Alice Madness Returnsとは、Xbox360・PS3・PCで2011年6月14日に発売されたゲームである。2001年に発売された『アリスインナイトメア』の続編。
概要
監督は前作と同じくアメリカン・マギー。日本では7月21日に発売された。(Xbox360・PS3はCERO Z指定)。前作のPC版のような日本語吹き替えは実装されなかったが、日本版は海外版と同様の残酷描写で、表現規制はない。
また本作の発売に伴い、前作"American MacGee's Alice(アリスインナイトメア)"がダウンロードタイトルが登場することが明らかとなっている。更に、本作の購入特典として、前作のリマスター版の無料ダウンロードコードが同梱される。日本版では、360版のみに前作『アリスインナイトメアの海外版』の無料DLサービスが実装された。前作は吹き替えありのPC版がベスト版で販売しているので、興味があるのならそちらも遊んでみることをおすすめする。
アリスの記憶を巡り、10年前の事件の真実に迫ることになるようだ。
ストーリー
家族を火災で亡くし、自分だけが生き残ってしまった罪悪感から重い心の病にかかり、事故の記憶を失くしてしまったアリス。
長い治療の末、安定した精神を取り戻し、外に出られるまでになったが、いまだに不気味な幻覚に悩み続けていた。
幻覚の原因を探っていくうちに、火事は単なる事故ではなかったことが徐々に分かってくる。
自分の記憶を取り戻し、家族を襲った悲劇の謎を解くために、アリスはロンドンと荒廃し暴力の蔓延る不思議の国を、行き来しながら、記憶のかけらを集めていく。
事件の真相は?アリスの身に何が起こったのか? なぜ不思議の国は変わり果ててしまったのか-? 歯車が再び動き出す。
公式より
登場キャラクター
- アリス 前作から数年後のアリス。精神病院内で暮らしている。 今作では、再び歪められた不思議の国に戻ることになる。 クールでドライ、ドSな性格は変わってないが、精神的にかなり追い詰められている模様。※余談だが公式サイトのあらすじの年数表記の誤訳から、一時期29歳とする誤認が頻発した経緯がある。
- チシャ猫
前作よりもさらにイカつくなって登場、お前どうやって生き返った!
相変わらずふらっと現れてアリスにメッセージを残す。 - ペイン先生
アリスたちを担当している精神外科医。
アリスの過去を引きずり出して病状を治そうとしているが、中々上手くいかない御様子。
今作ではステージごとにペイン先生の助言ポイントが存在する。
前作との変化
- コントローラーで標準操作可能になった
- 基本的にオートセーブになった
- 映像がとても綺麗になり、ステージの広さやギミックが増加
- アジアをモチーフにしたステ-ジが登場
- チシャ猫はイベントのみの登場になり、任意の呼び出しは不可能になった
- 「胡椒引き」「ポッド」など武装がおもちゃから年相応にお茶会の道具へと変化した
- 緊急回避、2段ジャンプなど新アクションが多数増加
- 武器入手時やアクションなど、イラスト付きの操作説明が表示される親切設計になった
- 「歯型」は通貨代わりになっており、これを集めると武器を強化することが可能になる
- 「ビン」を集めるとおまけ要素が解禁される
- ステージが代わると、アリスのコスチュームも変化するようになった
- 前作のように難易度を4つまで選択可能、今回はナイトメアにしても謎解きの難易度は変わらなくなった
- Quake IIIのノウハウから作られた前作は、あくまでシューターがベースのゲーム性だったが、画面構成、システム共にスラッシュアクションの文法に置き換えられ、足場をジャンプや滑空で移動する点を除けばゲーム性は大きく異なっている。前作のゲーム性を期待すると別物なので注意。
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関連項目
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