この記事は拡張セット・DLCについて書かれています。 これをプレイするのには「Fallout4」のゲーム本体が必要です。 |
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
Far Harbor (ファー・ハーバー)とは、ベセスダ・ソフトワークスのコンピュータRPG『Fallout4』の第3弾DLCである。
PC版は英語・日本語ともに2016年5月18日より配信、PS4/XB1などのコンシューマー版は5月31日より配信となっている。
ストーリー
ニック・バレンタインの探偵事務所に、北の果てにいる漁師から「行方不明になった娘を探してほしい」という新たな依頼が舞い込んだ。依頼を引き受けた主人公は、いなくなった娘の痕跡をたどって船に乗り込み、暗く重い雰囲気の場所にたどり着く。
そこは、島全体を覆う放射能の霧によって土地を追いやられ、放射能の及ばないわずかな土地で人間同士が暮らす港町「ファー・ハーバー」だった。主人公は行方不明の娘を追っていくうちに、この島に人造人間のコロニーがある事、この島でファー・ハーバーの住人とアトム教信者たちが対立状態にある事を知る。
概要
Far Harbor | |
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ジャンル | RPG |
開発元 | Bethesda Game Studios |
販売元 | Bethesda Softworks |
機種 | PC Playstation4 Xbox One |
配信日 | 2016年5月18日 |
価格 | ¥ 2,800 |
ベセスダ・ソフトワークスが送るDLC第3弾。今回発表されたDLCのなかでは最も規模が大きいものとなる。新エリア「ファー・ハーバー」が実装され、新しい種類のクリーチャーや武器など多数の要素が登場しており、また、いくつかのパークにさらなるレベルが追加されている。
入植地「沿岸のコテージ」からさらに北、マップのボーダーラインを越えた海岸線に家が追加されており、その家にいる漁師夫妻の家を訪れるとスタートとなる。
Far Harborには3つの勢力があり、ファー・ハーバーの住人たちは放射能の霧によって生活圏を奪われたため放射能の霧を肯定するアトム教を激しく憎悪しており、また、外部の人間たちに被害を受けた経験から外部の人間たちに対しても排他的でもある。また、アトム教も善意でアトムの教えを広めていたのを迫害された経験からファー・ハーバーの住人を憎悪している。行方不明の娘を探しに主人公が訪れた人造人間のコロニーは害意こそないものの、そこをまとめる人造人間が両方の勢力と意外な関わりを持っている事が判明する。
主人公は連邦の勢力と同じくどれにでも加わる事ができ、クエストを進めていくうちにこれらの関係に深く関わっていく事となる。この3勢力の状況がどのような結末を迎えるのかは、主人公の行動と選択しだいとなる。行動と選択によっては勢力の繁栄や衰退に、場合によっては殲滅という展開につながる恐れがある。[1]
要素
今作では港町が舞台という事もあってか、海や漁業に関する要素が複数導入されている。
- 新アイテムの追加
- 銃器は、捕鯨用のモリ「ハープーン」を発射する「ハープーンガン」や.45口径弾に似た.45-70弾を使う「レバーアクションライフル」などが追加。近接武器では漁業で使う吊るしフックや魚運びに使うポールフックが武器として追加された。また、新クリーチャーのガルパーから取れる素材を用いることで、ステルスボーイと同じ効果を持つエイドを作れるようになった。
- パーク追加
- S.P.E.C.I.A.Lのうち、積載量を超えて所持品を運べる「Strong Back」やスタミナの回復速度を上げる「Action Boy」など、一部のパークにさらなるランクが追加された。
- 入植地/ワークショップの追加
- ファー・ハーバーでも入植地が追加される。また、ワークショップアイテムは魚介類を干しておく網が充実している。なおファー・ハーバーに渡っていても連邦にある入植地の襲撃イベントは停止しないため、長い間ファー・ハーバーに滞在してから戻ってくると、連邦の入植地が大幅なダメージを受けている可能性がある。
- エネミー/クリーチャーの追加
- 圧倒的な防御力を誇る巨大シャコ「フォグ・クロウラー」、可燃性ゲロを吐く四本足のチョウチンアンコウ「アングラー」、巨大なオオサンショウウオ「ガルパー」など、蟹のマイアラークに加えて新たなモンスターたちも登場する。
- また、霧によって異常になった人間「トラッパー」たちが襲いかかってくる(理性がおかしくなっているが知能や言語は残っており、レイダーとは大差ない)。
キャラクター
ファー・ハーバー
- キャプテン・アヴェリー
- ファー・ハーバーをまとめているリーダーの女性で対アトム穏健派。長い間ファー・ハーバーを離れて連邦にいたらしく、町の住人の中でも主人公に対してはそこまで排他的ではない。しかし連邦生活が長かったせいで連邦式のやり方や考えを押しつけてくるため住人にはウザがられている。(ミッチ談)
- アレン・リー
- ファー・ハーバーで武器屋を営む男。ことあるごとにすぐ銃を持ってきたり、アトム教の信者を捕まえては公開処刑を行うなど、もっとも排他的で対アトム強硬派。その姿勢を支持する者もいれば支持しない者もいる。
- ただ、自分の売っている銃が町の住人を守っているという自負にはあふれており、助力を申し出た主人公に対しても「外部に頼りきる事を覚えると弱くなる」との信条から断るなど、良くも悪くも頑固なところがある。
- オールド・ロングフェロー
- ファー・ハーバーで主人公のアカディアまでの道案内を務める老人。
チルドレン・オブ・アトム(アトム教)
- 上級聴罪司祭テクタス
- ファー・ハーバーに住むアトム教の指導者。先代の指導者が死去したため後を継いだ。アトムの教えを迫害・弾圧してきたファー・ハーバーの住人を憎んでおり、アトムの力がファー・ハーバーの住人を皆殺しにしてくれることを願っている。
アカディア
- DiMA(ディーマ)
- 体に管やケーブルがたくさんついた特徴的な姿の人造人間。島の山頂にある建物アカディアに住み、人造人間や普通の人間など、迫害や出自に悩む者たちを幅広く受け入れている。ファー・ハーバーとアトム教の両方と関わりがあるが、平和主義であるため両派の対立に心を痛めている。
- ちなみに主人公のパートナーとしてニック・バレンタインを連れてくると会話イベントが変化する。ニックは覚えていないようだが、向こうはニックのことをなぜか知っている様子。
- カスミ・ナカノ
- 北の果てで漁師を営むナカノ夫妻の娘で、今回の依頼の対象。家から突如姿を消し、北の土地ファー・ハーバーへと向かったという。主人公はこの娘を探しにファー・ハーバーに向かう事となる。
関連動画
プレイ動画
関連項目
関連リンク
脚注
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