Homefrontとは、2011年春にPC、PS3、Xbox360で発売された近未来FPS。
開発はフロントライン:フュエル・オブ・ウォーで有名なTHQ傘下のKaos Studio。日本でのパブリッシャーはスパイク。続編「Homefront: The Revolution」はスパイク・チュンソフトから2016年春に発売された。前作と異なりオープンワールドのFPSとなっている。
概要
本作は軍拡が進み新たな指導者を得た北朝鮮が韓国を併合、統一朝鮮(U.N.K.O) 大朝鮮共和国(Greater Korean Federation)となり日本をはじめ東アジアを次々に侵略、併合していき遂にはアメリカはハワイ、サンフランシスコに上陸するというトンデモ設定が売りのFPS。プレーヤーは抵抗組織(レジスタンス)としてアメリカ全土を占領する朝鮮人民軍と戦っていくことになる。設定協力は『地獄の黙示録』『若き勇者たち』(高校生が米国侵攻を進める共産連合軍と戦う映画。リメイク企画進行中)のジョン・ミリアス。
こんなヤバい設定ながら、日本でもローカライズ&発売が決定した。スパイク無茶しやがって…
(ただし、日本版は一部映像のカット 国名・人物名を伏せたりと 規制が若干入っている)
と、いっても規制されてるのはムービーだけであって、実際本編では名前が出まくってるのは(ry
発売が決定した当初のトレイラー(予告動画)ではまだ金正恩(キム・ジョンウン)が公式に姿を現していなかったため、異様にイケメンだった。だが、金正恩が表舞台に姿を現したことで、現物に忠実に修正されたトレイラーが公開されている。最初の方がカッコよかったのに…
なお、最初はアメリカに侵攻するのは中国の予定だった。だが、「中国は既にアメリカの工場のような存在であり、怖くない」という「希望的観測」と、Kaosの中国部署スタッフが中国文化部によって一生中国に出入りできなくなる可能性があると忠告されたことにより変更されたとされる。 どこが怖くないだ!十分怖いじゃねぇか!!!! → ソース
マルチプレイは36人対戦対応。残念ながら前作でウリだった50人対戦の情報は今のところない。ただし、戦闘で得たポイントで装備や乗物を購入していくシステムが導入されるとしている。
年表
2010年 北朝鮮が韓国の哨戒艦に対して魚雷攻撃を行う。46人の韓国水兵が死亡。
2011年 北朝鮮の軍拡が進む、核ミサイルを1000発以上保有、国連は制裁を決定。
2012年 金正日総書記が死亡、息子であるキム・ジョンウン(金正恩)が新たな指導者に選ばれる。
2013年 新たな指導者の下、北朝鮮と韓国が和解、統一朝鮮誕生。金正恩ノーベル平和賞受賞。
2015年 イランとサウジアラビアの戦争激化に伴い石油が1ガロン20ドルに。ロシアは欧州への石油供給を停止。
2017年 アメリカのインフラが財政悪化の為壊滅、戒厳令が敷かれる。
2018年 KPA特殊部隊による工作で日本の都市機能が壊滅、日本は大朝鮮連邦に降伏。
2021年 KPA、フィリピンなど東南アジアを次々と併合。アメリカでは鳥インフルエンザが大流行。
2025年 大朝鮮連邦、情報衛星として世界最大の衛星打ち上げに成功、後にこの衛星からEMPを発生させアメリカ全土が停電。
KPAはたちまちハワイに上陸、制圧。まもなくサンフランシスコに上陸しこれも制圧。
アメリカ全土が戦場となる。→シリーズ1作目「ホームフロント」
2029年 大朝鮮連邦軍のアメリカ侵攻から4年。アメリカはほぼ陥落状態となった。
→シリーズ2作目「Homefront: The Revolution」
登場兵器
今作の時代設定は近未来となっているが登場する兵器は今現在使われているものが多い。
またKPA(朝鮮人民軍)の装備は米軍の物を鹵獲、コピーしたものという設定のためか東側の武器はほとんど存在しない(AK-47の中華コピーT3AKが登場するくらい)
前作でおなじみのドローン(ラジコン)が多数登場する。戦闘機はなくなった。
HOMEFRONT での日本
2016年に駐留中の全米軍が撤退。2018年にはKPA特殊部隊による工作により主要都市の都市機能が壊滅。また、KPAは中国の原子力施設を破壊し、日本に対して「降伏しなければ日本の原子力施設も同じ運命をたどるだろう」という趣旨の勧告を行い日本は降伏。一応は民主主義を保つ。自衛隊は日本軍に改称。国連は日本を占領したことを厳しく非難するが、KPAは国連から脱退。その後、KPAの指示に従い日本は、六ヶ所村再処理工場における核燃料製造など日本中に核燃料製造施設を建設した。2025年、日本軍はKPAとしてハワイを占領、その後米国にも侵攻。2026年には大阪製作所でウラン235、放射性セシウムなどが作られるが、これにより同じタイプの朝鮮の施設を含め、計4363名の科学者や技術者が死亡した。これらは日本軍によりアメリカ、ミシシッピ川まで運ばれ、川を放射性物質で汚染した。この計画は「オペレーションウォータースネーク」と呼ばれた。
関連動画
Homefront: The Revolution
当初「HOMEFRONT 2」として2014年に北米で発売予定だったが、「Homefront: The Revolution」にタイトルを変更し、2016年に延期した。開発はKaos Studiosが閉鎖になった為、CrytekとTHQ(開発のはじめの2年を担当していたが倒産)がCryEngine 3を使用して行う。本作の権利はTHQ倒産に伴い、Crytekが取得した。しかしその後Crytekも業績が悪化しプロジェクトの継続が困難になったためにディープシルバーがCrytek内のホームフロント開発チームごと買取、最終的にはディープシルバーが発売した。ハードはPCとコンソール。日本ではスパイク・チュンソフトからPS4版とXboxOneで発売。
Co-opも搭載。新しいハッキングや武器のカスタマイズ要素なども搭載。
関連項目
関連リンク
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