Call of Duty: Advanced Warfareとは、CoDシリーズ最新作のサイエンス・フィクションFPSゲームである。
北米での発売日は2014年11月4日。
対応プラットフォームは、XboxONE・Xbox360・PlayStation4・PlayStation3・PC。
国内の発売日は以下の通り。
国内発売日一覧 | 吹き替え版 | 字幕版 |
XboxONE | 未定 | 2014年11月13日 |
Xbox360 | 2014年12月4日 |
|
PlayStation4 | ||
PlayStation3 | ||
PC |
概要
――「力が全てを変える」
BO2よりもさらに進んだ未来の時代=2054年を舞台にした、SF作品となる。
同じく近未来を舞台とした『COD:BO2』では、歩行戦車やクアッドコプターなどの未来兵器が登場していたが、今作ではこれらに加えて、光学迷彩付きのVTOLヘリやホバーバイク、実弾に変わる新たなエネルギー弾を用いた銃器などさらに発展的な兵器が登場する。
中でも特徴的なのは、プレイヤーを含めた兵士達が強化骨格を装着していること。今作での兵士は、走行中の装甲車に飛び移って運転席から敵を引きずり出すなどの超人的な活躍を見せる。また、メックスーツのような重武装の強化外骨格も登場している。
プレイヤーは、国家が弱体化しPMCが隆盛を極める中、新たな支配秩序の構築を目指す男が率いるPMCに入社し、数々の戦いへと身を投じる。
『COD:G』に引き続き、従来のシリーズ作品のいずれとも世界観を共有しない作品となる。
今までのCoDシリーズの開発はInfinity WardとTreyarchが交互に担当していたが、今作から、『COD:MW3』で共同開発に参加した経歴を持つSledgehammer Gamesが、新たに制作することとなった。
これ以降、シリーズの開発は三社体制となり、各スタジオが2~3年をかけて作品を開発し、順番に発表していく予定である。
ちなみにSledgehammer Gamesの代表作としては『Dead Space』シリーズがあり、今作に登場する強化骨格が、どことなく同シリーズの主人公アイザックが着ているエンジニアスーツに似ているという指摘もある。同シリーズに通じるホラーテイストなステージも登場するようだ。
アカデミー賞受賞歴もある俳優、ケヴィン・スペイシーが民間軍事企業CEOのジョナサン・アイアンスとして出演する。『COD:BO』シリーズのゲイリー・オールドマン(やサム・ワーシントン)に並ぶビッグネームであるが、彼らと違ってスペイシーは顔出しで出演する。
主人公ミッチェルの声を務めるのは、『バットマン アーカムシリーズ』のジョーカーや、『FF13』海外版のスノウの声を担当したトロイ・ベーカー。
脚本は、現代戦をテーマにした映画として近年最も重要な作品である『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』を担当した、マーク・ボールが執筆する。
『COD:G』まではWiiU向けにもリリースされていたが、今作では対応外となってしまった。任天堂ハードでリリースされないのは、『CoD:MW2』以来のこと。
ちなみに、現時点で発表されているトレイラーは全てXboxONEの映像である。
ストーリー
21世紀半ば、五大陸の原子炉が同時に攻撃されるという未曾有の全世界的テロが発生。国家の軍事基盤は崩壊し、世界秩序は混乱を極めた。
やがて、かつて世界最大の軍事力を誇ったアメリカ合衆国すらも含む世界各国は、民間軍事企業の武力を頼るようになっていった。
2054年、世界の軍事の軸を担うのは、いまや国家ではなく民間軍事企業であった。
(プレイヤーの分身である)元海兵隊員のミッチェルは、世界最大の規模と技術力を持ち、企業として初めて国際連盟に加盟した民間軍事企業「アトラス・コーポレーション」に入社し、様々な秘密作戦へと身を投じることになる。
時を同じくして、「アトラス・コーポレーション」CEOを務めるジョナサン・アイアンズが、世界の窮状を見かねて気炎を上げる。
彼にとって、民主主義を他国に啓蒙しようとしたアメリカ合衆国の過去の行いは、失敗でしかなかった。それに代わる新たな秩序体制を世界に構築するため、彼は今、自らの企業を率いて、アメリカに戦いを挑もうとしていた。
民主主義、民主主義だと?
人は民主主義を必要としてはいないし、欲してもいない。どの国も、民主主義を成立させる最低限の基礎を持っていない。
意見の食い違う相手に寛容であろうとしない、違う神を信じる人々に寛容であろうとしない、ジャーナリストが大統領に異論を唱えられることもない。人々は自由を求めてはいないのだ。
境界と規則。
侵略者や、あるいは自分達自身から、身を守るための手段。
彼らがリーダーに求めているのは、混乱を寄せ付けないための支援と束縛だ。これらを与えれば人はついてくる。
そこで、私の出番だ。
その他
Sledgehammer Gamesは当初、ベトナム戦争を舞台とした、TPSスタイルのシリーズスピンオフ作品『Fog of War』を開発していたが、もろもろの事情で開発休止となっている。
開発を率いるマイケル・コンドレー氏の語るところによると、民間軍事企業をテーマに採用するに当たって、Sledgehammer Gamesは、アメリカ国防総省のシナリオプランナーからのアドバイスも受けている。シナリオプランナーとは、世界各地の脅威を調査し、アメリカにどういう危険が降りかかるかを想定する職業だという。
このシナリオプランナーは、将来アメリカ合衆国の最大の脅威となるのは、中露やイスラム過激派ではなく、ジュネーヴ条約の制限を受けない軍事力である民間軍事企業であると指摘し、これが今作の世界観の源のひとつとなったらしい。
アトラス社のモデルは、実在する民間軍事企業のブラックウォーターUSA社であり、同社は2007年にイラク戦争で民間人を射殺したことで大問題となっている。
関連動画
関連商品
関連チャンネル
関連項目
- 0
- 0pt