発売日 | 2007年10月12日 |
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対応機種 | Windows 2000 / XP / VISTA |
メディア | DVD-ROM |
ジャンル | 不思議の国のハーレム♥ADV |
原案 / 原作 | @ピース |
原画、 キャラデザイン |
伊東雑音 Pero |
シナリオ | 神野マサキ 博恵夏樹 玉沢円 多々良麦茶 |
サウンド | 水月陵 |
発売元 | ユニゾンシフト:ブロッサム |
レイティング | ソフ倫:18歳未満購入禁止 |
価格(税込) | 9,240円(初回版) |
ALICE♥ぱれーど~二人のアリスと不思議の乙女たち~とは、ユニゾンシフト・ブロッサムより発売された18禁恋愛ADVゲームである。
概要
2007年に発売したPCゲーム。ユニゾンシフト・ブロッサムの作品では「ななついろ★ドロップス」に続く2作目のタイトルである。
タイトルが長い中の「♥」の字が変換しにくいためか、タグ登録は専ら「ALICEぱれーど」「ALICE・ぱれーど」と入力されている傾向にある。
→「ALICEぱれーど」または「ALICE・ぱれーど」でタグ検索
ストーリー
主人公・牧野亜梨須は誕生日というめでたい日にも関わらず朝から寝坊をしてしまい、大学へ向かう過程で次々と災難に遭ってしまう。やがて大学へ到着したアリスはウサ耳を生やした謎の少女シルクにいきなり穴へ突き落とされてしまう。落ちてきた先に広がっていた世界は童話「不思議の国のアリス」を彷彿させる夢の世界だった。
夢の世界『スウィートワンダーランド』は時が永遠に5月4日で止まっている上に、住人が皆女の子しかいないという摩訶不思議な場所。そんなところへただ1人やってきた男性であるアリスは女王様ラヴィニアの命で城へ連れて行かれ、同じ境遇に立っている女の子・深織と様々なゲームで競争してスタンプ(判子)を集めなければ元いた世界へ帰れない事を告げられるのであった。
登場人物
- 牧野亜梨須(まきの ありす)
- 本作の主人公。普通の大学生。作品中では名前が「ありす」と表記されている。生粋のツッコミ体質。
早くに両親を亡くしているために兄・弟と共に兄弟のみで過ごしているが、ホストをしている兄と学生業の傍らでモデル業をしている弟に生活費を稼いで貰っている為、家事を一手に引き受けている。そのためか料理(特にお菓子作り)が得意で、お菓子を食べるのが大好き、虫が苦手という女の子っぽい一面がある事を兄弟からも度々からかわれている。
2人目のアリスとしてスウィートワンダーランドへやって来たありすは、基本的に元いた世界へ帰る事しか考えていないために「スタンプを集めれば夢がかなえてもらえる」という事実にも割と無関心。しかし生真面目で優しい性格なので住人達を何かと気に掛ける場面も多い。
また、兄と弟が女の子達を泣かせる様を間近でみてきた事から「自分は同じようになりたくない」と、女の子に近づかないように振る舞っていたために兄弟達と違い女の子と付き合った経験が無い。のだがスウィートワンダーランドで唯一の男性という事から住人達にいろいろと好奇の目に晒されたり付け狙われたりと、ツッコミ体質に加え巻き込まれ体質でもある事を嫌というほど体感することになる。 - 深織 (声:ありす)
- ありすと同様にスウィートワンダーランドへやってきた、1人目のアリス。ありすより先にワンダーランドへやって来たのだがゲームの公平を期すためにと、ありすがやって来るまで卵の殻の中で眠っていた。
朗らかでおっとりした性格を持ち、ありすと同様にお菓子が大好き。お茶会などでお菓子を食べる機会があると、ありすがお菓子好きである事を確信しているような態度で迫ってくる。
ありすと同様の境遇故か、作品中で唯一の常識人。もっともありす以上に長くこの世界に存在している為か、元いた世界でどんな道を通ってどんな学校に通っていたか、自分の名字は何というのか、など現実世界での記憶を覚えていない。 - シルク (声:安玖深音)
- ありすをラヴィニアの命に従い、スウィートワンダーランドへ呼び寄せた張本人。頭から白いウサギの耳を生やしている女の子。不思議の国のアリスに登場する白うさぎがモチーフなだけに(こちらでも同様に、白ウサギは主人公アリスをファンタジーの世界へ迷い込ませている)、懐中時計が特徴的な容姿をしている。但し忙しそうに振る舞っているわけではなく、基本的にマイペースでどこか抜けている性格。周囲には終始偉そうな態度で接するが、ねこさんをある理由から師匠と呼ぶ。
ニンジンが大好きで、家の冷蔵庫にはニンジンしか入っていない。「夢をあきらめない」が持論。
無知は罪である事をこれでもかと言うほど知らしめてくれるキャラクター。 - ラヴィニア (声:海原エレナ)
- スウィートワンダーランドを統べる女王。ハートの女王がモチーフだけに、着ている服や装飾品などには所々にハートマークがあしらわれている。部下であるエムドリやルージュ13に様々な命令を下し、また変わらない毎日(5月4日)を自分の気分次第で様々に変化させている。
スウィートワンダーランドで一番偉いだけに傲岸不遜な性格。また背が低い事を気にしており、それが会話に登ると激昂してしまう。しかしその一方、寂しがり屋でお菓子好きな一面もあるらしい?
