くやしいかぁ~ くやしいだろーなあ~
J・ガイルとは、ジョジョの奇妙な冒険Part3「スターダストクルセイダース」の登場人物である。
概要
DIOの配下の一人であり、同じくDIOの部下として服従していたジャン=ピエール・ポルナレフの妹を殺した張本人。この件でポルナレフは復讐心が煮えたきっていた。
顔中にあざがあり顔は縦に長く髪の毛は生えておらず、目は半開きで白目を向けているなど不気味な風貌をしている。また両方の手が「右手」の骨格配置となっており、これは母であるエンヤ婆の遺伝と思われる。
性格も人と離れたような形をしており、自分の快楽のために弱い女を弄ぶことに楽しみを感じており、ポルナレフの妹を「泣きわめくのがうまかった」などと評している。花京院にも「真底クズ野郎だった」と評された一方、エンヤ婆には「心が清い息子」といわれるあたり、親子二代で「吐き気を催す邪悪」を体現した存在となっている。
元々ホル・ホースとタッグを組みジョースターたちを攻撃するためにジョースターたちの先回りをしてインドに来た。そこで一足早くポルナレフはスタンド「吊られた男」を目撃し、J・ガイルのスタンドであると分かったやいなや仲間の注意を無視して単独行動に出る。そこでJ・ガイルよりも先にホル・ホースと対面したポルナレフはアヴドゥルに追いつかれるがこの機会を待っていたJ・ガイルは姑息にもアヴドゥルが気づいていないうちに背中を刺してしまう。ここでポルナレフは自分の行きすぎた行動にショックを受け、さらに吊られた男の挑発を受けてしまう。
この場にきていた花京院はわざとポルナレフにエメラルドスプラッシュを撃ち、ポルナレフをこの場から突き放していったん退避することに成功する。当然花京院もアヴドゥルの死を悲しんでいたため、二人でJ・ガイルを倒すことを決意する。(ちなみにこの時、J・ガイルの相方であるホル・ホースは、相方が敵側に立て直しや逃走する時間を与えないようダメ押しを図っていると勘違いし、敢えて単独行動に異を唱えなかったが、当の本人は舌舐めずりするなど、慢心混じりな事をしていた)
ついにポルナレフは吊られた男の弱点を見つけJ・ガイルに一杯喰わせることに成功するが、当のJ・ガイルは傷を負ったものの致命傷ではなかったため、動く余裕があった。そこで全く関係の無い一般市民に刃物で切り付け、あたかもその人が負傷したJ・ガイルであると思いこませてしまう。
しかし今度は花京院がJ・ガイルのスタンドに攻撃を与えるきっかけを作り、今度こそ「銀の戦車」が切り裂いた。ここでポルナレフは今まで溜りに溜まった恨みをはらすべく、地獄の閻魔にも任せることはできないと言い、自分のスタンド「銀の戦車」による針串刺しの刑を執行した。
しかしこの死が、親であるエンヤ婆の怒りの炎に油を注ぐ結果となる…
ちなみにここでエンヤ婆がうろたえるシーンでは、両手が「左手」になるという作画ミスがある。
名前の由来は、アメリカ出身のロックバンド『J・ガイルズ・バンド(The J. Geils Band)』より。
ハングドマン(吊られた男)
- 【破壊力:C / スピード:A / 射程距離:A / 持続力:B / 精密動作性:D / 成長性:D】
- J・ガイルのスタンド。体中が包帯にまかれており、手首には刃物を隠し持っている。
名前は「吊るされた男」という名のタロットカードから。 - 鏡に反射されて映された部分にだけ居座る特殊なスタンドであり、当然ながら現実世界にはスタンドは存在せず、かといって鏡を直に破壊してもダメージを与えたことにはならない。
- さらに鏡からまた別の鏡に移動することもでき、それは光が別の鏡を伝って反射する速度に匹敵するスピードで移動するため、とても目でとらえられるスピードではない。
一方で、吊られた男側は、鏡に映っている物体を攻撃することで一方的に現実世界の物体を攻撃することもできる。 - しかし、確かにスピードは速いものの鏡から別の鏡に移動するときの軌道は一直線になっており(光は直進しかできない)、迂回したりほんの少しであっても軌道を曲がることはできない。その為移動するタイミングが判明すれば、軌道を読みその軌道を攻撃することで、一切攻撃を回避することができないハングドマンにダメージを与えることができる。
- また、遠距離スタンドの悲しい性か、鏡に映っている物体のみ攻撃するためか、鉄の門や錠などをすぐには壊せない。生物に対する殺傷力や威力もあまり高くないため、貫通力のあるホル・ホースのスタンドなどとの連携があってこそ活きるスタンドのようである。
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