3環状9放射(さんかんじょうきゅうほうしゃ)とは、首都圏を中心とした3つの環状道路と、9つの放射道路を総称したものである。
概要
1963年の首都圏基本問題懇談会中間報告書において、「都市内交通体系」が発表された。3環状9放射は、この概念において計画されたものである。1987年までに概ね現在と同様の計画となり、現在に至るまで整備されている。なお、構想中の区間を除くすべての区間が高速道路として計画されている。
かつて、首都圏では放射道路の建設は進んでいた一方、環状道路の整備は遅れていた。このため、都心部に用がなく、首都圏を通過する車両も東京都心部を通過しなければならず、都心部の道路に交通が集中している。このため、都心部では慢性的に渋滞が発生している状況で、これにより物流の停滞、交通集中による事故の発生、大気汚染による公害など、様々な問題が発生している。
これを改善するため、3つの環状道路の整備が進められている。
構成する道路
3環状
内側から、
9放射
南西側から時計回りに、
- 首都高速湾岸線 - 横浜横須賀道路
- 第三京浜道路 - 横浜新道
- 首都高速3号渋谷線 - 東名高速道路
- 首都高速4号新宿線 - 中央自動車道
- 関越自動車道
- 首都高速川口線 - 東北自動車道
- 首都高速6号三郷線 - 常磐自動車道
- 首都高速湾岸線 - 東関東自動車道
- 首都高速7号小松川線 - 京葉道路 - 館山自動車道
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