35系客車とは、
日本国有鉄道などで使用された数種類の客車(オハ35系の項目)、
またはJR西日本が新造した観光列車用客車(35系4000番台の項目)である。
オハ35系
鋼製・20メートル級客車のグループで、第二次世界大戦前から戦後にかけて1309両が製造された。基本形式が普通座席車のオハ35であるため、オハ35系と呼ばれる。急行列車用の座席設備を持った二等車なども存在していた。
普通座席車は主に普通列車で使用されたが、多客時期には夜行急行の後ろに連結して使用した例もたくさんある。1980年代にはほとんどが引退しており、保存されている客車は可動車両が8両、保存車両が12両である。
35系4000番台
スハテ35、オハ35、ナハ35、スハ35、オロテ35の5両からなる。
JR西日本が運転していた「SLやまぐち号」の客車をリニューアルするために、2017年に新造された最新式旧型客車である。お前は何を言っているんだとおっしゃるかもしれないが、本当にかつてのオハ35を基本番台とする形式で新たに作られたのだから仕方がない。
軽快気動車の設計を流用した台車、床下発電機による冷暖房・乗り降り用自動ドア完備の車体、列車両端に展望室を装備、検査や転属で移動する時に本線のダイヤを乱さないために電気機関車などを使った時速110キロ運転に対応、
それでいて見た目は旧型客車に可能な限り似せたデザイン、屋根の見た目を合わせるためだけに設置したダミーのベンチレーター(通風口)、車内は木製の室内設備と、電球色LED照明、
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