混沌より生まれしバリアンの力、ナンバーズに宿りて新たな混沌を生み出さん。
カオスエクシーズ・チェンジ!
逆巻く銀河を貫いて、時の生ずる前よりよみがえれ!永遠を超える竜の星!
CNo.107 超銀河眼の時空龍!
CNo.107 超銀河眼の時空龍とは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
概要
バリアン七皇の一人、ミザエルが使用する「No.107 銀河眼の時空竜」がランクアップした姿。
エクシーズ・効果モンスター
※公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」第36回による
ランク9/光属性/ドラゴン族/ATK 4500/DEF 3000
レベル9モンスター×3
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
エンドフェイズ時まで、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する
全てのカードの効果を無効にする。
またエンドフェイズ時まで、このカード以外のこのターン発動した
全てのカードの効果を無効にし、このターン開始時の状態に戻す。
この効果の発動後エンドフェイズ時まで、フィールド上に存在するカードの発動は、
このカードのコントローラーが許可したもののみになる。
このカードが「No.107 銀河眼の時空竜」をランクアップしてエクシーズ召喚に成功した場合、
以下の効果を得る。
●自分フィールド上に存在する攻撃宣言をしていないモンスター2体をリリースする事で、
このターンこのカードは、一度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる。
遊馬のデュエルを引き継いだカイトとのデュエルで登場。
「No.107 銀河眼の時空竜」を破られたミザエルは、「RUM-バリアンズ・フォース」によってNo.107をランクアップ。このカードをエクシーズ召喚したのだが、「超銀河眼の光子龍」と共鳴し、あまりの力に使用していたバリアンズ・スフィア・フィールドが耐えられず、本来の姿を現すことすらできずにデュエルは中断された。
その後、「異次元の古戦場-サルガッソ」でのカイトとの再戦でも登場。
ランクアップには成功したが、同時に行われていた遊馬VSベクターのデュエルの影響でサルガッソのバランスが崩れデュエルの続行が不可能になったため、またしてもその能力を発揮できなかった。
ドン・サウザンドの陰謀によって人間世界が危機に陥る中、そこで行われたVS奥平風也&神月アンナ戦で登場。
「RUM-七皇の剣」によってランクアップされ、経過は不明だがフィニッシャーとなった。
そして、本格的に登場したのがVSⅢ&V戦。
2人のランクアップを封じる戦略を前にライフ1まで追いつめられたミザエルであったが、どうにかNo.107を取り返し、「RUM-七皇の剣」でランクアップ、2人の発動した「モノポール・チェーン」と「アトランティック・インビテーション」を、時を戻すことで封じ、ⅢとVの2体のCNo.の効果も無効化、3回攻撃によって2人にとどめを刺した。
月で行われた、ヌメロン・コードをめぐるカイトとのデュエルで再登場。
「RUM-七皇の剣」でランクアップされて効果を使用、カイトのセットカードの発動を封じて「銀河眼の光子竜」へ攻撃、カイトは「銀河暴竜」で「超銀河眼の光子龍」をエクシーズ召喚して迎え撃つが、ミザエルは「銀河衝撃」でこのカードの攻撃力をアップさせることで、ついにカイトの「超銀河眼の光子龍」を倒すことに成功した。
しかし、カイトの「銀河眼の光子竜」がアストラル世界の力を得ることで「No.62 銀河眼の光子竜皇」となってエクシーズ召喚される。その力によってこのカードは倒されてしまったが、ミザエルも「時空混沌渦」によってNo.62を除外し、さらにこのカードを復活させた。
ミザエルはこのカードで直接攻撃したが、カイトは「双龍降臨」で「No.46 神影龍ドラッグルーオン」を特殊召喚。相打ちとなり、それによってジンロンの口からミザエルへ真実が告げられる。
タキオン・ドラゴンがドン・サウザンドの呪いであり、自分は利用されていたにすぎなかったことを知ったミザエル。それでもタキオン・ドラゴンを信頼するミザエルは「銀河再誕」でこのカードを復活させてカイトへダイレクトアタック、「銀河再誕」で攻撃力が下がっていたためライフは残ったが、ぎりぎりまで追いつめた。
次のターン、「時空浄化」で一瞬だけこのカードを除外することで「銀河再誕」のデメリットを消し、さらに「時空殲滅砲」を装備することで連続攻撃を可能としたが、カイトは「銀河魔鏡師」でライフを回復させつつ壁として攻撃を防いだため満足にダメージを与えられず、カイトのライフを100残してしまった。
とはいえカイトに手はなく、彼自身も度重なる激戦のダメージでデュエル続行自体が難しいと思われたが、遊馬との交信で元気を取り戻し、ミザエルを救い出そうと立ち上がる。そして、No.62が効果で復活した。
ミザエルは「オーバー・タキオン・ユニット」で自らのライフ500と引き換えにこのカードの効果を発動、「時空殲滅砲」の代償による攻撃力の低下を無効にし、さらにNo.62が存在しないターン開始時の状態に戻そうとしたが、そのターン中に効果を発動していなかったNo.62には効果が及ばず、効果で攻撃力8000となったNo.62の攻撃を受けてミザエルのライフは尽きた。
銀河決戦の後は、ミザエルからドン・サウザンドの手を経てナッシュに渡り、ナッシュが遊馬とのデュエルで使用。
「オーバーハンドレッド・コール」で特殊召喚され、「CX 冀望皇バリアン」のオーバーレイ・ユニットとなった。そのあとも、カオス・オーバーレイ・ユニットとしてナッシュとともに戦っていた。
