ANGRY BIRDSとは、フィンランドのrovio mobileにより開発されたアプリケーションである。
本記事が作成された時点で、このアプリは、全世界で1200万ダウンロードを記録しており、YouTubeの公式動画も、驚異的な再生数を誇っている。(Youtubeゲームカテゴリ、全期間再生数1位)
その他にもぬいぐるみなどの関連商品の販売や、アプリを通したアニメの配信などが行われている。
概要
このゲームは、豚によって卵を奪われた鳥たちが、豚から卵をとりかえすという、単純なストーリーであり、ゲームシステムも単純で、シンプルである。
1ステージをクリアすれば、次にステージへと進むことが出来るようになり、レベルをクリアするごとに、クリア時の得点によって、星による1~3つ星の採点が行われる。
子供にも分かりやすいシステムであるが故の大ヒットを成し得たのだろう。
主な登場キャラクター
主人公の鳥たちはThe Flock(群れ)としてまとめられている。それぞれ異なる能力を持っており、徐々に仲間が増えていったり、シリーズによっては別の形態になったりなどして、その種類は多彩である。
Red Bird(レッドバード):Red(レッド)
最初のステージから登場する赤い鳥。群れのリーダー的存在で、ゲーム中では特別な能力を持たない操作の基本となるキャラクター。チャックやブルースと共に最初に卵を見つけた鳥で、卵を守ろうとする責任感は他の誰よりも強く描かれている。ちなみに、Female Red Birdという恋人がいる。『Space』ではアイマスクを装着し、『Star Wars』ではルーク・スカイウォーカーに扮する。
Blue Birds(ブルーバード):The Blues(ブルース)/Jake,Jim,Jey(ジェイク、ジム、ジェイ)
同じ卵から生まれた三つ子の青い鳥。三匹まとめてブルースと呼ぶ。ゲーム中ではタップすると三つに分裂し、氷に強いという特徴がある。冒険心が強い悪戯好きで、しばしば他の鳥たちを悩ませるが、以外と抜け目がない所を見せていたりもする。『Space』ではフラッシュのような黄色い耳飾りの付いたメットを着用し、『Star Wars』では反乱軍のパイロット達になる。
Yellow Bird(イエローバード):Chuck(チャック)
レッドの親友の黄色い鳥。タップすることで急加速をする能力を持ち、木材に強い。やや自信過剰な性格であまり落ち着きはないが鳥たちからの信頼は厚い。アニメでは時間をスローにするという謎の能力を披露していた。『Space』ではサイクロップスの様なバイザーを付け、『Star Wars』ではハン・ソロに扮する他、ランド・カルリジアンも茶色い同族がモチーフとなっている。
White Bird(ホワイトバード):Matilda(マチルダ)
白い雌の鳥、群れの中では母親的存在。爆弾のように爆発する卵を落とすという卵を守るゲームとしてどうなのかと思わなくない能力を持っている。自然好きで、基本的には平和主義な一面を持っている。ゲーム未登場のFemale White Birdという同じく雌の白い鳥がおり、また雌にしては厳つい顔つきもあってか、性別設定は後付けであった可能性がある。ちなみにアニメ版では明らかに顔が違う。『Space』には未登場、『Star Wars』ではC3POとなる。
Black Bird(ブラックバード):Bomb(ボム)
やや大きく重めの黒い鳥。タップすると自ら爆発し、周囲一帯を攻撃出来る能力を持つ。鳥達の中では最も気性が荒く、怒ると爆発してしまうので、周囲を巻き込まないためにか、群れの中では一歩引いた位置にいることもあるが、その攻撃力は非常に頼りになっている。『Space』ではマントのようなパーツが付き、『Star Wars』ではオビ=ワン・ケノービになる。
Boomerang Bird(ブーメランバード)/Green Bird(グリーンバード):Hal(ハル)/Al
長いくちばしを持った緑色の鳥。ハルとは日本語名で向こうではAlである。タップするとブーメランのように戻ってくる能力を持っている。捕まっていたところを助けられて群れの一員になるが、放浪癖のある一匹狼タイプであまり集団行動はしないらしい。
Big Brother Bird(ビッグブラザーバード):Terence(テレンス)
レッドの兄貴分とも兄弟とも言われている大型の赤い鳥。レッド同様特殊な能力はないがその巨体による破壊力が最大の武器である。言葉(らしき描写)を全く発さない秘密主義で、同族のレッド以外からは不気味がられていたが、捕まった鳥達を単身助けたことで信頼を得て群れに迎えられた。マイペースな性格らしく、気がついたら側にいたりと、謎の多い鳥である。『Space』ではハルクのように緑化し、『Star Wars』ではチューバッカになっている。
Orange Bird(オレンジバード):Bubbles(バブルス)
小さめのオレンジ色の鳥。風船のように何倍にも大きく膨らんで周囲を押しつぶす能力を持つ。食欲が旺盛で、ハロウィンを舞台にしたアニメでもキャンディをガッツガッツと食べまくっていた。『Space』では土星の環をモチーフにしたようなバンドを装着している。
Pink Bird(ピンクバード):Stella(ステラ)
『Seasons』の途中から新登場したピンク色の雌の鳥。タップすることで周囲にシャボン玉を放ち、オブジェクトや豚を閉じ込めて持ち上げることが出来る。恐らく途中から雌ということになったであろうマチルダと違って最初から雌として設定されたためか、ちゃんと顔も女性らしいデザインになっている。『Space』には未登場、『Star Wars』ではレイア・オーガナへと扮する。
日本におけるビジネス
本記事が作成された時点で日本での人気はあまり高くないが、rovioは日本向けサービスに力を加えていなかったわけではない。
2012年3月には、世界の季節や祭りなどをモチーフとしているシリーズ『Angry Birds Seasons』にて、日本を舞台とした「Cherry Blossom」がリリースされ、和風のステージやモチーフとして、鳥居、富士山、急須などの日本要素が各所に見られ、破壊物(オブジェクト)は、おにぎり、巻き寿司などが用いられている。
また、フジテレビと協力して「SAKURA NINJA」版を日本国内限定で製作した。これはキャラクター達が忍者や侍などの格好をしている。このように、日本での人気を得る事にも力をいれていることがわかる。
その他プラットフォーム版
Google Chrome
2011年5月からリリースされた、Google Chrome版。モバイル版とはいくつかの差異がある。
家庭用ゲーム機
ニンテンドー3DS、プレイステーション3、XBOX360向けに『Angry Birds』『Angry Birds Seasons』『Angry Birds Rio』をまとめた『Angry Birds Trilogy』が2012年9月25日にアメリカ向けで発売されている。現在日本向けには未発売である。
ゲーム以外
- Angry Birds TOON
アプリ内で配信されているアニメ版 - THE ANGRY BIRDS MOVIE
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給の3D映画。
日本語版は2016年10月1日公開予定。
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関連コミュニティ
関連項目
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