「Call of Duty: Infinite Warfare」(コール オブ デューティ:インフィニット・ウォーフェア、以下CoD:IW)とは、2016年11月4日に発売予定の、ミリタリー・ファーストパーソンビュー・シューティングゲームである。
対応プラットフォームは、PlayStation4、XboxOne、PC。
Call of Dutyシリーズの最新作で、開発はシリーズ生みの親であるinfinity ward[1]。
近年のシリーズ作同様、未来が舞台となるほか、シリーズで初めて宇宙が本格的な舞台となる。
概要
Infinite Warfare | |
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ジャンル | アクション アドベンチャー |
開発元 | infinity ward |
販売元 | Activision |
機種 | PC(STEAM) PlayStation4 XboxOne |
配信日 | 2016年11月4日 |
価格 | ¥8,532(STEAM,通常版) ¥11,772(STEAM,デラックス版) |
今作は、『Call of Duty: Ghosts(以下、CoD:G)』以来3年ぶりの、そして3スタジオによる3年交代での発売体制に移行してからは初めての、infinity wardによるCall of Dutyとなる。
シリーズで初めて、PlayStation3・Xbox360(いわゆる第7世代ハード)への対応がなくなり、第8世代ハードのみでの展開となる。
ポスターに描かれている兵士は、宇宙服らしきヘルメットとM4のようなライフルを携えている。
『CoD:G』でも宇宙ステーションでの戦いが登場したが、今作ではさらに本格的に宇宙へと進出し、宇宙空間で戦闘機を駆ってのドッグファイトなど、『スターウォーズ』のようなスペースSF要素が数多く投入される。
トレイラーでは、土星らしき惑星が空に浮かぶ、地球外のどこからしい星の景色も描かれている。
ただし地球外生命体は登場せず、あくまで人類同士の戦いになる。
一方、従来通りの、陸上での歩兵戦ももちろん登場する。
『Call of Duty: Advanced Warfare(以下、CoD:AW)』以降登場しているスラストジャンプのような挙動もトレイラーで確認できることから、これらの作品と似た移動システムが採用されていると思われる。
トレーラーで印象的な使われ方をしている曲はデヴィッド・ボウイの『スペイス・オディティ』(Space Oddity)。
過去作との関係
過去作品のいずれとも関わりのない、新たな作品であることが、Infinity Wardのストリーム映像のインタビューの中で明らかにされている。
Infinity Wardの前作である『CoD:G』のキャンペーンが、明らかに続編の存在をにおわせる形で完結していたことなどから、関連があると予想するプレイヤーは多かったが、それらの予想は外れることになった。
キャンペーン
プレイヤーは、「艦長」として自らの部隊を率い、敵に立ち向かっていく。
「Retribution」(日本語で報復、報い等の意味)という名の宇宙戦艦が本拠地になることが判明しているため、この艦の指揮官になるのかもしれない。
また、「Jackal」という名の専用機を、自由にカスタマイズすることが出来る。
主人公の声を担当するのはCoD:MW3のユーリ役やCoD:Gのキーガン役などinfinity ward製のCoDでは常連と言えるブライアン・ブルーム。映画脚本の経験もある彼はキャンペーンのライターの一人としても参加する。
歩兵戦と宇宙戦の両方が、非常にスムーズに切り替えられ、プレイヤーは二つの戦場との行き来を快適に楽しみながら戦うことになるという。
ほぼすべての国家の軍事連合である「SATO」、“底辺の中の底辺”とまで呼ばれる好戦的な過激派組織「SDF(Settlment Defence Front)」、どんな標的にも到達する世界最高の特殊部隊「SCAR」などの要素が断片的に公開されているが、あらすじは今のところ不明。
正確な時代設定も不明である。
マルチプレイ
アクティビジョンは「進化した移動システム」が登場すると発表している。前述のとおり、inifinity ward作品としては初めてスラストジャンプが採用されると考えられているが、それ以外の新たなシステムが登場する可能性もある。
クラス作成では「コンバットリグ」システムが採用され、プレイヤーは6種類の「リグ」(ウォーファイター/マーク/シナプス/FTL/ストライカー/ファントム)のいずれかを選ぶ。それにより外見が決まる。
さらにそれぞれの「リグ」には3種類の「ペイロード」「トレイト」が選択肢として用意されている。「ペイロード」は『CoD:BO3』のスペシャリストウエポンにあたるもの。「トレイト」はパークのように戦闘中に発揮される特殊効果。
スコアストリーク、パークといった諸要素については今のところ不明。
Co-opモード(ゾンビモード)
今作の協力モードはゾンビモードとなる。
これまではtreyarch開発のシリーズ作品におけるおなじみの要素として知られていたが、infinity ward開発作品において採用されるのは初。
前作のExtinctionモードは採用されないようだ。
世界観は、『CoD:IW』本編や『CoD:BO3』のゾンビモードなどのいずれとも関わりのない独立したものになる。
Call of Duty: Modern Warfare Remastered
今作のデラックス版には、『CoD4』のリマスター版が同梱される。
開発は、これまでのCoDシリーズにおいてDLCやマルチプレイの開発に協力してきた、Raven Software。
リマスター版単体での発売は予定されておらず、『CoD:IW』デラックス版の購入者のみがダウンロード購入できる。
キャンペーン全編と、10種のマルチプレイマップが収録されており、基本的な操作・システムはもちろん、武器のアンロックなどに至るまで原作そのままとなる。
原作とリマスター版を比較した動画の内容を見る限りでは、単なるアップスケーリングではなく、マップ上のオブジェクトや建築物がデザインしなおされており、グラフィック面においてはリメイクに近いほどの作り直しがなされていると思われる。
ホストが自分のハードをサーバーとして提供するデディケイテッドサーバーにも対応する。
関連動画
関連項目
脚注
- *もっとも現在のinfinity wardは、『CoD:MW2』開発後に大量のスタッフ離脱騒動が起こり、『CoD:MW3』『CoD:G』では開発力の低下を指摘されたのを受けて、ほかスタジオとの統合とベテランクリエイターの採用によって再編された「新生Infinity Ward」とも言うべきスタジオであり、シリーズ開発初期とはほぼ別物である。
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