今こそ現れろ、FNo.0!
天馬、今ここに解き放たれ、縦横無尽に未来へ走る。
これが俺の、天地開闢!俺の未来!
かっとビングだ、俺!未来皇ホープ!
FNo.0 未来皇ホープとは、アニメ「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」に登場するカードである。
概要
「No.39 希望皇ホープ」の未来の姿(「必勝!モンスターアカデミー」による)であり、遊馬の新たなナンバーズ。
エクシーズ・効果モンスター
※公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」第48回による
ランク0/光属性/戦士族/ATK 0/DEF 0
モンスターエクシーズ×2
このカードは戦闘では破壊されず、その戦闘によって発生する戦闘ダメージは0になる。
このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ中のみ、
自分はこのカードと戦闘を行ったモンスターのコントロールを得る。
このカードのエクシーズ素材1つを取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
●カードの効果によって発生する自分への効果ダメージは0になる。
シャイニング・ドローによってドローされた「マスター・ピース」の効果によって、墓地の「ガガガガンマン」と「ガガガザムライ」をオーバーレイ・ユニットとしてエクシーズ召喚。
遊馬はこのカードで「No.39 希望皇ホープルーツ」へ攻撃、効果でホープルーツを奪って、ホープルーツでダイレクトアタックしたが、何かを仕掛けると読んでいたアストラルはあらかじめホープルーツの攻撃力を下げていたため、アストラルは敗北を免れた。
アストラルも「HRUM-アルティメット・フォース」を発動し、「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」を召喚、アストラルはホープドラグーンでこのカードへ攻撃してきたため、遊馬はこのカードでコントロールを奪おうとしたが、それをトリガーにホープドラグーンの更なる効果が発動。それによってこのカードが破壊されそうになったが、自身の効果で耐えた。アストラルの狙いはこのカードの破壊ではなく、ホープドラグーンによる効果ダメージであったが、それもこのカードの効果で防いだ。
遊馬はホープドラグーンへ攻撃、再びホープドラグーンの効果が発動したが、それによる破壊をまた自身の効果で無効にし、さらに「かっとビング・チャレンジ」と「ブレイビング・メモリー」でホープドラグーンを倒し、さらにダイレクトアタックで決着をつけようとしたが、アストラルは「運命の扉」を発動。
遊馬の夢の中に出てきた、アストラルと出会った「運命の扉」(設定資料では「皇の扉」と呼称)が再び遊馬の前に現れる。それによってダイレクトアタックは無効になり、次のターンには遊馬の敗北が確定する。だが、アストラルには遊馬の残り1枚の手札の内容はすでに読めていた。
遊馬は「ダブル・アップ・チャンス」を発動、遊馬はこのカードと一体化し、「運命の扉」へ攻撃、デュエルに決着をつけた。
アストラルによれば、遊馬は「古の戦いで別れた紛れもない私の分身」であり、「もう一人の私」だという。このカードと遊馬が一体化する演出も存在したが、遊馬自体がこのナンバーズであるという意味かは不明。小鳥はこのカードを見て「遊馬に似てる」とつぶやいている。
もしも遊馬自身がナンバーズのような存在だった場合、遊馬の父である一馬が言っていた「遊馬のデュエルは危険」というのは、 既に散らばっていた50枚のナンバーズとデュエルして敗北した場合に遊馬自身が消滅してしまうという意味になる。
カードの効果は戦闘を行っても相手は決して破壊せず、戦った相手を味方にする、そして自身とプレイヤーを守るというものだが、これは遊馬の「デュエルしたらみんな仲間だ!」という信条をまさに体現した効果(「Vジャンプ」2014年9月号でもそのように触れられている)であり、九十九遊馬というキャラそのものを表していると言える。
No.11 ビッグ・アイ「泣けてくるぜぇ」
余談だが、公式サイトの「必勝!モンスターアカデミー」ではこの効果を「CNo.101 S・H・Dark Knight」に対して使っていた。戦闘終了後に味方になったと思ったら(ルール上の問題だが)相手フィールドに戻るのは、ある意味シャークさん(もといナッシュ)らしいか。
カード名は青文字で書かれている。日本語版OCGにこのような仕様は存在しないが、海外では似たような仕様のものが存在する。
基本的にナンバーズのナンバーは日本語読みであるが、このカードに限っては「ゼロ」と英語読みになる。
公式サイト「必勝!モンスターアカデミー」で最後に紹介されたカード。
FNo.(フューチャーナンバーズ)には、「ここから新しい未来が始まっていく」という願いが込められているとのこと。
アニメにおける「『ホープ』と名のついたモンスター」には当てはまるが、OCGでの「『希望皇ホープ』と名のついたモンスター」には当てはまらない。先例に「No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ」が存在したが、そちらはOCGで「『希望皇ホープ』と名のついたカードとして扱う」テキストが追加された。
