N106とは、ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)がファミコン向けに開発したメモリー管理コントローラーおよび拡張音源チップである。
正式名称はNAMCO 106と言われ来たが、 正しくはN160であると開発者が証言。N16x系統のチップはN160の他に、N161とN163が存在する。
概要
主な役割は大容量のROMデータを管理することであるが、それに加えてアーケードゲーム用音源として開発されたWSG(Wave Sound Generator)音源で培った技術を元にした波形メモリ音源も搭載されていた。
内蔵音源および他社の拡張音源の多くが限られた波形しか使えなかったのに対し、N106では開発者が好みの波形を設定することが可能だったため、表現力の豊かな音声を出すことが可能であった。
1988年よりナムコのファミコンソフトの一部タイトルで使用された。ただし、メモリー管理のみで拡張音源を使用しないタイトルも存在する。
現在ではエミュレーターを利用してのChiptune用の音源としても使われている。ピコカキコでも利用可能である。
音源の仕様
最大8chまでの発声が可能であるが、発声数が少なくなるほどサンプル数を多くすることができるため、音質を重視するか発声数を増やすかで開発者は悩まされたかと思われる。
ただし、ある程度のサンプル数、発声数を増やすと音質の悪化や音程のゆがみが起きやすい。
ピコカキコでの入力方法
「FC音源」を参照
主なゲームタイトル
関連動画
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関連項目
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