Age of Empires IIIとは、2005年にマイクロソフトから発売された歴史RTSである。
略称は「AOE3」。
概要
ゲーム情報 | |
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ジャンル | シミュレーション ストラテジー |
開発元 | Ensemble Studios Tantalus Media Forgotten Empires |
販売元 | Xbox Game Studios |
機種 | Windows |
発売日 | 2009年9月15日 (2007) 2020年10月15日 (DE) |
価格 (税別) |
¥ 3,980 (2007) ¥ 2,052 (DE) |
対象年齢 | -- |
その他 | -- |
ゲームソフトテンプレート |
前作AOE2が中世を舞台にしたのに対し、今作ではアメリカ大陸発見後の欧州列強国の覇権争いをモチーフとしている。
プレイヤーはスペイン、イギリス、フランス、ポルトガル、オランダ、ドイツ、ロシア、オスマントルコから担当国を選び、国王の代理として新大陸に植民地を建設する。そして他国の植民地と大陸の覇権をかけて戦う。
完全3Dグラフィックになり、物理エンジンの搭載により攻撃による建物の崩壊過程などがよりリアルになった。
ゲームシステムの基本部分は前作を踏襲しているが、軍事・内政共に国家ごとの特色がより強くなっている。また、新要素としてホームシティ(本国)からの支援や先住民との同盟と交易がある。
商品
拡張パックの「ザ・ウォーチーフ(原題:The War Chiefs)」と「アジアの覇王(原題:The Asian Dynasties)」を追加することでアメリカ大陸の先住文明やアジアの大国(日本、中国、インド)を参戦させることができる。また、本体と拡張パック「ザ・ウォーチーフ」の二つを同梱したゴールドエディション、本体と拡張パック「ザ・ウォーチーフ」、「アジアの覇王」の三つを同梱したコンプリート コレクションも販売されている。
使用できる国とMAPが制限された日本語体験版が公開されているので、興味があればプレイしてみるといいかもしれない。
また、2009年11月29日に、「エイジ オブ エンパイアⅢ:コンプリート コレクション」を使用し、ニコニコ生放送にて「Games for Windowsスペシャル『エイジ オブ エンパイア III』ナイト」が放送された。
2012年1月、突如としてSteamで販売開始。残念な事に英語版のみだが日本語化は可能。
ただしボイスは英語版のままなので、なんちゃって日本語で爆笑必至。我慢出来ない人はおとなしく日本語版パッケージを買いましょう。
2020年10月にはグラフィックと音楽のリマスタリングを行い、これまでにリリースされた拡張パック全てとさらなる新コンテンツを追加した記念作品として「Age of Empires III: Definitive Edition」が発売された。
登場文明
Age of Empires Ⅲには西洋文明8つ、原住民文明3つ、アジア文明3つの計14文明が登場する。
西洋文明
勢力にも寄るが兵のラインナップが揃っているので使いやすい。特に砲兵が原住民やアジアより充実している。カードで要塞や工場といった優れた建物を建造することもできる。
工業の時代から革命を起こすことができる。入植者が兵になり国家総動員で敵を倒しに行くという最終手段。切れるカードも民兵、鉄甲船、ガトリング、要塞ワゴンの4種類だけになる。
家の代替であるマナーハウスを建てると入植者が生産される。入植者生産による内政の爆発力が魅力の文明。超射程のロングボウは前作に引き続き参戦。
搬送ゲージが溜まるのが早くホームシティの恩恵を受けやすい。軍隊は近接攻撃のユニットが優秀で特にランセロ(槍騎兵)は対歩兵に力を発揮する。
序盤から終盤まで内政力が高い安定した文明。入植者の代替のクルールは資源収集が早く戦闘力もある。キュイラシェという最強クラスの騎兵を持っている。
ホームシティからのカードの多くにウーランがオマケで付いてくる。早い段階から兵の数を揃えやすい。ただしゲージを貯めるのに必要な経験値は多く設定されているので使用できるカード枚数は少ない。
入植者も兵士もまとまった数で生産されるので、まとまった資源を支払わないといけない。その代わり1体のお値段に換算すると80%で作れる…代わりに戦闘力も80%。戦士育成所(トーチカ)が前哨の能力を持っている。人海戦術上等。おっさん(ストレレッツ)だらけ。
時代が進むごとに町の中心を立てられるワゴンが与えられ、中心の建造上限も一緒に上がる防御的文明。とても優秀なドラグーンを使うことができる。
金貨を自動生産する銀行を建設できる。入植者も金貨で生産する。入植者の制限が50人までなので後半の内政は厳しい。スカーミッシャーを植民の時代から生産できる。
中東だけど今回は西洋文明扱い。入植者が無料かつ自動で生産される。すさまじい攻撃力を持つアブス砲はチーム戦で重宝する。
原住民文明
拡張パック「ウォーチーフ」で追加されたアメリカ原住民の文明。原住民の探索者「戦士長」はそれぞれ周囲のユニットにボーナスを与える。ファイアピットに村人を配置するとユニット生産や能力アップ等様々な恩恵を受けることができる。西洋文明に比べるとクセが強く内政力で劣る。
- イロコイ
様々な建物を建造できるトラヴォイが時代進化やファイアピットで与えられる。これによってマップコントロールをとりやすい。原住民文明では唯一砲兵育成所があり破城槌や軽カノン砲が使える。
騎兵が強く、戦士長も騎兵、しかも家は必要無いというAOE2のフンを彷彿とさせる騎馬文明。守りが弱いので序盤から相手に仕掛けることが大事になる早熟文明。
- アステカ
生産できる兵は全て歩兵。戦闘神官はファイヤピットで二人分の効果が得られる。騎兵も攻城兵器もいないのでそれの代替になるステータスの歩兵がいる。
アジア文明
第2の拡張パック「アジアの覇王」で追加されたアジアの三国。交易ポイントを貯めそれを支払うことで、西洋のユニットを購入することができる。進化は町の中心でボタンを押すのではなく民族の象徴を建てることで行う。民族の象徴はそれぞれ特殊な恩恵を持っている。探索者の代わりにモンクが与えられる。
兵の性能が高い少数精鋭型。進化やカードで周囲の兵の攻撃力を上げユニット生産もできる大名を使うことができる。動物を狩ることができない代わりに家の代替である社で動物を集め、集めた量に応じた資源を自動生産出来る。
二つの兵科をセットで生産するという軍運営に慣れが必要な文明。最大人口が220人なので最終盤の兵量勝負になるとかなり効いてくる。家の代替である村はサポート人数が20人と多く町の人を駐留させることもできる。数で押す傾向が強い。
家畜は殺すことができない代わりに経験値を生産する。ホームシティからの搬送が到着するたびに町の人が一人与えられる為、中盤以降内政力が伸びてくる。他国と異なり入植者が木材で生産され、象や駱駝など兵科が多様。
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関連項目
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