カードをターン開始時まで戻す効果の効果名は「タイムタイラント」、攻撃名は「アルティメット・タキオン・スパイラル」。
ミザエルは「ネオ・タキオン」と縮めて呼んでいる。また、放送終了後の提供画面では「超時空龍」と書いて「ネオ・タキオン・ドラゴン」とルビが振られていた。
「時空竜」ではなく「時空龍」と表記されているため、「『時空竜』と名のついたモンスター」を指定する「タキオン・ドライブ」の効果は受けられないと思われる。
許可しないカードは発動できないとミザエルが発言していたが、具体的にどうすれば許可したことになるのかは不明。また、墓地や手札からならば許可なしで使え、実際にカイトが手札から「銀河暴竜」の効果を使用している。
一応OCGルールで考えるならば、「くず鉄のかかし」のように、一度セット状態に戻った罠・速攻魔法カードをそのターンに再び発動することはできないので発動不可となる(この場合、許可の有無は関係なくルール上不可能)。ただ、Vが一度セット状態に戻ったカードを再び使おうとしていたので、アニメでは、基本ルールとしては発動可能なのかもしれない。
「エンドフェイズ時まで、このカード以外のこのターン発動した全てのカードの効果を無効にし、このターン開始時の状態に戻す」効果は、公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」によると、そのターン効果を発動していないモンスターはターン開始時まで戻らずにそのままフィールドに残るとされている。「このカード以外のこのターン発動した全てのカード」を「このターン開始時の状態に戻す」効果であるのだろう。
公式サイトでは「死者蘇生」で墓地のモンスターを復活させる事例が紹介されている。また実際に、アニメでもそのターンに効果を発動していない「No.62 銀河眼の光子竜皇」はフィールドから除外状態に戻らなかった。
このカードの存在が明かされたのが第83話(2012年12月16日放送)、効果が判明したのが第128話(2013年11月3日放送)。ほぼ1年かかった。
第128話の放送終了後の公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」では「CNo.9 天蓋妖星カオス・ダイソン・スフィア」が紹介されていたが、その中でアストラルがいずれこのカードを紹介したいと語っている。
記事最上部にあるのはカイトとの初戦での口上。サルガッソ以降は「カオスエクシーズ・チェンジ」より前の部分が省略されている。また、カード名の前に「顕現せよ!」が追加されている。
カイトとの銀河決戦では「顕現せよ、CNo.107!我が魂に宿りし粒子!今、光を超えた力となりて時を逆巻け!超銀河眼の時空龍!」。
OCG版
「PRIMAL ORIGIN」(2014年2月15日発売)で登場。
エクシーズ・効果モンスター
※「Vジャンプ」2014年2月号付録冊子「遊☆戯☆王ZEXAL SCOOP」3ページによる
ランク9/光属性/ドラゴン族/ATK 4500/DEF 3000
レベル9モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果は
ターン終了時まで無効になり、このターン、相手はフィールド上のカードの効果を発動できない。
また、このカードが「No.107 銀河眼の時空竜」を
エクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●自分フィールド上のモンスター2体をリリースして発動できる。
このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回までモンスターに攻撃できる。
カードをターン開始時に戻し、許可のないカードの発動を封じる効果は、相手がフィールド上のカード効果を発動できない効果に変わった。また、3回攻撃は、攻撃できるのがモンスター限定になった。
前半の効果は素材の内容に関係なく使用できる。さまざまなランク8ドラゴン族モンスターからランクアップしての活躍が期待できる。
ただし、表側表示のカードだけならば「RUM-ヌメロン・フォース」でも無効化可能。こちらは効果の発動も封じるので、セットカードにも影響できるのが利点だが、発動制限のないフリーチェーンのカードの場合、この効果自体にチェーンして発動される可能性もあるため、油断はできない。
召喚成功時に発動する罠についてはRUMの追加効果でタイミングを逃させることができるので、基本的に回避可能(追加効果発動の条件がそろっていない場合は回避できないが)。
「No.107 銀河眼の時空竜」を素材にした場合は3回攻撃が可能。
しかし、このカード自体がかなり重いモンスターであるため、リリース2体分を用意するのは面倒。トークンなどを活用したいところ。また、モンスターにしか攻撃できないため相手がモンスターを並べていないとせっかくの3回攻撃も活用できない。
初めてOCGに登場することが明かされたのは「Vジャンプ」2014年1月号であり、このときはカード名が白文字で書かれていたが、翌2月号では金文字に修正されていた。OCG用のカードナンバーが付されていることからアニメ版画像の流用とは考えにくい(また、アニメ版ならばカード名は赤色になると思われる)。
このカードは「No.」、「CNo.」、「ギャラクシー」、「ギャラクシーアイズ」、「ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン」の5つのカテゴリに属する。
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関連項目
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