作品中ではエムドリの言葉(主に嘘八百)を真に受けてありすを様々な罰に掛けることに。 - ねこさん (声:涼森ちさと)
- 森に住んでいる、ネコミミと猫のシッポを生やした女性。モチーフはチェシャ猫で、こちらでも同様に胴体を消してありすの前に姿を現す。
気分屋な性分で、楽しい事が大好き。そしてセクハラも大好きで、ありすをからかう以外にも登場する女の子達にもセクハラを行う。基本的にに自由奔放でいい加減な性格だが、時に本気で困っていると真面目に答えてくれることもある。
ちなみにねこさんという名前は、「私ねこだから名前はねこさんでいいや」的なノリで名乗った名前。 - ファニー (声:みる)
- 小さな帽子を被っている、小柄な少女。モチーフは帽子屋で、家の中には帽子がたくさん並べられており、作品中でも帽子屋のあだ名で呼ばれる事がある。
いつもルナや山根さん達と共にお茶会を開いており、お茶会では紅茶を入れるのを担当。様々な茶葉やスパイスをブレンドしてオリジナルの紅茶を自作するのが趣味で、紅茶の森という場所へ赴いては茶葉を取ってきている。 - 性格は極度の引っ込み思案で、尚且つ全身からいじめてオーラを360度に渡り展開しているため、いつもみんなにいじられてばかりいる。
中の人の演技力が成せる技か、「邪悪ロリ」の呼び声も高いとか高くないとか。 - ルナ (声:木村あやか)
- ウサギの耳と露出の多い服装が特徴の、常時テンションの高いお姉さん。モチーフは三月ウサギで、万年発情期が元ネタなのか何気ない会話から突然えっちぃ妄想の世界へと入っていく。そしてその度に山根さんからツッコミを入れられ我に帰るのが定番のパターン。
普段はおしとやかで優しく、思いやりに溢れた人なのだが、前述のエロエロな妄想が自身の中で一旦膨れ上がっていったら止まらなくなる事を本人も自覚しており、時に盛り上がりすぎるあまり性の暴走機関車もかくやの領域へ突入する事がある。まさに残念な美人。
なお、露出の多い大胆な服装はラヴィニアから贈られた服を「着ていないと贈ってくれた女王様に悪い」と律儀に着ているものである。 - 山根さん (声:理多)
- お茶会だろうがどこだろうが四六時中眠り続けている和服の女性。モチーフは「眠りネズミ」と呼ばれる事もあるハツカネズミ『ヤマネ』で、フランス語訳では「よく眠る(女の)人」という意味を持つ。(どちらが正確な由来かは不明)
マイペースを極めたマイペースとでも言うべき性格で、普段は寝ているが時折寝言ともつかない感じでボソッと喋る。周囲で何事が起こっても全く動じない。また自分の世界へ陶酔し始めたルナにチョップでツッコミを入れるが、「うるさくて眠れない」という理由かららしい。
また極度の酒乱でもあり、微量の酒でも酔ってしまう上に一度酔うと近くにいる誰かに絡んでくるため、住人達に大層恐れられている。 - ルージュ13 (声:成瀬未亜)
- ラヴィニアに仕える女性の兵隊たち。モチーフはトランプの兵隊で、人数も13人が存在。
13人全員顔立ちや容姿がそっくりで区別が付かないが(ラヴィニアは判別ができるらしい)、13人それぞれで性格が違う。一応1号がリーダーで7号がサブリーダーらしい。また13号は名前が示す通りというか、どこか冷酷な雰囲気を携えており、どこかの殺し屋然とした人物である。
ラヴィニアやエムドリの命令には絶対服従し、直ちに命令どおりに行動を起こす。一応、ありすには男性として少なからず興味を持っているようだ。 - エムドリ (声:成瀬未亜)
- ルージュ13と共にラヴィニアに仕える、空飛ぶピンクペンギンのような?生き物。通称・アホドリ。
女性しかいないとされるスウィートワンダーランドの住人達の中で唯一、性別が判明しないキャラクター。
アリス達のお目付け役であり、アリス達の身の回りの世話を行っている。
超が付くほどのドMな性格で、ラヴィニアやありすに殴り飛ばされたり踏まれたり、罵倒される事を至福に思っている。それ故にわざと失敗をする事もある他、ありすの言う事を曲解したりラヴィニアに余計な事を言ってありすにトラブルを運んでくる困った性格。
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