EGO~eyes glazing overとは、特撮ドラマ「仮面ライダー555」の処刑用BGM後期エンディングテーマである。
※一部を除く平成ライダー作品では、挿入歌を「エンディングテーマ」として扱っている。
概要
仮面ライダー555のエンディングテーマとしては三作目にあたり、第三十三話から使用されている。
CDリリースは2003年9月23日。
「Dead or alive」「The people with no name」と続いたED曲の「傷つきながらも未来へもがく」という自己へ向けられた悲壮なテーマから一転して、「他人を傷つけることへの恐れ・業」をテーマにした、ヒーロー番組の楽曲の中でも異色の作品。
タイトルの「EGO」は副題の「Eyes Glazing Over」の頭文字をとったものでもある。
「eyes glazing over」とは、直訳すると「ガラスの(ような質感になった)目」であるが、これはガラスのように透き通っているとか、キラキラしているという状態を意味しない。
ニュアンスとしては、すりガラスのようなモヤがかかっているとか、光沢が失われた、というものに近く、意訳すると「淀んだ瞳」や「生気のない目」といったあたりの、ぶっちゃけレイプ目のことである。
タイトルからしてこれであるから、その歌詞も相当なものである。
ユーロビート・ロック調の性急なテンポに合わせて、敵を倒し続けることへの疑問・知らずに誰かを傷つけていることへの恐れ・それでも自分を信じるしかない「ヒーローとしての究極の不安感」を謳う、ヒーローへのアンチテーゼにすらなりうる内容となっている。
敵味方の区別がそのまま正邪の区別と一致せず、「なにが正しいのか」を皆が模索し続けた「仮面ライダー555」という作品において、その本質を見事に切り取った一曲といえる。
また、この曲の使用回数はさほど多くないものの、「敵(オルフェノク)を一方的に攻撃する」シーンとセットになってる頻度が高いため、処刑用BGMとしても名高い。
- ウルフオルフェノクを断罪するカイザ
- ピジョンオルフェノクを華麗な殺陣で散華させるファイズ
- バーナクルオルフェノクを執拗に殴打するデルタ
- フリルリザードオルフェノクへ同時に必殺技を浴びせるファイズ&カイザ
- バットオルフェノクを高速多段攻撃で屠るファイズアクセル
と、どれもライダーの恐ろしいまでの強さを強調するシーンである。
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関連項目
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