Land of a Thousand Dances (邦題:ダンス天国)は1962年にR&Bシンガーのクリス・ケナー(Chris Kenner)によって書かれた楽曲。Land of 1000 Dancesとも表記される。60年代のR&B、ソウルナンバーを語るには欠かせない曲である。
どんな曲だっけ?
曲名を知らないあなたも、もしかするとこの有名なコーラス部分は聴いたことがあるかもしれない。
ナー ナナナナー ナナナナーナナナーナナナー ナナナナー♪
ナー ナナナナー ナナナナーナナナーナナナー ナナナナー♪
あるいは
ラー ララララー ララララーラララーラララー ララララー♪
ラー ララララー ララララーラララーラララー ララララー♪
という感じのあれである。
「文字で書かれてもわかんないよ!」と言いたい人は、以下の動画を聞いてみてほしい。「ああ、これね! 聴いたことある!」と思う人もいるのではないだろうか。
概要
この曲は1962年に書かれたクリス・ケナーのヒット作である。テレビやCMでもよく耳にする「ナナナー」のメロディはタイトルや作者を知らなくても聞いたことがあるという人も多いだろう。しかし、この「ナナナー」のコーラスは1965年にCannibal & the Headhuntersがリリースした際に付け加えられたもので、クリス・ケナーが発表したときには無かったコーラスである。ここを「ナ」ではなく「ラ」で歌うアーティストもいる。
R&Bのスタンダードとして現在までに多くのアーティストがカバーしているが、特に1966年にウィルソン・ピケット(Wilson Pickett)がカバーしたバージョンが有名(というか、「ダンス天国」といえばこれを指すことが多い)。アルバム「The Exciting Wilson Pickett」に収録され、R&Bチャートで1位を獲得、ポップチャートでも最高6位という大ヒットを記録した。
このリリースの際にタイトルをThousandから1000に変え、かつ「a」を取って、「Land of 1000 Dances」として発表した……という話もあるが、クリス・ケナーやCannibal & the Headhuntersのレコードに「Land of 1000 Dances」と表記されているものもあるので、このあたりは今一つはっきりしない。ともあれ、表記ゆれがあるのは間違いないので調べる際は注意して欲しい。
日本では「ダンス天国」という意訳した邦題が付けられ、黛ジュンやRAG FAIRなどの日本のアーティストたちもカバーしている。
BGMとして
バラエティ番組「ザ・ベストハウス123」に使われる2回目以降の「ワン・ツー・スリー!」のシャウトはウィルソン・ピケットバージョンのイントロから引用されたもの。毎週見ている人でも知っているのはわずかではないだろうか。
平成教育委員会のエンディングBGMで流れているのは1992年にカーチ中丸の作詞で発表された「こども天国」で、歌っているのはJAMES日の丸&MOMO-CHANG。もちろんこの曲のカバー(?)である。現在は廃盤でレアだとか。
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