C-5は、アメリカ空軍で運用されている大型戦略輸送機である。愛称は「ギャラクシー」。
概要
1963年にアメリカ空軍より提案された次期大型輸送機計画「CX-HLS」により開発された。
開発は、ロッキード(現 ロッキード・マーティン)社。原型機の初飛行は1968年。
アメリカ軍の全ての装甲戦闘車両が輸送可能であり、An-124が登場するまでは世界最大の輸送機であった。
機体構成は同社のC-141と同じく高翼配置の主翼に4基のターボファンエンジンを搭載し尾翼はT字尾翼となっている。
また貨物の積み下ろしを迅速に行えるよう前後にランプ付きの貨物扉を持っている。
C-5Aは当初は115機を調達する予定であったが、開発の遅れと価格の上昇から81機に削減されている。
なお開発中に予定よりも重量が超過したので主翼の厚みを削ることによって対処したのだが、納入後に構造強度の不足が判明したため主翼の補強改修が行われた。
1985年から主翼構造の強化等を行ったC-5Bが50機追加調達されている。
1998年より既存のC-5A/Bに新型のアビオニクスとエンジンを搭載する改修計画によりC-5M「スーパーギャラクシー」が開発された。改修初号機のC-5Mが2006年に初飛行し、現在既存の機体に順次改修が行われている 。
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関連項目
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