Obituaryとは、アメリカ、フロリダ州を拠点とするデスメタルバンドである。
概要
1984年にエクスキューショナー(Executioner)の名で結成された後に綴りをいじってXecutionerとして活動、その後1988年、同名のスラッシュメタルバンドが存在したために現在の名前であるObituary(和訳すると死亡記事、訃報の意)となる。基本骨子は彼等独自のドゥームで重く、冷たい調子を基調としたスタイルであり、これを解散前、再結成後も貫徹している。
彼等の活躍によって、フロリダを中心としたデスメタルムーブメントが始まったといっても過言ではない。80年代後半、スラッシュメタルから更に激しさや速さ、重さ等を追求していったエクストリームミュージックシーンは、Obituary、DEICIDE、MorbidAngel、DEATH等の所謂オールドスクールデスメタルバンドの登場、彼等の牽引によってデスメタルを創始したのだ。
また、カンニバルコープスと並んで世界で最も成功したデスメタルバンドとしても有名で、1992年にリリースした3rdアルバム『The End Complete』は全世界で55万枚を売り上げた。
日本においては始めて来日したデスメタルバンドとしても広く名が知られている。1992年と、彼等はとても早い時期に来日していたのだ(同じエクストリーム系のナパーム・デスが89年に来日しているが、ここではあくまで純粋な『デスメタルバンド』としての初来日と扱いたい)。
メンバー
- ジョン・ターディ(vo.)
1968年3月15日生まれ。84年より一貫してオビチュアリーのボーカリストとして活動している。吐き捨て型のボーカルが特徴的である。
1969年7月25日生まれ。リズムギターを担当しているとされているが、リードが流動的である為実質的に彼がメインギタリストである。フェンダー社のストラトキャスターにフロイドローズトレモロを取り付けたギターをデビュー当時より愛用しており、変形使いが多いデスメタル界隈において異彩を放っている。
余談だが、彼はフロリダデスメタル界に顔が広いらしく、名前こそ挙げてはいなかったが様々なフロリダデスメタル界の著名人と同じ高校の出身者であるらしい。そしてその事について同インタビューに出席していたラルフ・サントーラは「成功したデスメタルバンド、例えばディーサイドにはスティーブが、DEATHにはチャックが、そしてオビチュアリーにはトレヴァーがいて、それぞれ才能を持ってるんだ。そういう奴等の中には『俺は悪魔だ!』とか訳の分からない事をのたまって一時期トチ狂ってた、独特のヴィジョンを持った誰かさんもいたけど」という旨の発言を残している。
1970年1月28日生まれ。上記のジョン・ターディの弟である。
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関連項目
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