このカードをエクシーズ召喚するために発動した「マスター・ピース」は、「傑作、名作」の意で、mihimaru GTによる遊☆戯☆王ゼアルの第1期OP曲のタイトルでもある(「マスターピース」表記)。また、このカードの召喚口上にある「縦横無尽」、「天地開闢」は「マスターピース」の歌詞にあるフレーズ。この曲はゼアル(Ⅱ)のラストを飾った。
全てのモンスターに対する戦闘破壊耐性を持っているため、No.共通のNo.以外との戦闘では破壊されない効果を持っていない。また、素材を取り除く効果にも戦闘破壊を防ぐ記述があるが、すでに永続効果の戦闘破壊耐性を持っているため、ほぼ意味のない記述になっている。
OCGの企画、「デュエリストカードプロテクター デザイン大投票」にエントリー(投票期間2014年5月21日~同年6月20日)。
結果は、5月28日、6月4日の集計時点で2位、6月11日の集計で3位、6月18日の集計で4位となり、最終結果も同様に4位。「Vジャンプ」2014年9月号の発表によれば得票数は4801票。
OCG版
「NEXT CHALLENGERS」(2014年7月19日発売)でOCGに登場。
エクシーズ・効果モンスター
ランク0/光属性/戦士族/ATK 0/DEF 0
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2
ルール上、このカードのランクは1として扱う。
(1):このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。
その相手モンスターのコントロールをバトルフェイズ終了時まで得る。
(3):フィールドのこのカードが効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
エクシーズ素材にはNo.以外、同じランクという制限がかけられた。素材を使って破壊耐性を得る効果は、破壊と引き換えに素材を取り除く効果になった。また、効果ダメージを防ぐ効果はなくなった。
さらに、ランクを1として扱うテキストが追加された。通常通りランク欄にランク1と記述しても何らルール上の処理は変わらないが、あえてこのように表記したのはアニメの設定を重視した結果か。
同じランクのエクシーズモンスター2体という厳しめの条件を持つ。リンクモンスターがいない場合、蘇生などを利用しなければ揃えられない。「鍵魔人ハミハミハミング」など、墓地からエクシーズモンスターを蘇生できるエクシーズモンスターを利用するか、「マスター・ピース」で一気に2体蘇生させるかが主な方法。
自分メインモンスターゾーンに2か所以上リンクマーカーを向けられるならば、「バハムート・シャーク」からランク3・水属性のエクシーズモンスターを出し、その上に「FA-ブラック・レイ・ランサー」を重ねてエクシーズ召喚すると素材が揃う。新マスタールールのルール変更で、連続エクシーズ召喚で素材を揃える手法は取りにくくなった。
戦闘を行う相手モンスターのコントロールを奪うことが可能。そのモンスターで攻撃を仕掛けるだけでなく、バトルフェイズ中に「マスク・チェンジ・セカンド」などでそのモンスターをコストとして利用してしまえると理想的。
複数回戦闘できればそれだけ多くのモンスターを奪えるため、「かっとビング・チャレンジ」などで攻撃回数を増やすのもいい。
蘇生制限を満たせば墓地からも特殊召喚でき、コントロール奪取は素材を要求しないため、一度エクシーズ召喚してしまえば使い回すことも可能。
天敵は「スキルドレイン」「禁じられた聖杯」などの無効化系や「クリフォート」。例によってバウンスなども苦手なため、「禁じられた聖槍」などで対応したいところ。一方で、「希望皇ホープ」シリーズのピンポイントメタである「No.98 絶望皇ホープレス」の除去効果の対象外となっている。
遊馬のファンデッキでは、遊馬の使用した「希望皇ホープ」モンスターとかみ合わないためあまり相性は良くない。どうしても利用したいならばランク3の魔人モンスターや、ランク4の「ガガガガンマン」、「ガガガザムライ」などを利用することになる。ラストデュエルの遊馬はこのカード以外のNo.を持っていなかったことを考えると、再現という意味ではおかしな話ではないが、扱いにくいモンスターではある。
後にリメイクされた「FNo.0 未来皇ホープ-フューチャー・スラッシュ」は希望皇ホープと相性が良いので、そちらを使うのもありかもしれない。
このカードの素材にしたエクシーズモンスターが持っていたエクシーズ素材は、エクシーズ召喚の際に墓地へ送られる。この点から、一部のデッキではエクシーズモンスターで埋まったフィールドを空けつつ、それらが持っている素材を素早く墓地へ送るために使われることもあるという。
「No.99 希望皇龍ホープドラグーン」同様、「希望皇ホープ」モンスターとして扱う効果は存在しない。
素材を記述する部分でエクシーズモンスターを要求している初のエクシーズモンスター。これまでも「CNo.39 希望皇ホープレイ」などのエクシーズモンスターの上に重ねられるモンスターはいたが、素材指定がエクシーズモンスターになるのは初。
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