Forza Horizon 2とは、マイクロソフトが2014年10月2日より発売しているXboxOne、Xbox360用レーシングゲームである。Forza Horizonの続編であり、Forza5のスピンオフにあたる。
概要
今回は舞台をコロラドからニース(フランス南東部)~イタリア北部に移し、地中海やヨーロッパの街並みを背景に様々なマシンでレースをしていく。
なお、バージョンによって開発が異なり、Turn10の他、One版ではPlayground Games、360版ではSumo Digitalが開発に関わっており、それぞれForza5、Forza Horizonのゲームエンジンをもとに制作されている。主なバージョン別の違いは以下の通り。
- 登場車種に違いがある(ロータス・エヴォーラ、ランボルギーニ・ガヤルド等2015年3月現在で360版にしか出ていない車種もいくらかある)
- One版初回盤のコード入力でアウディ・RS4アヴァント、BMW・M6クーペ、フェラーリ・カリフォルニア、ランボルギーニ・ガヤルドLP570-4スーパーレジェーラのいずれかが入手可(入手した店舗で異なる。後にDLCで追加)
- マップが一部異なる
- 道路外の走行可能な範囲が異なる
- ラジオの局数が異なる(One版:7局、360版:3局)
- 天候変化、Drivater、マシンの細かいチューニング(ギア比、ブレーキ圧など)はOne版のみ
- One版では外見だけでなく、パーツへのダメージも設定で入れられるようになる
- DLC配信はOne版のみ(後述のFast & Furiousはどちらのバージョンもあり)
- アップグレードで、主にエンジン換装に違いあり(One版では初代ビートルにコルベット(C7)のV8エンジンぶち込めたり、スカイラインGT-R(R32)に787Bの4ロータリーぶち込めたりとメーカーの枠を超えた改造が可能、テンロクラリーエンジンもあり)
- マシンのカテゴリ数が異なる(One版:28、360版:10)
登場車種
今回も様々なメーカーから往年の名車やメーカーの技術の結晶とも言えるモデル、さらには本邦初公開のコンセプトカーや最新モデルなど数多くの車種が登場する。
また、各車は前述の複数のカテゴリーに分類され、それぞれのチャンピオンシップをこなしていくことになる。100%クリアへの道のりは遠い。カテゴリーは以下のように分類される。
One版
360版
- Classic Performance
- Classic Supercars
- Cult Classics
- Dirt
- Hypercars
- Performance Cars
- Rally
- Sports Cars
- Street Rivals
- Supercars
チャンピオンシップ
チャンピオンシップではヨーロッパ市街を爆走するレースを行うが、その種類は非常に豊富。しかし、時にはコース上を一般車が走っていることもあるため、要注意。
なお前作と異なり、レースによってPI(≒マシンの性能レベル)が制限されることはないものの、PIが上がればその分相手のPIも上がり、速くなる。また、ショーケースでは、VS機関車、VS飛行機など様々な乗り物と異種格闘技じみたレースをすることができる。
- サーキット:指定されたコースを周回する。
- スプリント:ゴールまでの一本道勝負。
- トレイル:基本的にスプリントと変わらないが、こちらはダートとターマックの混合コース。
- スクランブル:トレイルの周回版。
- ストリート:コース上を一般車が走っているもの。
- クロスカントリー:オフロード中心の、主に道路外を爆走する一本道レース。道が他のレースと比べて不安定な上、大ジャンプもあるため、車がひっくり返るのは稀でなくよくあること。
- エクストリームクロスカントリー:Storm Island(以下SI)で追加。何がエクストリームかって高低差がさらに凄いことに。結果どうなるかはお察し
- クロスカントリーサーキット:SIで追加。クロスカントリー+サーキットの夢の共演。
- ランページ:SIで追加。ほぼ全てが非舗装の一本道レース。
- ブロウル:SIで追加。高低差の少なめな周回レース。多分SIで一番大人しいレース
- ガントレット:SIで追加。暴風雨の夜をオフロード車で走り抜けるという狂気に満ち溢れたレース。他と違い、マシンは与えられたもの(無改造状態)の上、一本勝負であり、優勝するには1位をとるしかない。
DLC
DLCは後述の拡張パックを含め、Horizon以上に豊富な物となっている。そしてどのパックもラインナップがカオスなおかげでコメントに困る!
