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アドビフラッシュプレイヤー

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【サポート終了】
Adobe Flash Playerは2020年 12月31日を持ってサポートを終了、2021年 1月12日には動作不能となっております。
しかしPC 時計依存である以上実質動作可能な状態です。侵入口として利用されないようアンインストールを強く推奨します。

IE/旧Edgeの方：2021年夏頃までに、Windows Update経由で強制的にアンインストールされます。
Chrome系(新Edge、Opera含む)の方：2021年 1月以降のChrome 88が適用され次第、強制的にアンインストールされます。
上記以外の方：Adobe Flash Playerプラグインを手動でアンインストールしてください。

Adobe Flash Playerとは、Adobe Systems社（旧Macromedia社）が開発したswf ファイルを再生するためのソフトウェアである。Flash Playerと略されることがある。

携帯端末向けの一部機能削除版として、Adobe Flash Liteが存在するが、Flash Lite 4.0（Flash Player 10相当）を最後に開発はストップしている。

2020年 12月31日を最後にサポートを終了。2021年 1月12日以降は例えブラウザ上で実行できても、Adobe Flash Player自身が実行をブロックしている。（後述）

概要

Flash作成ソフトにて作成された「Flash フォーマット（swf）を再生するためのプラグインソフト」であるため、それ以上の機能は付いていない。いわゆるリッチインターネットアプリケーション。

ただ、本家だけあって安定しており、FLV 再生機能を持っていたことから動画共有サイトでの採用率は非常に高かった。2020年現在では、逆にFlash Playerをデフォルトで採用をしているサイトが見つかりにくいという状況である。

Google ChromeおよびWindows 8/RT版Internet Explorer 10以降・Microsoft Edgeでは、ブラウザの更新とともに内部のFlash Playerが更新されている。

基本的にWindows/Mac OS版の開発を優先していて、Linux/Solaris版は遅れをとっている傾向である。例として、Flash Player 8のLinux/Solaris版は存在しない（対応版であるFlash Player 9が登場するまで7を使わざるを得なかった）。

なお、このソフト自体のWeb上での再配布は禁止されているが（関連リンクを参照）、swf方式の仕様は公開されているため、数々のサードパーティ製Flash 再生ソフトが作成されている。

Flash Playerの今後

2017年 7月、開発元である米 Adobe社がAdobe Flash・Adobe Flash Playerを廃止とする方針を固めた。これに伴い、主要ブラウザ開発会社と協力して廃止計画が進行。最終的にはどのブラウザも実行不可となっている。

2021年 1月12日以降はAdobe Flash Player自身がFlashコンテンツ再生を拒否する(9番参照)ため、それ以前の廃止日程を記載する。

日程	ブラウザ	内容(リンク先は情報ソース)
2020年 9月	Safari	無条件に実行をブロック
2021年 1月	旧Edge/IE	無条件に実行をブロック
	Firefox	無条件に実行をブロック
	新Edge/Chrome Chromium系全て	一体化しているプラグインの強制削除
2021年 1月12日	全て	実行できたとしても Flash Player自身が実行ブロック

経緯

2017年 7月26日（日本時間）、米 Adobe Systems社(当時の社名)は「各会社と協力して、Adobe Flashを段階的に廃止する」「具体的には、Flash Playerのサポート・配布を2020年末で終了し、他のコンテンツへ移行を勧める」と発表した。

また、2020年 6月に再告知した際、日付が明文化され、「2020年 12月31日を持ってFlash Playerのサポート・配布を終了する」「2020年後半以降、Flash Playerをアンインストールするよう告知を表示する」と表明している。どちらも詳しくは関連リンク参照。

各種声明は、裏を返せば2020年 12月31日までは必ずサポートするということであり、それまでの間に、各主要ブラウザはどのように廃止するかを発表している^[1]。

その後、実行が許可制になるなど各主要ブラウザの制限が強まっていき、2021年 1月12日の実行ブロックを持って(Adobeとしては)廃止が完了した。

ニコニコ動画/生放送などとの関連性

当初はAdobe Flash Player 9/10（一部）以降を要求していたため、切っても切れない関係にあった。

現在は「動画視聴ページ HTML5版」がデフォルトとなっており、HTML5版で再生できる方式へのほぼ全動画変換を経て、2020年12月15日にFlash版が廃止される。

また、ニコニコ生放送も新配信への移行や利用率低下に伴い、HTML5版がデフォルトとなった上でFlash版は廃止されている。^[2]

その他、ピコカキコ/お絵カキコもHTML5版が用意され、Flash版は2020年12月8日を持って廃止となった。HTML5の対応時期は該当記事参照。

それぞれのＯＳで導入できるプレイヤーのバージョン

※参考程度。特にWindows以外はあやふやであるため、間違っている可能性もある。
※全OSにおいてFlash Player 32が最終バージョンとなる。

Windows 95/NT→Flash Player 7
Windows 98/Me→Flash Player 9
Windows 2000→Flash Player 10
Windows XP以降(Windows RT含む)→Flash Player 11以降

Windows Mobile 6.5以前→Flash Player 7 for PocketPC
Windows Phone 7以降→非対応

Mac OS 9以下→Flash Player 7

Mac OS X 10.1～10.3→Flash Player 9
Mac OS X 10.4～10.5（Intel製プロセッサ搭載）→Flash Player 10.3
Mac OS X 10.4～10.5（PowerPC プロセッサ搭載）→Flash Player 10.1
Mac OS X 10.6～10.8→Flash Player 22
OS X 10.9→Flash Player 29
OS X 10.10～→Flash Player 30以降

Linux→カーネルバージョンによるが、従来プラグイン単体ではFlash Player 11.2 又は 24 以降 PPAPI方式は初提供の11.3以降全て

Solaris 9以下→Flash Player 7
Solaris 10→Flash Player 11.2

Android 1.6以下→非対応
Android 2.1(一部機種)→Flash Lite 4.0(Flash Player 10相当)
Android 2.2～4.0→Flash Player 11.1（公式にはプリインストール or2012/08/15までにインストールした端末限定）
Android 4.1以降→非対応

再生支援

※Flash Playerに限らず、『動画が乱れる』系の問題を解消するためには、GPU 支援を切るかグラフィックドライバを最新版にすること。大半がこの再生支援に因るものであり効果大。

10.1にて待望の再生支援機能が効くようになった。これによりCPUの使用率が20～50％下がる可能性がある。支援が効く条件として、

GeForce 8以上、Radeon HD 3xxx以上、Intel GMA 4500 MHD以上の搭載マシンであること（詳しくは必要システム構成を参照のこと）
AVC/H.264 High @4.1以下でエンコードされた動画であること
プレイヤーの設定でハードウェアアクセラレーションをONにしていること（デフォルトはON）

ことが挙げられる。フルHDでも支援がされるが、以下の条件を満たす動画では支援されないor乱れる。

bpsがオーバーしている場合（参考:1920x 1080で7Mb ps）
refがオーバーしている場合（参考:1920x 1080で4）

保護モードとFirefoxとの問題

※以下過去の情報。既にサポート終了済であるため、アンインストールを強く推奨。

11.3.300.257にてWindows Vista以降で動作するFirefox 4.0以降用に保護モードが追加された（IEはブラウザレベルで保護モードを実装しているため未実装）。ところがFirefoxとの問題が存在し、保護モードを実行するとFlash Playerの大部分が操作不能になってしまうという不具合が発生することとなった。ニコニコ動画で例を挙げると、