KitacaとはJR北海道が発行するICカード乗車券である。
概要
2008年10月25日よりJR北海道、札幌駅を中心とする55の駅での利用が開始された。マスコットキャラクターはエゾモモンガ。作者はイラストレーター・絵本作家の「そら(SORA)」。KitacaのエゾモモンガにはSuicaのマスコットキャラクターであるペンギンのように固有の名前は無い。
利用可能なエリア(2024年3月16日現在)
- 函館本線:函館駅~新函館北斗駅、小樽駅~旭川駅
- 札沼線(学園都市線):桑園駅~北海道医療大学駅
- 千歳線:白石駅~沼ノ端駅、新千歳空港駅
- 室蘭本線:沼ノ端駅~苫小牧駅
- ICマーク付の全国の鉄道、バス会社
- SAPICAエリア(札幌市営地下鉄、札幌市電、北海道中央バス、じょうてつバス、ジェイ・アール北海道バス)
カードの種類
- Kitaca定期券・小児用Kitaca定期券: 紛失時でも再発行が可能
- 記名Kitaca・小児用記名Kitaca: 紛失時でも再発行が可能
- 無記名Kitaca: 紛失時の再発行は不可、小児用の設定は無し
電子マネーサービスとSuicaとの相互利用開始時期
Kitacaは電子マネー機能も備えており、2009年3月14日からサービスが開始された。現在はKitaca加盟店での買物の支払いにKitacaを使う事が出来る。
また、同日よりSuicaとの相互利用も可能になり、Suica・Kitacaいずれのカードでも、それぞれの鉄道利用エリア内での乗車や各加盟店で電子マネーとして使えるようになった。
2013年3月からは、JR各社、および関東、東海、関西、九州の各私鉄など、 ICマークを掲示する鉄道会社、バス会社との相互利用が開始された。
札幌市営地下鉄『SAPICA』との互換性
札幌市交通局が発行するICカード『SAPICA』との相互運用についてはSAPICA登場当時から検討されてきたが、ポイント還元や市民サービスなどの面で両者のサービス展望に差が生じ、なかなか相互運用には至っていなかった。
しかし、2011年1月に、2013年度からKitaca・Suica→SAPICAの一方運用が開始されることが発表され、2013年6月22日より運用されている。違いとしては、Kitacaなどを使っても、地下鉄の利用などによるポイント加算はされない点である。
一方でSAPICAを使ってのKitacaおよびICマーク掲示の各社での利用については、Suicaの暗号鍵のライセンス料を支払っていない理由により、いまだ実現に至っていない。
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関連項目
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