コンテンツ名 | 税抜価格 (¥) |
概要 | |
VIP | 2000 | ホイールスピンで得られるリワード倍増、VIP限定車(ドンカーブート・D8GTO、フェラーリ・330P4、ランボルギーニ・ウルス、マーキュリー・クーペ、テスラ・モデルS)、限定イベントへのアクセス権、ギフト車両など様々な特典が手に入る。 | |
トークン | 色々 | ゲーム内マネーが足りなくてもこれでアップグレードパーツや車の購入ができる。 正直余程のことがなければ買う必要はない。 |
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宝の地図 | 300 | ボーナスボード、スピードトラップ、バケットチャレンジ、掘り出し物の位置が記された地図。 どうしても見つからないときのための救済措置として。 |
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Storm Island | 2000 | 新たにオフロード用タイヤ、スプリング、ギアボックス及びオフロード車6台+αが追加、Niceから暴風雨吹き荒れる島へ移動できるようになる。詳しくは後述。 | |
Fast & Furious | 1000 | 映画「ワイルドスピードSKY MISSION」とのコラボ拡張パック。 劇中のマシンが君の手に。詳しくは後述。 |
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Porsche拡張パック | 1000 | Forza4でもあったポルシェオンリーの拡張パック。 993型911ターボから918スパイダーまで新旧合わせて10台収録。 期間限定で911GT2RSとカイエンがさらに追加されるパックも配信されていた。 |
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初日パック | - | 特別ペイントがされた'12ダッジ・チャレンジャーR/T、フォード・フィエスタST、メルセデス・ベンツA45AMGが手に入る。 パッケージ盤では初盤に同封されているコードが必要。 |
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ローンチ ボーナス |
0 | 様々なマシン8台が収録されたパック。 | |
10周年記念 | - | Forzaシリーズ10周年を記念した特別プリントが施されたマシンのパック。 かつてDL版限定だったが、後にこのパックが入ったパッケージ版が発売され、無料配布となった。 |
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Mazda MX-5 | 0 | 様々な世代のマツダ・ロードスターが一同に会するパック。 | |
Furious 7 | 1000 | 上記のFast & Furiousに登場したマシンから7台収録。 無料車種はトヨタ・スープラ Fast & Furious Edition。 |
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Fast & Furious | 1000 | Forza6で登場した同名のパックと全く同じ内容。 しかし、チューニングできる箇所が異なるなど微妙に違いがある。 |
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カーパス | パック名 (月) |
2500 | 毎月5台追加されるカーパックを6つまとめて手に入れられるようになる。 バラで買うよりもお得な上、おまけにノーブル・M600がついてくる。 |
Mobil 1 (10) |
500 | ホットハッチやSUVなど、縦に横に幅広いラインナップ。 無料車種はBMW・M5(E28)。 |
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Falken Tire (11) |
BMW・M4、アルファロメオ・4Cやトヨタ・2000GTなど新旧スポーツカーが揃うラインナップ。 無料車種はスバル・レガシィRS。 |
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NAPA Auto Parts (12) |
アウディ・RS6アヴァントのほか、マクラーレン・650Sなどハイスペックなマシンとシボレー・モンテカルロなどのオールドマッスルが組み合わさったハイパワーなラインナップ。 無料車種はロータス・エスプリV8。 |
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G-Shock (1) |
本邦初公開となるコンセプトカー、日産・IDx NISMOが登場。さらにスバルのピックアップトラック「ブラット」など激レアレベルの珍車揃い。 無料車種はマツダ・マツダスピード3(国内:マツダスピードアクセラ)。 |
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TopGear (2) |
レクサス・RCF、BMW・M235i、ランボルギーニ・LM002など新車と珍車を織り交ぜたパック。無料車種はロータス・コルティナ(フォード扱い)。 | ||
RockStar (3) |
スバル・WRXSTIのほか、ラリー仕様のVW・ビートルなどオフロード成分の強いラインナップ。ちなみにHorizonシリーズのカーパス対象パックでは初の競技車。 無料車種はアキュラ・インテグラType-R。 |
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Alpinestars | 500 | 最新と最古のシボレー・コルベット、ブガッティが製造したスーパーカーなどスポーツカーの歴史に名を残すモデルが散見。 無料車種はブガッティ・EB110スーパースポーツ。 |
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プレオーダー | 400 | 前述の初回盤限定車両4台が入ったパック。半年経ってやっと実装。 | |
Duracell | 500 | マツダ・コスモスポーツ、ホンダ・CR-Xなどなかなかコアな旧車が揃うパック。 無料車種はロータス・カールトン(ヴォクスホール扱い)。 |
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IGN | 500 | 日産・ジュークNISMORS、アウディ・S1など新型モデルが目白押しのパック。 無料車種はフェラーリ・575Mマラネロ。 |
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Playgroundセレクト | 500 | フィアット・8V、ダッジ・チャージャーデイトナ、マクラーレン・F1GTなど強いインパクトを残した旧車が揃う。 無料車種は「ワンダー」の異名を持つホンダ・シビック。 |
拡張パック
前作でいう「ラリー拡張パック」のような拡張機能は今作でも存在し、「Storm Island」「Fast & Furious」の2つの拡張パックが存在する。Storm IslandはOne版のみだが、Fast & FuriousはOne、360両方のバージョンがある。特に後者は4月9日まで無料配信なので気になる人は要チェック。
Storm Island
ニースの港から「ストーム・アイランド」と呼ばれる島へ移動し、オフロードレースを中心としたチャンピオンシップを行う。これによりタイヤ、スプリング、トランスミッションにオフロード用が追加される他、オフロード車が新たに追加され、ここでしか遊べないレースも追加される。ハイパワーのFRスポーツカーで参加しようものなら酷い目にあう
ちなみにこの島、道路は半分以上非舗装の上、晴れてたと思ったら突然嵐になったということが稀でなくよくあるというとんでもない気候で、時にはほんの少し先も見えない霧の中や嵐の夜をガチのオフ車で爆走するというマジキチレースも。ちなみにダメージ有り設定だと主に足回りへの負担も決して少なくはない。(動画参照)
Fast & Furious
こちらはスタンドアロン型の拡張パックで、ソフトを持っていなくてもインストールすれば遊ぶことが可能。4月9日まで無料配信中。
映画「ワイルドスピード」シリーズとの公式コラボで、作中に登場した様々なマシンを操作できる。なお、レースではForzaシリーズ初となるナイトロシステム搭載で、使用中は強力な加速が得られる。ちなみにNFSやリッジレーサーと違い、ドリフトや危険運転で回復しないため、どこで使うかはよく考えよう。
後にDLC「Furious7パック」で、ブガッティ・ヴェイロン、日産・GT-R、マクラーレン・P1を除いた7台がFast&Furious Editionとして本編でも使えるようになった。いずれもベース車両のフルチューン状態に匹敵、または大きく上回る高性能。
関連動画
関連項目
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