンニシテヤルノ
- ブレークアップ
- プログノーシス
- ペプチドナイル
- ホウオウイクセル
- マイネルグロン
- ママテイオーノユメ
- メイケイエール
- メイショウフンジン
- ユーバーレーベン
- ヨカヨカ
- リフレイム
- レッドベルオーブ
- レモンポップ
海外調教馬
- アダイヤー(イギリス)
- アナモー(オーストラリア)
- インペラトリス(ニュージーランド)
- ヴァンゴッホ(アイルランド)
- ヴォイッジバブル(香港)
- エンブレムロード(サウジアラビア)
- カリフォルニアスパングル(香港)
- コディーズウィッシュ(アメリカ合衆国)
- ステートオブレスト(アイルランド)
- スノーフォール(アイルランド)
- ドバイオナー(イギリス)
- バーイード(イギリス)
- ハリケーンレーン(イギリス)
- フライトライン(アメリカ合衆国)
- ポエティックフレア(アイルランド)
- ホットロッドチャーリー(アメリカ合衆国)
- マンダルーン(アメリカ合衆国)
- メディーナスピリット(アメリカ合衆国)
- モスターダフ(イギリス)
- ライフイズグッド(アメリカ合衆国)
- ラッキースワイニーズ(香港)
- レベルスロマンス(イギリス)
- ローレルリバー(アラブ首長国連邦)
- ロマンチックウォリアー(香港)
関連動画
関連リンク
関連項目
前世代 | 当記事 | 後世代 |
---|---|---|
2020年クラシック世代 | 2021年クラシック世代 | 2022年クラシック世代 |
親記事
子記事
- アイコンテーラー
- アカイトリノムスメ
- アリーヴォ
- イグナイター(競走馬)
- インペラトリス
- EST(競馬)
- フライトライン
- エフフォーリア
- カリフォルニアスパングル
- キャッスルトップ
- コディーズウィッシュ
- シャフリヤール
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- ソングライン
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