HAPPY PARTY TRAIN単語

表題曲「HAPPY PARTY TRAIN」のアニメーション PVを収録したBDまたはDVDが付属する。PVには三島駅の伊豆箱根鉄道駿豆線ホームや、3000系電車（3502編成と思われる）、また駿豆線の沿線風景が登場する。曲のテーマにちなみ、メンバーの衣装も鉄道員の制服風。
ダンスシーンの機関庫のモデルは、1971年まで国鉄で使用され、現在も建物と転車台が保存されている旧豊後森機関庫（大分県玖珠郡玖珠町）とされる。また、ジャケットおよびPVに登場する蒸気機関車は、C58形^[1]の一般的な特徴を忠実に備えつつ、副灯を備えた前面の姿はD51形146号機（栃木県真岡市の真岡駅前に保存。2015年に静岡市の城北公園から移転）などをも彷彿とさせる。

本曲PVで特筆されるシーンとして、果南ソロパートで現れる果南カラーの光線（通称“果南レール”）が挙げられる。現実のライブイベントで、これをペンライトのウェーブで再現しようというファンの声が本格的に共有されたのは、1stファンミーティングのソウル公演（2017年 11月）以降のことである。客席の配置によっては、2本のウェーブを描くのが難しいという事情もあり、あらゆる場で定着した応援スタイルというわけではないが、『ラブライブ！』公式 Twitterで当該シーンのムービーが紹介されるなど、公式サイドにも好意的に受け止められている模様。

初回生産特典として、Aqours メンバーの「HAPPY PARTY TRAINカード」（全9種）がランダムで1枚封入される。
また、法人特典として、描き下ろしイラストを使用したネームタグ（全9種）が製作され、対象店舗別にAZALEA・CYaRon!・Guilty Kissのメンバーに分担の上、ランダムで1種配付される。

AZALEA	アニメイト・タワーレコード・楽天ブックス・ネオウィング
CYaRon!	Amazon・ソフマップ・HMV・ヨドバシカメラ
Guilty Kiss	ゲーマーズ・TSUTAYA・Wonder GOO・新星堂・セブンネットショッピング

このほか、伊豆長岡駅売店もしくはキャラアニ.comで購入すると、ジャケットイラストを使用したL判ブロマイドが配付される。

本作自体のリリースイベントなどは特に実施されなかったが、2017年 8月～9月に行われたAqours 2nd ライブは「Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR」と銘打たれ、3ヶ所の開催地を巡る旅という、本作にちなんだコンセプトで開催された。

PVに登場した伊豆箱根鉄道駿豆線では2017年 4月8日より、本作の発売に合わせたラッピング車両（3000系 3506編成）がデビュー。本作のタイトルそのままの「HAPPY PARTY TRAIN」と題したコンセプトで、西武鉄道グループ統一色である「レジェンドブルー」を基調に、伊豆箱根鉄道の鉄道車両としては史上初となる車体全体のフルラッピングに加え、車内の広告やドアステッカー（Aqoursのキャストが自ら貼付）はもちろんのこと、吊り革までもがAqoursの9人のイメージカラーで塗装されたものになるなど、とんでもなく気合の入った総ジャック仕様となっている。
なお、前回の2nd シングル「恋になりたいAQUARIUM」発売日の2016年 4月27日より、Aqours ラッピングが施されていた3000系 3501編成は、好評につき期間延長を繰り返した結果、前作フィーチャーのラッピングが施されたまま本作の発売日を迎えることとなり、2本のAqours ラッピング車両の共演が2018年 4月1日まで約1年にわたって見られた。2018年 12月13日からは、7000系7502編成が劇場版『ラブライブ！サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』公開を記念した「Over the Rainbow号」として走り始め、Aqours ラッピング車両は再び2本体制となっている。

2018年 12月13日から、「HAPPY PARTY TRAIN」が三島駅駿豆線ホームの発車メロディに採用されており、10:00～15:00に発車する普通列車を対象に、イントロ部分をアレンジしたメロディが通常のベルの前に流されている（特急「踊り子」はJR東海ホームから発着する為、発車合図でベル以外のものを使用する事を禁止したJR東海の規定により使用しない（そもそも三島駅東海道本線ホームには発車ベルすらない））。
時間を限定した理由は、三島駅駿豆線ホームがJR東海の施設と隣接している事と、三島駅で東海道新幹線に乗り換えて東京方面へ向かう通勤通学客への配慮からである。
三島駅では1995年に東海道新幹線ホームで駆け込み乗車に起因する乗客転落死亡事故が発生しており、JR東海では再発防止のため、発車ベルの鳴動時間の厳格化やメロディ原則不採用とする方針を取り、自社のみならず伊豆箱根・名鉄・近鉄等にも徹底させるなど、駆け込み乗車に対しては神経質になっている。今回の発車メロディの企画についてもやはり駆け込み乗車を誘発させるとしてJR東海から待ったがかかったが、使用時間と列車を限定する事で落ち着いた。