DMM海域とは、かつて台風11号と共に自然発生し、DMM.com全体を巻き込むこととなる大嵐の発生したネットワーク上に存在していた海域である。
概要
ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」では2013年のゲーム開始以来怒涛の勢いで提督(プレイヤー)の数が増え続け、期間限定海域(イベント)開催に伴いサーバーが過負荷によってダウンすることが珍しくなかった。そのため、運営鎮守府は繰り返しサーバーの増強を行い最近では比較的安定傾向であった。
しかし、事件は2014年夏の期間限定海域「AL/MI作戦」実装によって起きた。イベント実装の為のメンテナンスが数回にわたって延長され、最終的にメンテ明けは過密時間帯となる22時過ぎとなった。これにより、いち早くイベントを開始しようと狙っていた者、当初の完了予定時刻から待機していた者、いつも通り帰宅していつも通りアクセスしようとした者、それら全ての艦これユーザーからのログイン要求が集中した。結果、ログイン処理を管理するDMM.comにアクセスが殺到した事により、ついに母体であるDMMサーバーがダウンするという異常事態が発生する。(ちなみに艦これサーバー自体は無事だったため、運良く鯖落ち発生前にログインしていた提督たちは問題なくプレイ出来ていた。)
この夏イベントは年に一度か二度しか行われない大規模イベントであり、多くの新艦娘や二正面作戦の実装など集客率の高いものであった。多くの提督諸君が心待ちにしただろう。しかしイベント海域E-1マップはおろかエラー娘にすら会えないという超難関DMM海域にネットの海は阿鼻叫喚の地獄絵図へと変貌した。
イベントは良いからデイリー任務だけでも消化させてくれよぉ!
また、DMM自体がダウンしたため、艦これだけでなくDMMが擁するほとんどのコンテンツ及びサービスとそのユーザーにまで被害が波及した。
DMM FXトレーダー?いえ、知らない子ですね…。
その後のイベントにおいても多少のログインゲームは起きたが、基本的には大過なくイベントが開始された。しかし、ちょうど1年後のイベント「反撃!第二次SN作戦」でやっぱり事件は発生した。19時までとアナウンスされていたメンテナンスは予想通り3回の延長を重ね[1]、提督たちの接続要求もその数を増していく。さすがにDMM.comも無策ではなかったらしく、ゲームプレイには直接影響しないコミュニティやメッセージ機能などの利用を制限して少しでもサーバーへの負荷を減らそうとしたことが確認できる。しかし、物量はいかんともしがたく、ついにDMM.comは沈黙した。その結果、他のゲームのプレイにも影響が及んだが[2]、今回FXトレーダーに何が起きたのかは判然としていない。
因みにこの海域が発生した際、他のDMMゲームがお詫びを配るのも恒例である。艦これはお察しください
なお今のところDMM海域は消滅し、安定を保っている模様。
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
脚注
- *運営公式twitterアカウントにおいて、本イベントの概要の説明をしていたのが、突然「「艦これ」への接続を少しお待ち頂けないでしょうか」というお願いを発する。気の早い提督たちのログイン要求が何らかの影響を与えたことも否定できない。
- *しんけん!!の公式ツイート(https://twitter.com/pub_snkn/status/630743831747645440)などが確認できる。
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