概要
「Cocko」名義でインディーズデビュー。翌年、メジャーデビューする際、現在の「Cocco」に改名。
初期の頃は「自分の歌は排泄物」と比喩しており、情念のこもった歌詞に激しいバンドサウンド。一聴してネガティブな印象を持つであろう歌が多かった。
しかしその歌に惹かれる人は多く、アルバムは2作続けてオリコン1位を獲得するなど人気を博した。しかし、2001年に活動中止を宣言。一旦、惜しまれつつ表舞台から去った。休止前の最後のテレビ出演となり「焼け野が原」を熱唱したミュージックステーションでのパフォーマンスが忘れられないという人も多いだろう。出演時でのタモリとのトークでは「絵本を描きたいと思う」という言葉を残していた。
絵本は「南の島の星の砂」「南の島の恋の歌」そして、2019年9月に3作目『みなみの しまの はなのいろ』が発売される。
休止後も、前出の絵本購入者のみ購入できるCDの発売や、尾崎豊のトリビュートアルバムに「ダンスホール」での参加と、音楽活動を完全に辞めたわけではなかったが、以前の様に表舞台に立つことはなかった。しかし、2005年にくるりとのバンド「SINGER SONGER」を結成し、CDを発売。2006年にはついにCocco名義の『音速パンチ』のリリースで、完全に音楽活動を再開することとなる。
再開後の音楽は初期の作風から一転、さわやかで希望を感じさせる歌が多くなった。またアルバムのセルフプロデュースなど行い、編曲も自ら行うなど、「排泄」ではなくなった歌に対する新たな姿勢が、作品から垣間見えるようになった。現在は音楽活動にとどまらず、エッセイ、小説などの文筆業、塚本晋也監督の映画「KOTOKO」で主演を果たすなど、様々な分野で活動を行っており、さらなる活躍が期待されている。
主な作品
シングル
- カウントダウン
- 強く儚い者たち
- Raining
- 雲路の果て
- 樹海の糸
- ポロメリア
- 水鏡
- けもの道
- 星に願いを
- 羽根~lay down my arms~
- 焼け野が原
- 音速パンチ
- 陽の照りながら雨の降る
- ジュゴンの見える丘
- こっこさんの台所CD
- ニライカナイ
- CoccoシングルCD スペシャルパンチ
ダウンロードシングル
アルバム
ミニアルバム
- パ・ド・プレ
ベストアルバム
書籍
絵本
エッセイ
小説
- ポロメリア
関連動画
「強く儚い者たち」に代表されるような、切なさや哀しさを感じさせる歌詞を持つミディアム~スローテンポの楽曲が多数あり、MADに使用されたり作業用BGMに織り込まれることがある。
一方で、「カウントダウン」「けもの道」など、生々しい歌詞を持つヘビーな楽曲も多数ある。暗い雰囲気のMADなどに使用されることがある。
また、ダークなキャラとして位置づけされているTHE IDOLM@STERの天海春香と掛け合わせたMADが数本存在し、春香の愛称(?)「閣下」と「Cocco」をかけ、「Cacca」と呼ばれる。
ファンを公言している(していた)有名人
(ニコニコ大百科に記事のある人物)
- 伊集院光
デビュー当時に「伊集院光 深夜の馬鹿力」(TBSラジオ)でCoccoの曲が好きだと公言していた。
あまりに好き過ぎて、番組内で流れた「Raining」を聴いて口ずさんでいるところが放送に乗ってしまうハプニングを起こしてしまい赤っ恥をかいた。
- マツコ・デラックス
ゲイ雑誌の仕事を辞めて実家で引きこもりになっていた頃、よく大音量で聴いていたという。自分にとってジャニス・ジョプリンを超えた唯一の歌手と公言し、2010年には雑誌「QuickJapan」で対談が実現した。
他にも宮台真司、香山リカ、長澤まさみなどがファンを公言している。
関連コミュニティ
関連商品
関連項目
- 4
- 0pt